「それからというもの、基本的な操作から立体映像の手順まで教えただけで色々とまあ
やり方覚えたよなあリーズシャルテ様は。」
ルクス(未だ女装中)は夜空を見ながらそう呟いていた。
無論近くで見ていたクランリーゼも確かにという表情で頷いていた。
そしてその時から数日後・・・。
「まあ、それに私もこいつの情報の数々には驚かされたな。『ガーデン』を攻略できたら直ぐにこいつの開発と量産に着手しなければな。」
リーズシャルテはパソコンを見ながらそう言った。
パソコンの開発一つにとっても新王国の技術が他国よりも数十年の差を開かせることが
できるのだから。
「それにこいつの中にある機竜の設計図があれば『ガーデン』で量産ができるかも
しれないしそうすればこの国は他国を侵略して機竜を奪うということはしなくなる
だろうな。」
旧帝国時代、他国に侵攻して機竜を奪うということは当時から日常茶飯事であり、それは盗賊たちもやっていることである。
「後は自動車とかいう馬を使わない馬車や飛行機とかいう乗り物を作れば他国との貿易がこれまでよりも上手く出来るしそうなればこの国は外交においても栄えれるだろうな。」
リーズシャルテはそう言いながらその未来を夢見ていたが当のルクスは違うほうを
見ていた。
「(まあ、大体の確率で兵器利用か、外交をスムーズに行わさせるための道具に
なるだろうけどね。)」
そう思っていたが人間というのは珍しいものや利用できるようなものがあれば
それを使って自分の利益にしようとする者が必ずいるのである。
「まあその前に目の前の問題でもある『ラグナレク』だがあのバカ以外となるとあとはあいつぐらいだな。」
「あいつ?」
ルクスはリーズシャルテの言葉にああといった。
「そう言えば会ってなかったな。『セリスティア・ラルグリス』、3年でシヴァレスの団長だよ。」
「ああ、前に言ってましたね。でもその人今遠征中じゃ?」
「いや、仕事が入ってその対処でほかの3年とは違って遅くなるのだがもうそろそろ
帰ってくるかもしれないのだが奴は大の男嫌いでな。ルクスを見たら何というか。」
「ああ・・・・そういうことですか。」
ルクスはリーズシャルテが言った男嫌いを聞いてそれはまたと思った。
男嫌いとだと言う理由で普通通用するのかと思うが相手は4大貴族の令嬢。
それくらいの我儘は確実にできるのだなと思った。
「まあ・・・これまでのお前の戦績とこの間の遺跡調査に伴って得た情報とこの
『ぱそこん』の中身をよく知るお前の価値を考えればこの学校にいられるようには
してやれるだろうがな・・・・。」
リーズシャルテはそう言いながら『ギャラクシーアイズ』とルクスを見てこう言った。
「後『ラグナレク』に対抗できるとなればお前ぐらいのものだろうな。」
「・・・・え!?僕ですか!!?」
ルクスはマジかよという表情でそういうとリーズシャルテはこう続けた。
「ああ、お前だ。前に起きたアビスと旧帝国軍の際には障壁が展開される前に
相手を斬り殺すことができる力とこの間のあのバカ軍人やバカクロイツァーをぶっ潰したお前ならもしかしたらと思うのだ。」
リーズシャルテはいつもよりも真剣な表情で言いながらこう続けた。
「それにその腰に差している黒のソードデバイスも気になるしな。」
ルクスはそれを聞いてびくっとした表情でそのソードデバイスを隠すように触った。
「それが飾りでないことを祈るよ。まあ、それでなくてもここまで強いやつがあるからいいけどな。」
そう言いながらリーズシャルテは他の機竜に目を向けていた。
そして現在に戻る。