IS Infinite Stratos 《炎翼》の輝き   作:クレイモア地雷

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きっと一夏に本当に必要だったのは頼れる師匠的存在か、自分のことをもっと理解してくれる親友だったのでしょうね。弾では足りなかった。そうすれば守る守るに囚われることにはならなかったでしょう。最も雪村はめんどくさがり屋なので親友ポジにつくことはありませんが。


Ver.16 再会と受難/怠け者への罰

帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「織斑くん、おはよう。ねえ、転校生のうわさ聞いた?」

 

朝、俺が席についていると、近くの女子から話題を振られた。今まで遠めに見ていた女子も今は仲良く話しかけてくれるようになった。昔はこれからの学校生活がどうなることやら本気で心配しかけたけども大分関係は改善されてきている。良かった。一時期は本当に女子しかいない空間だったからなぁ。

 

いや、それも大事だけど、

 

 

「転校生、この時期にか?まだ四月だろ?」

 

 

思い返すと四月の三日が始業式、今日が確か一七とかそんなのだったからまだ二週間しか経っていない。それなのにもう転校生とは。何かあったのだろうか。

 

 

「もしかして…その転校生って、代表候補生?」

 

 

「え、何で知ってるの?」

 

 

「いや、カンでいったんだけど」

 

 

当たったらしい。しかし代表候補生とは。代表候補生っていうことは少なくともセシリア、もしかしたら雪村くらいの腕をもったことだろ?

 

 

「何でも、中国かららしいよ」

 

 

「ほー、中国ねえ…」

 

 

中国かあ、中国と言えば一人の幼馴染を思い出す。弾とあいつとバカ騒ぎをして遊んだことが昨日のように思い起こされた。

 

 

…「ちょっと、聞いているのか、一夏!」

 

 

「うおぉ!」

 

 

思わず変な声を出してしまった。いつの間にかきていたセシリアと箒の話題は俺の指導を誰がするか、という話になっていた。ありゃ、どうしてこうなった。

 

 

「どちらの指導がいいのか、と聞いている」

 

 

ええ、困ったな。どっちがいいって言われても。

 

 

「わたくしは、一夏さんと共に学びたいと思っているのですわ!わたくしの戦闘スタイルは遠距離、一夏さんの近接戦闘とは相性抜群ですのよ!箒さんと違って一方的に教える立場とは違いますの!」

 

 

「わっ、私には今まで長い時間を積み重ねてきた確かな絆と信頼がある!剣道の帥として今まで私についてきた以上、一夏は私と戦いたいはずだ!

 それに近接のダブルアタッカーとしても都合がいい。それにお前の指導はどうせ小難しい理論を並べるだけだろう!一夏がそれを理解できるとは到底思えん!」

 

 

「おい、しれっと俺の頭を馬鹿にするな!」

 

 

「あら、恐らく箒さんの指導もどうせドカーンとかバコーンとかその様なものでしょう!一夏さんならそれくらいではないとわからないかもやしれませんがそれで強くなれるとは到底思えませんわ!」

 

 

「しれっと…もういいや」

 

 

そんな二人とは裏腹に、クラスの女子たちはもう少しで行われるクラス代表戦について話していた。そういえば悠一は俺に強くなってほしい、って理由からクラス代表を退いてくれたのだ。悠一の分も頑張らなくちゃな。

 

 

 

 

今現在、その雪村は「THE HARRY POTTER AND THE PHILOSOPHER'S STONE」と書かれた英本の表紙を頭部に載せて、九と四分の三番線から眠りの国へと旅立っていた。

 

雪村は自分が心底面倒くさい、といった理由から代表の座を退いたことを話していない。それは言わぬが花というものであろう。

 

 

 

 

クラスの女子たちは口々に激励の言葉をかけて来てくれた。

 

 

「織斑くん、頑張ってね!」

 

 

「織斑くんなら大丈夫だよ!」

 

 

「勝てばフリーパスだよ!」

 

 

「ちょっと待てそれが目的かお前ら」

 

 

クラス代表戦で優勝するとデザートの半年フリーパスが配られるのだと言う。甘いものに目がない女子にはそれはたまらないものになるのだろう。ここの学校は全世界から多種多様な人間が集まってくる。それに対応するためにほぼ世界中の料理が揃っているのだ。つまりそれは世界中のスイーツが集まっているということでもある。

 

しかし、甘いものを半年間食べ過ぎると健康や体重に多大なる影響を及ぼしかねないことを理解しているのだろうか。

 

 

「でも女子はちゃんと主食を食べないで甘いものばっかり食べていると体重—————痛って!なんで叩いた箒!」

 

 

「なに、悪を成敗したまでだ」

 

 

ふと気が付くと俺の周りの女子はお腹に手をあてて、ブツブツ呪詛をまき散らしていた。怖いな。

 

 

「し、しかしクラス代表で専用機を持っているのはお前とあと一人だけだ、力を付ければ早々負けることはない…」

 

 

 

 

 

 

 

 

「————————その情報、古いよ」

 

 

 

