そうと決まれば前書きなんて書いてやるものか!! よーし、前書きなんて……書くのじゃよ……はっ!! 誰だ!! ワシはお前の中の前書きじゃ。いかに書くことのない書くことを思い付かない前書きだとしても書かねばならぬのじゃ。なんでだよ!! 前書きを書いてない作者さんだっていっぱいいるじゃないか!! 仕方なかろう。お主は前書きを書くことを苦しんでいるのと同時に、前書きを書かないことにも苦しんでおるのだから。そ、そんな……なら、……俺はどうしたら!! 書くのじゃよ………書き続けるのじゃ……。お、俺の中の前書きさん!!待って!! まだ聞きたいことが………。ふぉふぉふぉ……、書くのじゃよ……書くのじゃよ………止まるんじゃねぇぞ………。前書きさん!!前書きさーーーーーーん!!!!
↑なんも考えないとこんなことになります。人間、脳みそ通して考えるのが一番大事ですね
それはともかく本編
飛び込んで来たルフィとウソップと鳥………カルーだっけ? 彼らは勢いのままに突っ込んでその勢いのままぶちギレていた。
「やるぞ!! ウソップ!! 鳥ィ!!!」
「オオ!!!」「クェーーーーーー!!!!」
はぁ………。全く、来るなら来るでもう少し早く来なさいよ。非難の意を込めて睨み付けるが全く堪えた様子もない。ナミが泣きながら彼らの名前を呼んでいる。個人的には怒るところだと思う
「もうそいつらホントにもう原型なくなるくらいボッコボコにして、どっか遠くへぶっ飛ばしちゃって!!」
「あぁそうするさ!!! こいつら巨人のおっさん達の決闘を汚したんだ!!」
さて、ルフィが飛び込んできた事で状況は変わった。なんにせよ、この場にルフィを倒せるやつはいない。後は私達がろう人形になるのが早いか、ルフィがこいつらをぶっ飛ばすのが早いかだ
刀が突き刺さって大量の血を足から流すゾロ。ルフィにピンチだったのかと問われてそれに対して強がりを見せる。ナミはルフィに今の状況を伝えて柱を壊すように言った
さて、お茶を飲みながら煎餅をかじっているミス・GWと呼ばれた女を羨ましく思いながらゾロを見ると、刀を構えてかっこいいポーズをとっていた。何してんのよ
「固まるならこのポーズがいい」
「…………………アホじゃねぇの?」
ビビがふざけている場合じゃないと言うが、全くその通りだ。あぁお茶飲みたい
ナミとゾロがアホな会話をしている横で、ルフィがMr.3と戦闘を開始する。その余波でブロギーの腕の傷を抉りに抉ったり、私達を殺しかけたりした。
具体的に言うと、ルフィが相手の蝋燭を利用して、この蝋で出来たケーキの柱を壊したとき、降ってきた巨大な蝋燭に押し潰されそうになった。よし、後でルフィ殴る
「危ねーなー。お前ら何で逃げねェんだ?」
「動けないのよ!!!」
「あぁ、もぅ嫌だ……」
ってか、あの巨大な蝋燭が近くに降ってきたせいで、余計に固まる速度が速くなってんるじゃないか。
「フハハハハハ!!!ロウソクが近づいて固まる速さが加速したのだ!! バカめ!!さっさとろう人形になるがいい!!」
「おい!!お前らろう人形になるのか!!??」
「さっきからそう言ってんでしょ!!」
「このセットをとにかく壊してルフィさん!!」
ふむ、これだけ近ければ回っているロウソクに封印喰らわせて止められるかと思ったけど無理ね。もう体が固まっちゃってる。本気で動けば動けないことも無さそうだけれど、色んな所が切れそうで嫌だなぁ……
さて、そんなことを思っている間にルフィがMr.3をぶっ飛ばしていた。まぁあの程度の奴なら相手にもならないか。本人は直接戦闘苦手そうだし
と言うか、なんでさっき私はアイツに負けたのよ。普通にやればあんなやつに負けるなんてあり得ない。それこそ催眠にでもかかったみたいに行動が制限されて…………
「どうしよう、おれ、お前ら助けなくねェ……」
………………あっ。ルフィの足元に、あの時にあった変な模様が見える。なるほど、そう言うことか
