現代っぽいどこかの次元へ舞い降りたATM。遊戯王を書くための予行演習としての短編です、まだまだ下手っぴなので批評とかガンガンしてもらってかまいません。

1 / 1
ただのといってはなんですが遊戯王小説は初めてなので至らぬ点は多いと思います。ビシバシ熱血指導をお願いします。


ATMが現代っぽいどこかへ舞い降りたようです

「ここは、どうなっているんだ?俺は黄泉の国へと旅立ったはずじゃ・・・」

 

 気がつけば再び地上にいた遊戯。

 

  そこにはかつて見たことのあるような風景。だが、少しだけ何かが違うような気がした。

 

 「・・・あれはカードショップか」

 

  ああいうところは変わっていないな、と思うとついついそこへと足が向かっていた。

 

  「テーブルデュエル、懐かしいぜ・・・」

 

  こういうのもなかなかいいな、と思い中へと入ろうとする。

 

  (待てよ、オレはデッキを持っていたのか・・・?)

 

  いつものベルトに取り付けられたホルダーを触ると、そこには確かに自分のデッキがあった。

 

  (じゃあ、まずはここのデュエルを見学するか・・・)

 

  そして分かったことがいくつかある。

 

  展開が、速い・・・!どうやら自分のいた場所とここではまるで勝手が違うらしい。

 

  ふと目をやると、ストレージとBOXにカードの山がある。金は・・・ある。せっかくなので色々見ていくとしよう。

 

  (・・・熱中しすぎてしまったか)

 

  来たときは特に気にならなかったが、気づけばもう夕日が傾いている。ここは1戦くらいしたいところだ。

 

  「えっと、そこの君」

 

  「・・・!俺か?」

 

  「うん。この店は初めてかな?もしよかったら、僕と対戦しない?」

 

  「もちろん受けるぜ!ただ俺はブランクが長いんだ、ここは胸を借りさせてもらう!」

 

  「よしきた!それじゃあ、マッチなしの1本勝負。先行後攻はじゃんけんで決めよう」

 

じゃんけんの結果は、遊戯が勝った。

 

  「よし・・・俺の先行だな。ドr・・・「あ、待って!先行ドローは廃止されたんだ!」へえ、そうなのか」

 

  「・・・だが、やることは変わらないぜ!強欲な壺!天使の施し!」

 

  「ご、ごめんちょっと待って!ね、お願い!」

 

  遊戯は不思議に思いながらも青年の話を聞く。

  そして、(省略するが)現代に適応したルールを学んだ。

 

  「まずは・・・デッキ構築から始めようか・・・」

 

  「そうだな、少しアドバイスをお願いするぜ」

 

  「あれ?これ《ブラック・マジシャン》?これすごく珍しいカードなんだよ」

 

  「ああ、オレの自慢のエースモンスターだぜ!」

 

  「ただ、出回ってないだけに構築は難しいから・・・」

 

  「・・・このカードは、《レッドアイズ》に《ブルーアイズ》?何で―――」

 

  「す、すごいね。どれも相当なレアカードだよ」

 

  「・・・ああ。大事にするさ」

 

  「うん。それじゃ、デッキの中核にするのは―――これとか、どうかな?」

 

  「・・・いいかもしれないな。それじゃ、早速組んでみるぜ!」

 

  そして、しばらく経ち。

 

  「ずいぶん遅くなってしまったのに、ここには客がいっぱいいるな」

 

  「ここはまさにデュエリストの聖地、みたいなものさ」

 

  「聖地?・・・おっと、これは店内大会だって?」

 

  「ああ、そういえば初心者大会が今日あるんだったね。出てみる?」

 

  「そうだな、もちろん申し込むぜ!お前はどうするんだ?」

 

  「僕はここじゃそこそこの馴染みだし、初心者大会には混ざれないかな。それじゃ応援してるから、頑張ってね」

 

 「ああ!」

 

  1回戦。相手は遊戯よりも小さな少年だった。

 

