ドラゴンボールad astra   作:マジカル☆さくやちゃんスター

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第三十六話 最強のナメック星人

 死体が散乱していた。

 無造作に転がるその遺体は見るものが見れば驚愕に顔を歪めるだろう。

 何せそこに倒れているのはどれも、宇宙で名を知られた恐怖の戦士達なのだから。

 名をギニュー特戦隊といい、帝王フリーザの片腕として恐怖を振りまいてきたエリート中のエリート。

 それが4人、無造作に屍を晒しているなど一体誰が信じられる。

 それを為した者達の名はクウラ機甲戦隊。ギニュー特戦隊と同じか、それ以上に名を知られる精鋭達であり、人数こそ3人と少ないが全員がギニューを上回る強者の集まりだ。

 特戦隊と機甲戦隊。長年に渡り互いをライバル視していた二つの組織だが、実際に激突してみれば勝敗はあまりに呆気なくついた。

 そもそも戦闘力にして5万前後の特戦隊では一人すらも倒せるわけがなく、多少厄介なギニューは二人でかかればどうにでもなってしまう。

 ボディチェンジ能力とて最初から知られてしまっていては脅威にならず、使う間を与えなければそれでいい話だ。

 正史においては、戦闘力18万の悟空に手も足も出ずにボディチェンジを使うことでかろうじて勝利したのだ。

 ならば、それと同等の実力者が3人いる上に、ボディチェンジという能力を事前に知っている機甲戦隊に勝てる道理はなく……この結果は最初から分かり切ったものでしかなかった。

 特戦隊にも可能性はあった。グルドを連れてきていれば、彼の時間停止と金縛りの術を駆使する事でチェンジに成功したかもしれない。

 そうして身体を取り換えつつ戦えば特戦隊にも勝ち目はあっただろう。

 特戦隊と機甲戦隊が互角というのはあながち間違いではない。だがそれも、グルドを含む5人が揃っていればこその話。

 グルドを欠いたこの四人では、勝ち目などない。

 かくして長年の因縁はあまりにも簡単に終わり、宿敵を屠った機甲戦隊はスカウターに反応している妙な気を調査するべくその場を離れた。

 

 だがその機甲戦隊もまた、遠く離れた場所で屍と変わっていた。

 このナメック星で行われている二つの戦闘……フリーザとサイヤ人達。そしてクウラとリゼット。

 そのどちらにも参戦せずに佇んでいる戦闘力反応を追い、こんな所まで来てしまったのが不味かった。

 そこにいたのはナメック星人であり、機甲戦隊はドラゴンボールについて聞き出すべくそのナメック星人を襲撃した。

 だがそのナメック星人は他のナメック星人と決定的に異なる悪のナメック星人、魔族だったのだ。

 老体と思って舐めてかかった3人はスラッグによって容易く屠られ、今では物言わぬ死体として地面を転がっている。

 

「何だったのだ、この雑魚共は」

 

 スラッグはそう呟き、玉座に座ったまま辺りを見回す。

 偵察に向かわせた部下3人は未だ戻る気配もなく、いつまで経ってもドラゴンボールが手に入らない。

 今襲撃してきた連中もドラゴンボールの事を知っていた事から推測するに、今この惑星ではドラゴンボールの争奪戦が行われているのだろう。

 だとすると、今も遠くで戦っている連中の誰かがボールを所持しているという事になり、偵察に出した3人は役立たずにも殺されてしまったと見るのが妥当だ。

 他の兵士も全滅してしまった。せっかくこの星を雲で覆ったのに、つい先程に立ち上った光の柱が雲を消し飛ばしてしまったのだ。

 元々ナメック星人であるスラッグはともかく、彼の部下達は陽光の下では一時間と生きられない。

 降り注ぐ光に怯えて、慌てて引き返してきた部下達を『それでも儂の部下か』と気功波で消し飛ばし、ついでに、あの程度で消し飛ぶ突貫工事しかしなかったカクージャは処刑しておいた。

 