「最悪…………、下手したら死ぬわよこれ」
『カラーズトラップ、裏切りの黒』「黒の絵の具に触れたらどんなに大切な仲間の言葉でも裏切りたくなるの」
「あの時、私の行動を強制させたのはそれか………」
Mr.3と戦ったときに聞こえてきた呟くような声は、ミス・GWの声と同じだ。隙の大きな攻撃を強制されたのもあの能力って訳だ
「能力者か何かなの?」
「いいえ、彼女は感情の色さえもリアルに作り出す『写実画家』彼女の洗練された色彩のイメージは絵の具を伝って人の心に暗示をかけるの」
「暗示だと!? そりゃまずい……。暗示だの催眠だのって類いの力はあの単純なバカには必要以上に効いちまうんだ」
ゾロはそこで焦ったように言った。あぁ、マジでヤバイわね。取り敢えずルフィのアホ面は後で殴る
ビビが機転を利かせてルフィを黒い絵の具の描かれた場所からどかす事は出来たが、今度はルフィは大笑いを始める。黄色の絵の具の暗示で爆笑し始めたのか。なんでもありね。
おいかけっこをしているモジャモジャとウソップとカルー。爆笑しながらカルーに轢かれるルフィ。ヤバイわね、意味わからない
私がかけられた「カラーズトラップ闘牛の赤」を見せられたルフィは、私以上に攻撃を誘発されて、地面に攻撃していた。あれはあれで間抜けな姿だから面白いとは思う。
Mr.3はぶっとばせても、こういう相手じゃルフィは手も足も出ないのか……。私もそれなりに喰らってしまったけれど、相性が悪すぎる。と言うか、最強クラスの能力じゃないかしら?
最後には背中に緑色の模様を描かれたルフィ。その場であぐらをかいてお茶を飲み始めてしまった。あのやろう
「私にも寄越しなさいよ!! 喉乾いたのよ!!」
「ソコなの!!??」
さて、もう体はピクリとも動きそうにない。ゾロがポーズとっときゃよかったろ? なんて言ってくるがそんなことは無いだろう。はぁ、全く………これで最期か。目の前が黒く、いや白く染まっていく
…………………………………ルフィが海賊王になるところ、見たかったなぁ
✳
暑い………いや、熱いわね。もうちょっと火力を緩めてくれないかしら? 寝れないじゃないの。まぁいいか…………ぐー……………
「レイムさん!! レイムさんてば!! なんで、ろうは溶けたのに………」
ビビの声が聞こえてくるわね。なによ、私はまだ眠いのよ。海賊なんだから朝に起きなくてもいいじゃない
「あぁ、大丈夫だビビ。こいつの口にちょいちょいっと………」
ウソップの声がして、私の口を無理矢理開けられる様な感覚がする。ムカつくのであの長っ鼻をへし折るが、口になにか入ってきた……………、ん………んー?んーーーー!!??!!??
「辛ぁ!!! ゲホゲホ!! ゴホ!!」
辛い。口の中が焼ける様に熱い。口に詰まった真っ赤な液体を全部吐き出すが、口の中の熱は取れない
「いってぇ!!! てめレイム!! よくも……」
「ウソップ……あんたか…………私の睡眠を邪魔するのは……」
指をバキバキと鳴らしながらウソップに迫る。殺す。ぶち殺す
「ま、待て!! お前が起きないのが悪いんだろ!!?? つーかなんであの炎の中で平然と寝れるんだよ!!」
「知るか!! ぶっ殺す!!」
「ぎゃあぁあーーーー!!!!」
ウソップをボコボコに殴り倒している間に、ルフィとカルーがMr.3のペアを倒して戻ってきた。カルーもなかなかやるじゃないか
ドリーは何故か生きており、今の今まで気絶していただけだそうだ。はよ起きろ
「お前だけは早く起きろなんて台詞を言うんじゃねェ……」
「うるさい」
さて、再びドリーとブロギーが喧嘩を始めたり、ウソップを半殺し程度でビビの仲裁が入ったで止めたりしていると森の奥からサンジが姿を現した。
「っはーーーー!!! ナミさーーーーーん!! ビビちゃーーーーーん!!! レイムちゃーーーーーん!!! 後オマケども。無事だったんだねーーーーっ!!!!よかったーーーーーっ」
「よーサンジ!!」
