どこか違う国・・・違う場所。
燃え盛る業火。
周りにいるには人であったであろう死体。
その中に三人の人間がそこにいた。
一人は茶色の髪の女の子。
一人は関係者であろう、同じ髪の少年。
そして最後の一人は・・・血で濡れた炎よりも紅い赤の血を滴らしている刀を持った
黒髪の少年である。
「何が・・・・おい!!何があったんだよ!?これは一体何なんだよ!!」
「お兄、ちゃん」
茶色の髪の少年がそう言うと少女がそう言った。
すると黒髪の少年が振り返って彼を見た。
そして茶髪の少年が黒髪の少年に向けてこう怒鳴った。
「何があったんだって聞いてるだろ!?答えろよ!!」
その問いに黒髪の少年はこう答えた。
「何が・・・そうだねー・・・弱いから死んだだけだよ。」
そう言いながら黒髪の少年はゆっくりと刀の切っ先を天にへと向けて・・・
彼を切り裂こうとした次の瞬間・・・
「お兄ちゃんっ・・・!!」
少女がその間に割り込みそして・・・背中から切り裂かれた。
「あ」
「お兄・・・ちゃん」
そして茶髪の少年はそれを見た次の瞬間・・・大声をあげた。
「----!!!!」
そして少年は少女を倒れきる前に少女を抱きかかえると黒髪の少年は
もう一度振りかぶってこう言った。
「サヨナラーーーー」
「!!」
茶髪の少年は間に合わないと思い目をつぶると・・・・足元から光が輝いた。
そして次の瞬間・・・それは二人の間に割り込み・・・その刀を受け止めた。
「!!」
「・・・白い・・・天使?」
茶髪の少年はそれを見てそう言った。
それは白い体に黄色い鎧と金属のような羽を身に纏った・・・騎士であった。
「ホォォォォォォォォプ!!」
それを騎士は弾き返した次の瞬間にその少年の顔に・・・斜め左向きに大きな切り傷を深く刻ませた。
「グウうウウウ!!!!」
黒髪の少年は後ずさりすると茶髪の少年を見た騎士は羽を広げて彼らを包み込んだ。
そして次の瞬間・・・足元に39の数字が浮かび・・・光の柱となって彼らは姿を
消した。
そしてアディスマータ新王国敷地内(夜中)
「な・・・・ナンノコトデスカ?」
侵入者にレイピアを突き付けていたセリスティアは片言でそういうがクランリーゼは
冷ややかに空気を読まずにこう続けた。
「え?何言ってんですか??先ほどまで野良猫相手に愚痴かましてたでは
ありませんか」
クランリーゼがそうぶっちゃける中セリスティアはこう反論した。
「ナナナナナナニイッテルノデショウカ!ワタシハソノヨウナことダンジテ」
してないと言おうとしていたのかわからないがクランリーゼは耳についている
機械を繋げて壁に先ほどの光景を映した。
「!!!」
「これが証拠です。」
「・・・あちゃ~~~」
ルクスはその光景に頭を抱えていた。
そしてそれは無論侵入者も見ていた。
そして見終わった後暫くして侵入者がセリスティアを見てこう言った。
「巨乳の姉ちゃんよ、いくら何でも猫相手は・・・・流石に痛いぞ。」
ローブ越しで分からないが間違いなく憐みの目で見ていた。
そして周りの目を見てセリスティアはこう反論した。
「ちちちち、違いますよ!あれは決して話し相手がいなかったからとかそういう訳ではありません!」
「・・・もう喋らないほうが良いですよ、墓穴掘ってるのが丸わかりです。
只でさえ残念なお姉さん略して『残姉さん』なのにこの調子ですとさらに哀れになって『残姉』にスキルアップしますよ。」
「何ですかそれは!?まるで私がダメダメな人間みたいな」
「みたいなじゃなくてその通りでしょ?残姉さん」
「がふう!」
クランリーゼの言葉にセリスティアは胸に何かぶち抜かれた感触を感じた。
「(これいつまで続くんだろう?)」
ルクスはその光景に大丈夫なのかと思いながら見ている中・・・何かに気づいた。
「・・・何だ?」
ルクスはそう思いながら空を見上げると・・・空が光り輝いていたのだ。
すると空から何かが出てくるような感じがした。
「!!先輩伏せて!!!」
「?」
ルクスの言葉を聞いてセリスティアは空を見上げるとそれを見て・・・言葉を失った。
「ああもう!!」
ルクスは慌ててセリスティア目掛けて突撃した。
すると何と空から何かが出てきてそれは流星のように・・・先ほどまでセリスティアがいた場所のすぐ近くに落ちた。
「大丈夫ですか!?」
「え・・・えええ・・・・は!先ほどの侵入者は!?」
「ちらっとですが寸でのところで逃げたようです。」
ルクスはそう言いながら目を凝らしているとクランリーゼが何かを見つけた。
「気を付けて下さい。何かいます。」
「「!!」」
二人はクランリーゼの言葉を聞いてソードデバイスを抜いて近づいてみると
「これは!」
「一体!??」
そこにいたのは・・・。
「ウウウ」
冒頭にいた茶髪の少年と少女であった。
ルクスはそれを見るなり慌てて近くにまで行った後セリスティアに向けてこう言った。
「先輩!直ぐに医務室行って先生または医療に携わっている人に連絡を!!」
「あ、はい!!」
「クランリーゼは女の子を医務室まで全速力で!多分そっちが優先だと思う!!」
「了解しました。」
ルクスは二人にそう言って指示を出した。
そしてルクスも少年を担いで向かった。
これが・・・新しい出会いになるとは・・・未だ誰も知らない。
ヒント
心の武器が盾の少年(朴念仁)