グリフィンドールの片隅で   作:モチコ

6 / 8

よく考えたら原作手元に6と7巻しか無かった…
時系列むちゃくちゃだったらすみません。




エロイーズの学生ライフ

 

エロイーズと言えば、どの生徒も真っ先に

 

「ニキビの子」と連想するだろう。

 

そして、恐らくその他に知られている特徴としては、

 

「女版ネビル・ロングボトム」が妥当だ。

 

 

転生したことを知った私は、無い頭を絞りに絞って、エロイーズ・ミジョンがどういうキャラクターだったのかを思い出そうとした。

 

ニキビの話題でよく登場した気がする。

それなら肌荒れしないように気を付けよう、そう思い努力したが報われず。

 

幼少期を過ごすなかでじわじわと感じていたことがもうひとつあったのだ。

 

それは何より、不器用さが抜きん出ている、ということ。

不器用という言葉に納めて良いものか。いささか疑問である。

 

入学前から常々感じてはいた。しかし、入学後、それは顕著に現れている気がするのだ。

 

学校では高確率で迷子になるし、うっかりドジなことをしてしまうことがとても多い。合言葉を忘れて、半日談話室に入れなかったこともあるくらいだ。

 

 

真面目な性格のため、一度失敗したことは繰り返さないように対策をとっていたものの、それ以上に様々な失敗は続いていく。

 

本人に悪気は無いため、罰則を受けるような問題児扱いはされていないが、時折小さな減点をされることもある。

 

元々が内向的であり、容姿にコンプレックスがある身としては、そういったことで注目を浴びてしまうことが本当にストレスだったのだが、三年生になってからはある程度の落ち着きを見せていた。

 

しかし、ペアでの作業が必要な授業では高確率で避けられる。決まった友人がいないことや、このドジな性格の影響が大きいと思う。

 

 

現在は占い学の授業中である。

トレローニー先生いわく、内なる目を持つ者ならば、紅茶の茶葉ですら未来が見えてしまうらしい。

 

この茶葉、アールグレイか…?ダージリンかな…?

 

そんなことを考えて過ごす内、恐らくペアになる必要がある時間だと気付く。

 

「まぁ貴女……お一人?」

 

トレローニー先生の声がかかる。

 

「えぇ、そうみたいですね…」

 

慌てて周囲を見渡すと、グリフィンドールの生徒達は、既に皆二人組になって座っていた。

 

ハリーは勿論ロンと座って、やたら彼への死の宣告をしたがるトレローニー先生とは絶対に目が合わないようにしているようだった。

 

ロンは既に暇潰しの方法を見つけたのか、ニヤニヤとハリーに何かを話しかけている。

 

ハーマイオニーに至っては、この時間がとても無意味な物だと、明らかに失望しているような表情ではあったが、しぶしぶネビルと共に着席していた。

 

ハーマイオニーはこういう時、大抵ネビルか私と組んでくれる。しかし、やはりネビルは私の上を行くドジ加減なので、基本的に寮の被害を防ぐために、ネビルと組むことが多い。

 

 

あぁ、私だけがペアを組損ねたのか…。前世ではここまで独りぼっちの経験は無かったなぁ、としみじみ感じていると、知らぬ間にラベンダーとパーバティが私のテーブルへ移動して来ていた。

 

 

「エロイーズ、いい加減仲間の一人や二人作っときなさいよ。」

「そうよ、一匹狼の女子生徒なんて、全然魅力無いわよ?」

 

席移動が面倒だったのか、溜め息をつきながら二人が話し出す。

 

「トレローニー先生に言われたから来たけど、この授業、ペアは固定なの。今年はずっと3人組で受けなくちゃいけないわよ…!」

 

「取り組む時間も3分割よ?すごく惜しくなっちゃうわ…私達、占い学って本当に素敵だと思うし」

 

「ごめん…なんか、ボーッとしてたら皆決めちゃってて」

 

とりあえず申し訳なさそうに対応しておく。

正直、この先生はかなり豹変した時しか才能は無いことを私は知っている。つまり、現状の姿のトレローニーを尊敬し、彼女達のように積極的に受講することなどできないのである。

 

 

「まぁ、良いわ。貴女とはあんまり話したことなかったし。これを期に、私達とも仲良くして頂戴?」

 

「そうね。貴女のその野暮ったい感じ、私達が少しはマシにしてあげられるかもしれないし…」

 

 

悪気は無いのだろう、しかし直球で失礼なことを言うお嬢さん達である。

 

 

 

 

 

 

 




ラベンダーとパーバティ好きです。

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