魔王のヒーローアカデミア 作:匿名希望
読みにくかったらすみません。
※2月11日(月)※
内容を改変しました。
前話から遡ること、5年前
「少しだけ出掛けて来てもよろしいでしょうか?」
俺がティータイムを堪能しているとウォズの奴がそんな事を言い出してきた。
「俺は別に構わないが、理由はなんだ」
「所謂、宗教活動ですね」
「宗教活動。仲間を増やすという事か?」
「他にも狙いは有りますがね」
「構わん。好きにしろ」
「畏まりました。それではHTBという番組を見ていてください」
HTBは確かこの世界で人気のニュース番組だったな。
俺がその番組を見ていると、そこに仮面と鎧を着けた謎の男(恐らくウォズ)が現れた。
そいつはキャスターを殴り飛ばすと演説を始めた。
「君たちは今、平和な世界に生きてると言えるか?。君たちの多くはオールマイトのおかげで平和になったと言うだろう。しかし、それは偽りの平和でしかない。嘗て個性が存在しなかった時代、それこそ世界中で争いが起きていた時代に比べれば被害は減ったと言えるだろう。しかし、人々は個性を手にいれた今、世界は弱肉強食な世界になったとも言える。個性有る者は個性無い者を見下し、個性無き者は、個性有る者を怯える。それに君たちは大きな勘違いをしている。
「私が来た」
その声と共にオールマイトと呼ばれるヒーローが現れ、その鎧を着た男を殴っていたがカランと乾いた音が響くだけで、鎧の中に人は居なかった。
俺はそこでテレビを消した。
それと同時にウォズの奴も帰ってきた。
「ただ今戻りました」
「ああ、素晴らしい演説だ。誉めて使わす」
「ありがとうございます」
これが計画通りにいけば俺はより多くの個性を得られるという事だ。
フフ、その日が楽しみだ。