最弱無敗の決闘機竜   作:caose

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 再開してそうそうですが・・・ルクスが哀れになります。


女装はいかが?

「はあ・・・今日はよく冷えるなあ。」

 遺跡の調査権(これは序で実際は「グランフォース・コア」を入れるため)をかけた」

校外対抗戦通称「全竜戦」の代表者選抜校内対抗戦を数日後に控えていることから

学園の中では高揚にも似た緊張が張り詰めていた。

 まあ・・・この間教官3人を凹した挙句に半殺しにしたルクスの場合は強制参加

する羽目となっている。

 そのルクスはというと女子寮付近の中庭を歩いていた。

 星が見えない曇り空の中、寮のランプの明かりがボヤ~っとだが中庭を照らしてくれた。

 このアカデミーの外では正門が完全に閉じられており、防衛拠点として重要なことから

専属の衛兵+学園内にいる志願制であるが見回り組もいる。

 まあ・・・それでも侵入して機竜や書類を盗み出そうとするスパイや年頃の令嬢たち

目当てに覗きをする馬鹿どももいるようだが・・・。

 そういうことがあることからテイルファー達三共和音がルクスに依頼として見回りに

参加しているのだ。

 「(それだけならまだましなのに・・・。)」

 「あれ?貴方見かけない顔ね?・・・もしかして」

 「あっ・・・え、えっと・・・その」

 ちょうど女子寮の前にいた部屋着姿のクラスメイトに声をかけられたルクスは思わず

驚いてしまった。

 「転入生でしょ?この時期に珍しいわね?」

 「え・・・?・・・ああそうなんです。学園町に呼ばれてそれで」

 目の前の少女の言葉にルクスは少し・・・悲しさを浮かべながらそう言うと

その女子生徒がこう返した。

 「ふうん、ま、同じクラスになったら・・・それはそれで困るんだよねえ」

 そう言いながら女生徒がルクスの顔をまじまじと眺めた後こう言った。

 「だってさ。貴方すっごく綺麗なんだもん。ここの学校ってさ、かわいい子が

多いけど、その中でも貴方トップクラスだもの。あー、やだやだ。またライバルが

増えちゃうわ。」

 「ら・・・ライバルって?」

 ルクスがそう聞くと女生徒がこう答えた。

 「んっとね、うちのクラスとシヴァレスの面々がみんなルクス君狙いなんだ。

ルクス君っていうのはこの学園で唯一の男の子なんだけどね、周りにはすごい綺麗な

子達がいるからちっとも手が出せないんだけどね、あなたが男のだったら人気も

分散されて私もルクス君を狙うチャンスができるんだけどねって話。」

 「へ・・・へえええソウナンデスカ。」

 それに対してルクスは片言で答えるしかなかった。

 「それじゃあおやすみなさい。それと、最近敷地内で男の変質者とかが出るって噂だから気を付けてね?貴方みたいなかわいい子が狙われちゃうからね。」

 それじゃあねと女生徒が寮内に戻って足音と気配が消えるのを確認したルクスは・・・

 「・・・なんで・・・・何で・・・ナンデ誰も気が付かないんジャーーー!!」

 地面に突っぷしてそういうが・・・まあ無理あるまい。

 今のルクスは栗色のロングの鬘と女生徒の制服を着ただけなのにそりゃもう綺麗な

女の子になっちゃったのだから。

 しかも見たルクス自身も疑うほどであるほどに。

 ・・・こいつ生まれる性別間違ってね?

 「クラスメイトどころかすれ違った教師にまで女子と思われるなんて・・・複雑だ。」

 それどころか男として見られてないあたり・・・こいつ終わってね?

 「いい加減に僕の心を抉るな作者!!」

 地の分読むな。

 それに・・・

 「じーーーーー」

 少し離れた場所で銀髪の少女・・・オートマタ「クランリーゼ」がルクスの状況を

見ていた。

 「・・・何してんの?」

 ルクスがそう聞くとクランリーゼがこう返した。

 「はい、アイリに見せようと思って録画しているのです。」

 「それだけは止めてください」

 クランリーゼの言葉にルクスはすぐさま土下座してそういった。

 その中でルクスは心の中で思っていた。

 「(何でこうなったんだ。)」

 それを答えるものは誰もいない。

 ホ~、ホ~。

 フクロウ以外は。




 その理由はまた次の時に。
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