最弱無敗の決闘機竜   作:caose

94 / 378
 いろんな意味で・・・彼女が出ます。


侵入者・・・見つけた。

「あれ絶対これ見て言ってたなあ。あの人妙なところで勘が鋭いからなあ。」

 ルクスはそう言いながら黒いほうのソードデバイスを手に触りながら女子寮の周りを

うろついていた。

 そんな中あるものが見えた。

 「・・・人影?」

 ルクスはもしやと思いソードデバイスを抜く構えをしながらそれに向かおうとしたら。

 「---ですから、そう思いました。」

 「(女の声?)」

 ルクスは聞き耳をたてながら門の裏口にへと向かった。

 「(誰かと話してるのか?)」

 これはもしやビンゴかと恨みつらみを晴らしたいと思うような顔つきでそこに向かった。

 「(人違いならいくつか言葉を交わして退散。本人なら・・・フハハハハハ。)」

 最早お前が不審者だろといっても仕方がないような顔つきであった。

 そして目を凝らすとそこにいたのは・・・。

 「(・・・3年生?)」

 3年生の証でもある青色のネクタイを付けた背の高そうな金髪の少女がそこにいた。

 「---なのであの時は、私一人が王都に残るほうが良いと判断したのです。

我ながら英断だと自負しているのですが、貴方はどう思いますか?」

 少女は誰かと話しているかのように見えるがそれらしい人影は見当たらなかった。

 「(誰と話してるんだ?)」

 そしてルクスは首を傾げてよく見るとそこにいたのは・・・。

 「にゃ~~~。」

 野良猫が少女の足元に座っていた。

 「(ね・・・・猫ーーーー!!!)」

 危うく転びかけそうになったがそこは根性で何とかした。

 「ですが内心、誰かが一緒に残ってくれると言い出してくれるかと

期待していたのです。」

 「(いや、あんた猫に何話してんだよーー!!)」

 「なのに、誰も残ってくれませんでした・・・。勿論、誰かがそう言いだしたら

断るつもりだったのですが。」

 「(何猫に愚痴かましてんだよ!アンタ端から見たら残念な人にしか

見えねえぞ!!)」

 「ああ、待ってください!話はまだ」

 「(然も逃げたぞ。・・・・残念にもほどがある。)」

 そして少女ががっくりと項垂れるところを見たルクスは少し下がってこう思った。

 「(よし、見なかったことにしよう。)」

 ルクスは乾いた笑みを浮かべてそこから離れていった。

 大人な判断だなと思いながらそこから離れていくと視界の端に、動く人影を捉えた。

 「(?)」

 確かあの方角はと思いながらルクスは息を潜めて追うとそこは・・・。

 「図書館・・・ビンゴ。」

 ルクスはこいつだなと思い足音が鳴らないようにゆっくりと進もうとすると。

 「---おっと、声を出さないでくれよ。お嬢ちゃん」

 後ろから若い男がいきなりルクスの背後に現れた。

 「!!!」

 ルクスはしまったと思っていた。

 まさか複数犯とは考えもしなかったからだ。

 すると若い男がルクスに向けてこう言った。

 「いい子だな。そのまま動かないでくれると助かるぜ。俺はお嬢ちゃんを

傷つけたくねえんだ。何せ身代金とか人身売買する時とかに傷があると価値が

下がっちまうし、俺の性に合わねえんだよ。」

 それを聞いたルクスは心の中でこう思っていた。

 「(この野郎・・・・必ず股のやつを蹴りつぶしてやる!!)」

 このために女装をしたとはいえ、この言葉を聞いてルクスはそう決心した。

 「よし。じゃあゆっくりと、俺に着いてきてくれるな?」

 男は完全に油断した声色でそういうがある人間の言葉が聞こえた。

 「その人から離れてください、変態」

 近くにいたクランリーゼがものすごい速さで男の頭めがけて飛び蹴りを放った。

 「どわ!」

 男は危うく当たりそうなところを寸でのところで避けるとルクスはその一瞬を突いて

ナイフを持っている手に手刀を当てた。

 「痛!」

 男はナイフを落とした次の瞬間に背負い投げの要領で投げ飛ばした。

 「がはあ!・・・!!」

 男はまともに当たってしまい、苦悶の表情を露わにした。

 「侵入者は御用です。」

 「お縄を頂戴する。」

 クランリーゼとルクスが男を見下げながらそう言うと・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 「まさかですが中々です。後は私が。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 ルクス達の目の前に例の少女がそこにいた。

 色白の肌。

 腰までかかる鮮やかな金髪。

 底なしに深い翡翠色の瞳。

 フィルフィと同じくらいの巨乳を持った少女。

 端正等では片づけられないくらいの美貌を持ち、神秘的ともいえる超然とした空気と

カリスマ性を持った少女がそこにいた。

 しかしクランリーゼは空気を読めないのかその少女を見てこう言った。

 「あ・・・あの時猫と話してた残姉さん。」

 「「「あ」」」

 そして空気が・・・変わった。




 空気・・・読めよ~~~~。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。