呑気に今頃出てきたサンジ。あのニヤケ面を見てると無性に殴りたくなるわね。
彼は今の今までMr.0。すなわち社長と話をしていたらしい。サンジをMr.3と思い込んで、アラバスタへのエターナルポースを渡す間抜けなオチもつけて。と言うか、通信とか出来るのねこの世界。
サンジはMr.3に成り済まして私達が死んだことにしたらしい。なるほど、ファインプレーだ。アラバスタへのエターナルポースも有る今なら、妨害される事なくアラバスタへ行くことが出来る。その上隠密行動を心掛ければ敵の不意をつく事も出来るかもしれない
「仕方ない、殴るのは勘弁してやろう」
「おれ、なんかレイムちゃんの不興買ったか!!??」
これでこの島に用はない。アラバスタへの航路を急がなくちゃいけないわね。
ルフィやウソップが二人の巨人に別れの挨拶を済ませ、私たちは船に乗り込む。その時にゾロとサンジが揉めていた。なんでも狩り勝負でどっちが大きいか比べているらしい。おんなじくらいだからどっちでもいいだろうに。なんでも勝負に引き分けは無いそうだ。アホらしい
獲物を切り出して食料を積み込み、島から出る。そこには二人の巨人が立っていた。
「お!! あれおっさん達だ!!」
「見送りに来てくれたんだな!!」
二人の巨人はその問いには答えない。マントをはためかせて立っているだけだ。そしておもむろに口を開く
「この島に来たチビ人間たちが……」「次の島へ辿り着けぬ最大の理由がこの先にある」「お前らは決死で我らの誇りを守ってくれた」「ならば我らとて…いかなる敵があろうとも」「友の
二人はなにか決意を固めた様子で立っていた。ルフィはそれに頷いて、まっすぐに進み続けると誓う
「お別れだ」「いつかまた会おう」「必ず」
二人がその言葉を言った直後、目の前の海が持ち上がる。そこから現れたのふざけたサイズの出目金だった。なんだこれは、いままでいたリトルガーデンすら食べてしまいそうな大きさだぞ
ナミが大慌てで舵をきるようにウソップに叫ぶ。しかしウソップは震えながらも覚悟を決めた様子で叫んだ
「ダメだ!! まっすぐ進む!!!そ………そうだろルフィ?」
「うん、もちろんだ」
このまままっすぐ進めば食われてしまう。巨大出目金は口を大きく開けて私達を船ごと食べようとしていた。ナミはミス・GWから奪った最後の煎餅を泣きながらかじっている。最後の晩餐のつもりかしら
「ねぇレイムもなにか言ってよ!! お茶なんか飲んでないで!!」
「私、今回は何の役にも立たなかったからねぇ。頑張った二人が覚悟を決めたなら従わざるを得ないのよ。それはともかく、煎餅半分ちょうだい、お茶請け欲しいのよ」
「バカァ!!」
ウソップとルフィがまっすぐ、まっすぐといい続けている。メリー号はもう食べられてしまい、空は真っ黒に染まっていた。
刹那、凄まじい衝撃と共にゴーイングメリー号は空をとんだ
出目金は体に大穴をあけて沈んでいく。海ごと出目金を斬った二人の巨人に感動しているウソップと、ルフィ。そうね、大きいわ。体だけじゃない、心意気とその力の全てが大きい戦士たちだった
『さァ!!行けェ!!!!!!』
「ゲギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャ!!!!!!」「ガバババババババババババババババババババババ!!!!!」
二人の大きな笑い声が聞こえてくる。その全てが凄まじい二人の巨人、彼らのいる島の事をきっと私は忘れないだろう
エルバフか。ウソップとルフィが騒いでいるけど、私も行ってみたいわね。あんな男たちがいる島ならきっと気持ちがいいでしょうに
かくして、ゴーイングメリー号はアラバスタへ直線ルートを獲得し、最短距離で向かうのだっ………
「みんな!!来て!!! 大変!!!」
…………ビビが叫んでる。ゾロは早速筋トレを始めてるし、ルフィはいつも通り何かを食べている。なにか問題でも有るのかしら?