「ふん、儂自身が動かねばなるまいか」

 

 スラッグが重い腰をあげ、ゆっくりと立つ。

 彼には己こそが強者であり支配者であるという自負があった。

 実際それは間違いではない。彼の強さは破格だ。

 宇宙の中でも最強クラスの精鋭のみを集めたギニュー特戦隊。その特戦隊をも凌駕する機甲戦隊。

 そしてその機甲戦隊すらも容易に壊滅してみせたのがこのスラッグだ。

 だが上には上がいる。頂点に立ったと思っても、実際はそこが入り口に過ぎない事もあるのだ。

 スラッグも同じだ。彼はいままで負けた事などない。手こずった事すらもない。

 だがその彼ですらこの惑星で今起こっている戦いから見ればいい所中の上程度であり、フリーザやクウラには到底及ばない。

 

 死の連鎖は止まらない。己の実力と敵の強さを見誤った者から先に死んでいく。

 彼が次の犠牲者となるのも、そう遠い未来の事ではないだろう。

 

 

「…………ん」

 

 洞窟の中で、リゼットは目を覚ました。

 頭はボーっとしており、すぐには現状を把握出来ない。

 ただ、身体が酷く痛む事だけは分かった。

 試しに指先を動かそうとするも、指すら動かない。

 

(ゲートは……駄目ですね。ゲートを開く力すら残ってませんか)

 

 亜空間を開く事が出来れば、そこに収納してある仙豆を超能力で運んで口に入れる事も出来たのだが、それも出来ないのでは自然回復を待つ他ない。

 クウラ戦で仙豆をケチったのは少しミスだったかもしれないが、しかし乱用できない以上使いどころが難しいのも事実だ。

 何も勿体ないというだけの理由で使用しなかったわけではない。

 仙豆は回復機能ばかりが注目されて忘れられがちだが、一粒食べるだけで10日は食べなくてもよくなるほど腹が膨れてしまう。

 大喰らいのサイヤ人ならば一日に何度食べても平気なのかもしれないが、リゼットは無理だ。

 一粒食べただけで、しばらくは文字通りお腹一杯になる。

 一日に二粒以上は狂気の沙汰と言っていい。確かに回復はするだろうが、間違いなく気持ち悪くなって戦いどころではなくなってしまう。

 つまりリゼットは、仙豆を使うタイミングを間違えるとしばらく仙豆の恩恵にあやかれなくなるのだ。

 なので使う時は本当に危なくなった時だけと決めているが、今回はそのタイミングを見誤った。

 バーストリミット80倍と同時に食べておけばまだマシだったろうに……思えば、限界をあそこまで超えたのも初めての事だった。

 悟空とか10倍が限界の時期に100倍界王拳とかやってるのだから、自分だってちょっと限界を超えても仙豆を食べる程度の余力は残ると思っていたのだ。

 しかし結果は、まさかの即気絶である。悟空に比べて驚くほど耐久力がない。

 この経験は今後に活かせるが、勉強代は安くなかったという事か。

 今リゼットに出来る事は寝転がったまま気を感知する事と、呼吸する事。後は考える事くらいだ。

 

(それにしても、あの後どうなったんでしょうか……クウラを倒した所までは覚えているんですが、何で洞窟で寝てるのかが全く分かりません。何か下に敷いてくれてるみたいですし……。

状況的に見て私があの後気を失ったのは間違いないとして、誰かが運んでくれた……?)

