最弱無敗の決闘機竜   作:caose

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 その話はちゃんと聞くべし。


昼食時の会話。

「はああ・・・疲れた。」

 昼食中にルクスは肩を落としながらそう言っていた。

 何せあの後直ぐにフィルフィに透流のことを紹介した後レリィに何とかしてほしいと頼んでみたところ・・。

 『フィルフィの願いならって言いたいところだけど・・・セリスティアが何て言うか分からないから当面の間彼はルクス君に一任しておくわね。』

 と・・・いう訳で・・・。

 「(あの後開いている部屋に取り合えず入れるような感じにしてノクトとアイリに

彼の家庭教師をお願いさせておいたけど・・・問題が山積みだなあ・・・)」

 ルクスは前途多難だなと思っている中隣にいるリーズシャルテがルクスに向けてこう聞いた。

 「おいどうしたルクス。疲れが滲み出ているが何かあったのか?」

 「ああ・・・まあ・・・色々とですね・・・」

 ハハハと力なく笑うルクスを見て本当に大丈夫なのかと疑いの目で見る

リーズシャルテである。

 「もしかして勉強会の疲れが今ぶり返したのかしら?そんなに詰めていない

はずだけれど。」

 そこにクルルシファーが大丈夫なのかという表情で見ていた。

 「いえ・・・まだクラスみんなに追い付いていないので今日もどうか一つ。」

 「まあいいけど・・・疲れた時は何か息抜きしたほうが良いわよ?

最近はお姫様に何か教えているようだし。」

 クルルシファーはそう言いながら紅茶を飲んでいた。

 それを聞いていたリーズシャルテも少し目をそらしながらご飯を食べている中こう言った。

 「そういえば、セリスティアが昨晩帰ってきたらしいがそれと同時に噂が二つ。」

 そう言いながらリーズシャルテは肘をついてこういった。

 「一つはここ最近三年生の一部・・・というか・・・サニアという生徒がお前を

学園から追い出そうと他の同級生を煽っているそうだ。」

 「・・・・・」

 それを聞いてルクスは言葉を失った。

 結構馴染んでいたのだがやはり旧帝国の思想でもある男尊女卑の禍根が

未だ残っているのだとわかってしまったからだ。

 「(考えたらまだ5年しか経ってなかったな。これまでの濃密な出来事があったから忘れてたけどやっぱり無理があったのかなあ。)」

 ルクス自身もやはりだめかと諦めかけているとリーズシャルテがこう付け加えた。

 「なあに、大丈夫だ。お前のこれまでの功績に加えて機竜乗りとしての能力の高さとオートマタの存在、それにこいつの使い方とその中身の重要性を知っているのなら

ここで匿わせれるように出来るから大丈夫だ。」

 そう言いながらリーズシャルテはルクスを見ながらそう言った。

 ルクスが持っているパソコンに入っている情報はパンドラの箱並みに厄介なもので

あるが使いこなせればあらゆる意味で各国から優遇されること間違いなしだと

言っているのだ。

 「それでもう一つだがお前達、5年前の『流星事件』を知っているよな?」

 それはルクスがこの世界に戻ってきた際に起きた108の流星が新王国を中心に

降り注いだことである。

 「あれがまた起きたのだ。然もここにな。」

 「!!!」ギクッ

 それを聞いてルクスはドキッとした。

 「(それって多分透流のことだろうと思うけど、それを言ったら・・・!!)」

 ルクスはやばいと思った。

 それを言った日には自分の女装のことも話さなければいけなくなるからだ。

 「(あれだけは何としても・・・墓までもっていくものだ!!)」

 ルクスは心の中でそう決心した。

 「落ちた場所は直ぐに軍が駆けつけてきたんだが既にもぬけの殻でな。

今でも調査中のようだ。」

 リーズシャルテはそんなルクスの・・・小さな覚悟の表情を見ないようにしながら

そう言った。(だって藪から何が出てくるのか分からないんだもん)

 「だがもし何かあったら直ぐに軍か私に伝えてくれ。それがもしアビスなら

早急に対処しなければならないからな。」

 良いなとリーズシャルテは釘を刺した後に机から離れて何処かにへと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 「と、いう訳なんだ。」

 「それはまた・・・」

 ルクスはこのことを透流に昼食を持っていきがてら話した。

 無論監視としてクランリーゼを(暇つぶしの相手として)当てている。

 「まあ普通ですね。彼の素性が知られれば厄介ですし。」

 「YES,それに三年生がルクスさんを追い出そうとしている点についても疑問ですし」

 そしてアイリとノクトも相席していた。

 「どういうことですか?ノクトさん」

 ノクトの言葉に透流がナンデと思って聞くとノクトはこう答えた。

 「ルクスさんの実力の高さと人格の良さととんでもないがつくくらいの

奥手なところは学園にいる全員が知っていることなのです。」

 「ノクト、最初の二つは許せるけど最後のそれはないよね?」

 ルクスはジト目でそういうがノクトは何のことやらという風に続けた。

 「彼女は教官として来た軍人三人の哀れな末路やバルゼリット・クロイツァーの

謀略を打ち砕いた事も知っているはずです。それなのになぜ今更行動し始めたのか

謎ですね。」

 それには透流を除く全員が確かにと思った。

 それならなぜ早い段階で行動しなかったのか分からないのだ。

 するとアイリがこう言った。

 「まあそれはそれとして今は今後の兄さんと透流さんの事も含めて考えましょう。」

 そう言ってそれからも授業開始5分前までお互い考えていた。




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