  「よろしく頼むぜ」

 

  「はい、よろしくお願いします」

 

 じゃんけんの結果、後攻は遊戯。

 

  「僕の先行!そのままメインフェイズ、魔法カード《二重召喚》を発動!僕はこのターン2度の通常召喚が可能になる!」

 

  「まさか、いきなり上級モンスターを・・・!?」

 

  「それはこれからのお楽しみさ!僕は《グリーン・ガジェット》を召喚!」

 

  「・・・ガジェットはそれぞれが歯車となり助け合うモンスター!別のモンスターをサーチする効果を持っている!」

 

  「その通りさ!僕は《レッド・ガジェット》を手札に加え、二重召喚の効果で召喚!・・・これで場にはレベル4のモンスターが2体!」

 

  現代の遊戯王では、複数のモンスターのレベルを揃えることでエクストラデッキ、旧融合デッキから特殊召喚できるモンスターがいる。遊戯はそう教わっていた。

 

  「現れろ!ランク4、《No.39希望皇ホープ》!」

 

  「攻撃力2500の大型モンスター・・・!」

 

  「カードを2枚伏せ、僕はこれでターンエンド!」(残り手札3枚)

 

  「やはりデュエルはこうでなくちゃな・・・カードを引くぜ!」

 

  手札を見る。昔の遊戯王との違いも、経験のある遊戯はいち早く把握できていた。手札をいかに温存し、場を支配するか。

 「オレは《召喚僧サモンプリースト》を召喚するぜ!このカードは召喚時に守備表示になる。そして手札の魔法カードを1枚捨て、効果発動!」(手札6枚→4枚)

 

 

  「デッキからレベル4モンスター1体を特殊召喚する!《E・HERO プリズマー》を特殊召喚し、効果を発動!エクストラデッキの《超魔導剣士ブラック・パラディン》を見せ、その素材の《ブラック・マジシャン》を墓地へ送りプリズマーはその名前を得るぜ!」

 

  「これでレベル4のモンスターが2体・・・」

 

  「まだそうするには早いぜ!オレは手札から《儀式の準備》を発動!デッキからレベル7以下の儀式モンスター、《オッドアイズ・グラビティ・ドラゴン》をサーチし墓地から儀式魔法《高等儀式術》を手札に加える!」(4枚→5枚)

 

  「いつのまに墓地に・・・まさか!」

 

  「そう、そのまさかさ!オレはサモンプリーストのコストに儀式魔法を墓地へ送っていたのさ!」

 

  「そしてオレは《高等儀式術》を発動!このカードは通常モンスターしか素材にできないが、デッキのモンスターを生け贄に儀式召喚ができるぜ!オレはレベル7の《真紅眼の黒龍(レッドアイズ・ブラックドラゴン)》を生け贄に捧げ、降臨せよ!《オッドアイズ・グラビティ・ドラゴン》!(攻撃力2800)」(5→4)

 

  「僕はトラップカードを「無駄だぜ!」なにっ!?」

 

  「オッドアイズ・グラビティ・ドラゴンは特殊召喚時に相手の場の魔法・罠カードを全て手札に戻す効果を持ち、さらにこの効果に魔法・罠・モンスターの効果を発動することはできない!」

 

  (まずい、僕の落とし穴とミラーフォースが・・・!)

 

  「だが、まだまだ!僕のホープは攻撃を無効にする効果を素材の数だけ発動できる!手札にはガジェットもある、次のターンの挽回はまだまだ可能だ!」

 

  「どうかな?やってみなきゃわからないぜ?オレは手札から《ティマイオスの眼》を発動!これは《ブラック・マジシャン》の名を持つ《プリズマー》とこのカード自身を素材に、出でよ!《超魔導剣士―ブラック・パラディン》(攻撃力2900)!」(4→3)

 

 (墓地と場のカードを全て計算付くで利用している・・・こいつ、本当に初心者なのか!?)