私は食堂でお茶を飲みながらサンジの作ったお菓子を食べていたのだが、取り敢えず甲板に出てみることにした
そこでは、この船の心臓とも言えるナミが倒れていた
▼▼▼
「なんて見事な皆焼………良業物‘花州’!! さすがは偉大なる航路、入って早速こんな名刀に出逢えるなんて……」
うっとりとした表情のたしぎちゃん。うーん、私としては刀なんてどれも一緒に見えるんだけどなぁ
筋トレをしながらたしぎちゃんと一緒に寛いでいる。なんやかんや言って、たしぎちゃんとはもう結構な付き合いになりますね。
私が目覚めてガープさんに拾われて海軍の門を叩き、そのままスモーカーさんに拾われて今ですから。女の子が少ない海軍で貴重な可愛い枠の彼女は、私とあまり共通点は有りませんがどこか気が合うので楽しいです。
『たしぎィ!!! メイリン!! 聞こえねェのかこの刀バカと、筋肉バカっ!!!』
突如として大声が聞こえてきた。ビックリして甲板に出ると般若みたいな表情を浮かべたスモーカーさんがいた。わりといつもの事だった気がしますね
「なんですかスモーカーさん。コーヒーなら自分で入れてくださいよ」
私がそう言うと、スモーカーさんは右腕を煙に変えて私の頭をおもっきり殴ってきた。痛い!!
「な、何するんですか!! 戦争ですか!!??戦争ですね!! いいですよ!! 今日こそそのモクモクをぶん殴って………あだぁ!!!」
に、二度もぶちましたね……っ!! もう怒りましたよ!! そのモクモクだって腕を黒くしながら殴ったら殴れるんですからね!! 覚悟をしやが……た、たしぎちゃん!! なんで後ろから羽交い締めに……え? 話が進まないから早くしてください? そんなぁ……
しぶしぶ私とたしぎちゃんは甲板に降りたってスモーカーさんの前に立つ。モクモクの実を食べたスモーカーさんは自分の体を煙に変えることの出来ると言う能力を持っている、私の直属の上司だ。偉そうでヘビースモーカーで子供や市民には優しい彼は私にとても厳しいのです。ちょっとサボっているだけですぐに殴ってくるし
「何か言ったか?」
「いーえ、なにもー」
「……………ったく。よく聞け、黒電伝虫が傍受した、二人の男の会話だ。あァ、メイリンは別に聞かなくて構わねェ。アホだから聞いても無駄だ」
「なにおぅ!!??」
「メイリンさん、どぅどう!!」
羽交い締めにされたまま傍受したと言う会話を聞く。殆んど何を言っているのか聞こえなかったが、何なのだろうか?
「殆んどザザーとかガガーとかしか聞こえないじゃないですか。スモーカーさんもこんなのに興味持つなんて……いだい!! またぶったぁ!!」
「お前は少しは頭を使え。王女ビビ、麦わら、Mr.0、指令状。これだけキーワードがあればこの前に捕まえたMr.11とやらと繋がりが有ることが解るだろ」
「????」
「あぁ、もういい」
な、なんだかアホの子扱いされてませんか私!!?? たしぎちゃんも生暖かい目で見てくるし。
捕まえたMr.11とやらをスモーカーさんは姑息な手で引っ掻けて、犯罪組織とやらの存在を明白にする。ふん、そんなことしなくても殴って脅せば吐いたんですよ
「そこのアホは放っておくぞ
ビビ王女、これは確かアラバスタ王国の行方不明になっている王女の名だ」
「アラバスタ王国と言えば今クーデターのまっさいちゅう。まさかそこに犯罪組織と麦わらの一味が絡んでいると?」
「………解らん」
「なーんだ、スモーカーさんも解らないんじゃないです……ストマックゥ!!!!??」
胃におもっきり、拳をぶちこまれ、呼吸困難に陥って膝をついてしまった。痛いです。泣きそうです
「取り敢えず、麦わらの居場所の手懸かりはこれだけだ。おい、本部と連絡をとってエターナルポースを手に入れろ。行ってみようじゃねェか……。砂の王国アラバスタへ」
私たちの船はアラバスタへと舵をとる。そうでした、私は霊夢さんに一撃ぶちこまないと気がすまないんでした!!
「うおーーーー!!! 絶対に捕まえますからねーー!!霊夢さん!!!!」
「……………全く」
「あ、はは……」
二人から生暖かい視線を向けられるも気にしない!! 今日も紅美鈴は元気です
前半は難産でした。美鈴は書きやすいので後半はスラスラ書けました。いっそ海軍編をメインで書くか………?
いつも感想や評価ありがとうございます!! そして誤字報告も助かってます!! いやほんと