最弱無敗の決闘機竜   作:caose

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 さてさて・・・どうするのか?


秘密はいずれ明らかになる。

そして放課後・・・。

 「ふう・・・今日の仕事はこれで終わりだな。」

 ルクスは寮の食堂で一息ついていた。

 「お疲れ様ですルクスさん、紅茶をどうぞ。」

 「あ、ありがとうクランリーゼ。」

 ルクスはクランリーゼが淹れてくれた紅茶を貰って一服している中クランリーゼがこう言った。

 「やはり三年生から向けられる視線はこれまでと違いますね。」

 「・・・うん」

 セリスティア・ラルグリスが帰還したこととサニアが広めている噂の影響が

あってか分からないが三年生の何人かは警戒しているのだ。

 「はああ・・・。」

 ルクスはため息交じりでそういうと立ち上がってある場所へと向かおうと

すると・・・。

 「あ、そうだ。彼も連れて行こう。」

 そう言ってルクスは透流がいる部屋にへと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 「あのう・・・俺、じゃなかった。自分も一緒していいんですか?」

 「ああ、大丈夫だよ普通にしゃべってもさ。それに君のこともリーズシャルテ様に報告しておかないと。」

 妹さんの埋葬のこともあるしねと言った後ローブで覆った透流を見て

そこにへと向かった。

 「ここは?」

 「ここはアカデミーが保有する機竜の工房だよ。」

 へーと言いながらルクスは裏口に透流と一緒に向かって行った。

 そして扉をノックすると静かにドアが開いた。

 「よし、大丈夫だ・・・誰だそいつは?」

 扉を開けたリーズシャルテがルクスの隣にいる人間を見て疑いの眼で見ていた。

 「ああ、この人は僕の仲間ですよ。」

 「・・・そうか。なら入れ。」

 リーズシャルテはまあそれならと未だ疑いながらも二人を入れた。

 「もう何人か集まってるぞ。」

 「へ?」

 リーズシャルテの言葉を聞いて何だと思っているルクスはそのまま奥に向かうと広い作業台をテーブル代わりにしている人たちがいた。

 「おおやっと来たね。」

 「待ちくたびれたよー。」

 「それでは直ぐに始めましょう。」

 「ええ・・・対策会議を」

 そこにはシャリス、ティルファー、ノクト、アイリがそこにいた。

 それに・・・。

 「そこの子は誰なのかしら?ルクス君??」

 クルルシファーもいた。

 「・・・・・」

 無言でお菓子を食べるフィルフィがそこにいた。

 クルルシファーがローブの人間を見てそう言うとルクスはああと言って

こう言った。

 「実は自己紹介しなければいけない人がいるんです。ティルファー達は

知ってますけど。」

 そう言ってルクスは透流に頷かせると透流はローブのフードを取って

自己紹介した。

 「ええと・・・『透流 九重』・・・異世界から来ちゃいました。」

 アハハと乾いた笑いで自己紹介するがリーズシャルテ達はそれを聞いて・・・。

 「「「・・・はあ???」」」

 そう言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「成程な。あの流星は貴様と妹がこの世界に来た時に出来た・・・なあ」

 リーズシャルテは事のあらましを聞いて疑いまくりであるがクルルシファーは

こう言った。

 「私は信じるわ。」

 「クルルシファー!!」

 その言葉を聞いてリーズシャルテは驚いていたがクルルシファーはこう続けた。

 「私は『デュエル・モンスターズ』なんていう物は〈ガーデン〉で見るまで

知らなかったしそれが異世界のものであるなら確かにと思うけどここで一つ疑問が増えるわ。」

 「何だい?クルルシファー。」

 クルルシファーの言葉を聞いてシャリスがなんだと思っているとこう言った。

 「何でルクス君がそれを知っているのか?ってことよ。」

 「「!!」」

 それを聞いてルクスとアイリは目を大きく開かせた。

 ルクスが嘗て異世界に行ったことがあるというのを知っているのは二人を

除いては女王のみであるのだ。

 「何故彼がそれを知っているのか?そして彼が持ってきた『ぱそこん』の内容と価値を何故知っているのか??そして彼が異世界から来たことに対してどうして

受け止められたか疑問が幾つもあって困るわ。」

 そしてクルルシファーはこう言い切った。

 「まるで・・・あなたもその『異世界』に行ったことがあるような感じで」

 「「「「「!!!!!!!!!!」」」」」

 それを聞いて全員が驚愕した。

 だがそれがもし本当なら合点がいくからだ。

 ルクス・アーカディアは2年以上もの間行方不明であったという情報は

リーズシャルテがよく知っているのだから。

 その期間に異世界に行っていたなら尚のことだ。

 そして全員がルクスのほうを向くとルクスはそれを見て・・・。

 「全く・・・とんでもない推理力ですねクルルシファーさんは」

 「それじゃあ認めるのね、全て」

 クルルシファーはルクスの目を見てそう言うとルクスはこう答えた。

 「ええそうです。僕は嘗て・・・異世界に行ってました。」

 「兄さん!!」

 ルクスの言葉にアイリが待ったをかけようとするとルクスはアイリを制して

こう言った。

 「アイリ、何時かはばれることなんだ。それにここまでしてくれた皆にこれ以上秘密は無理だしそれに」

 そう言うと全員の顔を見てこう言った。

 「仲間に秘密を持つのは嫌だからね。」

 そう言うとルクスは座ってこう言った。

 「僕は二年前にある事故が起きてね、そこで僕が見たものは・・・

別世界だったんだ。」

 夜でも昼のように明るい街

 貧富の差がない国

 誰でも学べる学校

 馬がなくても走れる馬車

 人が箱の中で活発に映すことができるテレビ

 空を飛ぶ飛行機

 「そして僕にとってもう一つの家族と言ってもいい存在」

 許しあえる仲間。

 そして・・・

 「僕が愛した女性が住んでいた町その名は・・・」

 「『ハートランドシティ』、そしてその時に僕に可能性を信じさせた弟のような存在・・・『九十九 遊馬』についてだね。」




 語られるのは真実 
 そして誰もが聞く・・・悲しくも強く生きる人間たちの英雄譚。
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