 

  遊戯のコンボはまだ止まらない。

  「オレは魔法カード《強欲で貪欲な壺》を発動!デッキの上からカードを10枚裏側のまま除外することで2枚ドロー!さらに魔法カード《ワン・フォー・ワン》を発動し、手札を1枚捨てデッキからレベル1のモンスター、《エフェクト・ヴェーラー》を特殊召喚するぜ!」(3→4→2枚)

 

  「エフェクト・ヴェーラー・・・?チューナーとはいえ、なぜこんな状況で・・・?場にいるモンスターは素材にするにはもったいない」

 

  「なら、オレが今から繋いでやるぜ!オレは魔法カード《簡易融合》を発動!このカードの効果でライフを1000支払い、レベル5以下の融合モンスターを融合扱いでエクストラデッキから特殊召喚するぜ!現れろ、《旧神ノーデン》!さらにノーデンは特殊召喚に成功したとき墓地からレベル4以下のモンスターを蘇生する効果がある、が。グラビティ、サモンプリースト、ブラック・パラディン、エフェクト・ヴェーラー、ノーデンで埋まった今は関係ない。だが、これで十分だぜ!」(2→1枚)

 

 「手札は残り1・・・いや、そうか!まだ場にはサモンプリーストがいる!」

 

  「オレはレベル4のサモンプリーストと旧神ノーデンでエクシーズ召喚!現れろ!《ダイガスタ・エメラル》!(攻撃力1800)ダイガスタ・エメラルは1ターンに1度、その素材を1つ取り除き墓地の通常モンスターを蘇生する!これがオレのエースモンスターにして最強の僕!《ブラック・マジシャン》!」

 

  「モンスター枠の圧迫まで解決して・・・!?」

 

 「そしてオレはレベル7の《ブラック・マジシャン》にレベル1の《エフェクト・ヴェーラー》でチューニング!シンクロ召喚!出でよ、レベル8《ダークエンド・ドラゴン》(攻撃力2800)」

 

  「これで仕上げだ!オレはダークエンド・ドラゴンの効果を発動!1ターンに1度、このモンスターの攻撃力・守備力を500ポイント下げ相手モンスター1体を墓地へ送る!」(攻撃力2800→2300)

 

  「こ、こんなことが・・・ワンターンキル!?」

 

  「場のブラック・パラディンの攻撃力は墓地のドラゴン族の数×500ポイント上昇する!墓地にはレッドアイズが眠っているため、攻撃力500アップ!エメラル(1800)、ダークエンド(2300)、オッドアイズ(2800)、ブラックパラディン(2900+500)の攻撃力合計は10300!これで終わりだ!」

 

  遊戯は初戦にして融合・シンクロ・エクシーズ・儀式の四つの召喚方法を決め、さらに後攻ワンターンキルという離れ業を決める。

 

  「・・・オレの勝ちだ」

 

  「す・・・」

 

  「?」

 

  「すごい!ほんとにすごい!対戦、ありがとうございました!」

 

  周りからは盛大な拍手。てっきりここまでコンボが長引いただけに敬遠されると思っていたのだが、やられた本人さえも目を輝かせていた。

 

  ここはデュエリストの「聖地」と青年がいっていた通り、ここにいるデュエリストはみんなデュエルを楽しんでいるようだった。当然、遊戯自身も。

 

  「・・・いいや、こちらこそありがとう。うまくいかないんじゃないかとデッキを調整してるときはヒヤヒヤしてたからな」

 

  「それはこっちも同じ、だから!次は負けない!」

 

  「ああ、何度でも受けて立つぜ」

 

  こうして遊戯は2回戦へと駒を進めるのだった。




今回は王様が手札王様してたぶん相手のデュエリストの心情を入れられませんでしたね。ただ、これだけはやっておきたかった(こなみかん
ダークエンドの縛り忘れてて確認したけど問題ありませんでした(よかった
相手がホープ棒立ちで満足しちゃってるのは初心者だからです。たぶん。

追記
…これ壺使わなくても手札足りてたんじゃ…

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。