教室の入り口から、懐かしい声が聞こえる。とっさにそこを見ると中学校の時の見た目をそのまま大きくしたような少女がそこに立っていた。

 

 

「二組も専用機持ちがクラス代表になったの。そう簡単には優勝できないから」

 

 

「お前…お前鈴か!?」

 

 

「そうよ。中国代表候補生、凰鈴音。今日は宣戦布告に来たってわけ」

 

 

「何格好つけてるんだ? すげえ似合わないぞ」

 

 

「んなっ!? 言うに事欠いてなんてこと言うのよアンタは!」

 

 

おお、素に戻った。ついでに今の大声で悠一が椅子から転げ落ちた。

 

 

「ややっ!おお、火事?」

 

 

「おい」

 

 

「何よ!」

 

 

かけられた声に鈴が反応すると、凄まじい勢いで出席簿が叩き込まれた。わぁ、暴力的。

 

 

「もうSHRの時間だ。教室に戻れ」

 

 

「ち、千冬さん……」

 

 

「織斑先生と呼べ。さっさと戻れ、そして入り口を塞ぐな。邪魔だ」

 

 

「す、すみません……」

 

 

「火事では…なかった」

 

 

「また後で来るからね!逃げないでよ!一夏!」

 

 

「逃げるったってどこに逃げるんだよ」

 

 

「さっさと戻れ」

 

 

「なら…敵襲?織斑姉の」

 

 

「は、はいっ!」

 

 

そのまま鈴は二組に逃げ込み、千冬姉は再び凄まじい勢いで悠一に出席簿を叩き込み、悠一は二回目の夢の国へと姿くらまししていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昼休みに入り、雪村は屋上で自作の弁当を摂っている。別に食堂に行ってもいいのだが、女子からの目線がうざったい。 別にその辺にいる女子の姿をコピってごまかしてもいいのだが一々そんなめんどくさいことに気を使いたくないのだ。俺は別に好き好んで女子とくっちゃべりたい訳ではないので気にしない。

 それよりもさっさと帰りたいのが本心である。未だに世界の座標は分からない。時間の流れ方だって違うかもしれないのだ。もしここでの一時間が向こうでの一年とか言われた日には大いにずっこけるだろう。気になって昼も寝られない。うん―――――今日は天気がいい。この真昼間…寝ない方が春の陽気に失礼だ。

 

そうしてまぶたが重くなり、眠りに、落下しそうに、なったとたん、

 

 

「やあ、ゆーくん」

 

 

はぁぁぁぁ、とおぉーきなため息が雪村の口から漏れた。

 

 

我が睡眠は遥か彼方へと飛び去ってしまった。返せよ、あの心地よきまどろみを。

 

 

「…なにさ」

 

 

「あははっ、ゆーくんとっても不機嫌そうだね」

 

 

「なに、って俺は聞いたんだけど」

 

 

「あのね、ごめんなさい」

 

 

「だから、なにさ」

 

 

ふ、と一息束は入れる。そしてとんでもない罪を通信でのたまって来やがった。

 

 

 

 

 

「もらってた≪炎翼≫の欠片が、なくなっちゃった♪」

 

 

「…た」

 

 

「え、なんていったの?」

 

 

「豚っつったんだよこのボケ!」

 

 

「え、ちょっ」

 

 

「なくなったんじゃなくてなくしたんだろうが!運動しねぇからないからそんなブクブク太んだよこのメタボ!ブタウサギ!馬鹿!天災なのはてめぇのその脂肪じゃねぇのかこのブス!」

 

 

急に語彙力の欠片もなくしてしまった罵倒が雪村の口から吐き出される。≪炎翼≫の欠片と共に語彙力までなくしてしまったのだろうか。

 

 

「なくしただぁ!?なくしちゃいけないものなんてその希少価値なんててめぇがいちばぁぁぁんよく知っているとぼかぁ思いこんでいたみたいだったねぇ!ごめんねぇお前に期待した俺がバカみたいだったわ!!あれがすごぉぉぉく価値のあるものだってことは束ちゃんには理解できなかったみたいだ!!」

 

 

「ごめん…なさい、ごめんなさい…」

 

 

「ないてもなぁぁぁんも解決しないんですよ!馬鹿!」

 

 

はぁはぁ、と一息つき、

 

 

「探してこい、以上」

 

 

と、通信をブチリと切った。

 

 

 

 

 

 

 

 

どうしたもんか、とひとりごちる。さっきは感傷的になりつい喚き散らしてしまったが、≪炎翼≫が自ら消失した可能性だってあるのだ。あれにはただの火として消えないような「設定」を「設置」していたのだ。そのことに気づき頭をかきむしる。眠気はどっかにすっ飛んでいた。

 

 

消失した先はどこだろうか、と雪村は考える。

 

 

(まぁ、ヘンなところに拾われていない可能性にかけるしかないんだけどなぁ)

 

 

だが、往々にしてこういうのは最悪の点で当たるものなのである。

 

 

 

雪村の受難は、終わらない。

 

 

 

 

 

 




そういえば、1000文字で毎日か、数日貯めて5000字かどっちがいいでしょうかね
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