 

 今のナメック星にナメック星人はいない。居るのは彼女の仲間達と極悪人だけだ。

 ヤムチャかクリリン辺りが戦闘に加われないからとこちらに来て運んでくれた可能性も考えたが、仲間達の気は全てあの場所から動いていなかった。

 流石に現状最大の戦力である自分に仙豆も食べさせずに洞窟に放置して帰ったとかはないだろう。

 

 遠視で戦況を視る。

 頼みの綱である悟空は未だ気絶中であり、ターレスもダウンしている。

 ベジータは戦闘力が数値にして300万前後に上昇しているが、やはり結果は変わらなかったらしくフリーザのサンドバッグにされていた。

 フリーザの悪癖が出てしまっているようで、その気になれば一思いに全滅させる事も可能なのをジワジワとなぶり者にしている。

 しかし皮肉にもそのおかげで多少の時間が稼げており、ベジータには悪いがもう少しだけ頑張ってもらいたいとリゼットは考えた。

 

(とりあえず、悟空君に呼びかけてみますか)

 

 身動きが取れず、気も枯渇していようと念話くらいは飛ばせる。

 リゼットは未だ気絶している悟空へと念話で呼びかけ、目覚めを促す事にした。

 とりあえず、まずは悟空が起きてくれないと話にならない。

 このままフリーザがベジータを殴る事に飽きてナメック星を消してしまえば、全員纏めて死んでしまうのだ。

 リゼットならば運がよければ生き残るかもしれないが、今のダメージが残った状態では星の爆発程度でもやはり死ぬだろう。

 この俺が星の爆発くらいで死ぬと思っているのか? はい、死にます。

 だから、ここは主人公に頑張ってもらうしかないのだ。

 この状況をどうにか出来るとしたらそれは悟空だけだ。

 今だってスラッグが登場してドラゴンボールを寄越せとフリーザに詰め寄っているが一撃で倒されてしまっている。というかこいつ何しに来たんだ。

 

(あ、巨大化して気が膨れ上が……あ、駄目だ。やっぱり一撃で負けた)

 

 巨大化してもスラッグの戦闘力は精々400万程度である。ただのでかいサンドバッグだ。

 残念ながら彼に関しては時期とタイミングが悪かったと言うしかない。

 もう少し前に登場していれば恐るべき敵だったのだろうが、このナメック星ではちょっと強い敵でしかないのだ。

 

(……あ、待って下さい。もしかしたらいけるかも?)

 

 だがリゼットはふと、スラッグの有効活用方法に気が付いた。

 そうだ、彼は超ナメック星人だ。

 なら、もしかしたらアレが出来るのではないだろうか?

 多分ピッコロとの相性もそう悪くないだろうし、現状を打開する一手になるかもしれない。

 非道な方法ではあるし、だからこそネイルの同行は断った。

 しかしスラッグならば話は別だ。

 リゼットは、ネイルという善人を消す事を躊躇って最善手を逃してしまう程度の善性の持ち主である。

 しかし同時に、かつてナッパを処刑しようとした事例から分かるように、悪党相手ならば割り切ってしまえる程度には合理的でもあるのだ。

 

(よし、そうと決まればまずは……)

 

 

 ピッコロは屈辱に拳を握り込んでいた。己のあまりの弱さに怒りすら感じた。

 リゼットの下で修行を受けて強くなったと思った。

 最長老に潜在能力を解放されて更に高みに至ったと思った。

 だが現実はどうだ? フリーザを前に挑む事すら出来ずにいる。

 今もベジータをいたぶっているフリーザに何も出来ないでいる。

 ベジータが嬲られている……別にそれはいい。奴も地球とナメック星の敵だ。どうなろうが知った事ではない。

 だがピッコロが許せないのはベジータを救えない事ではなく、恐怖から動けないでいる事だった。

 どの角度から、どのタイミングで仕掛けても返り討ちに遭う自分の姿が想像出来てしまう。

 途中でスラッグとかいうナメック星人が割り込んで来たが、あれと同じ末路を辿るのは火を見るよりも明らかだ。

 そんな時、彼の脳裏に声が響いた。

 

(ピッコロ……聞こえますか?)

(! 神か! 貴様今どこにいやがる!?)

(すみません、クウラとの戦いで力を使い過ぎました。しばらくはそちらに向かう事が出来ません)

(何だと!)

 

 こちら側で唯一フリーザに勝利出来る戦力がリゼットだが、彼女はあろう事か動けないと言い出した。

 ふざけるな、と思う。そんな悠長にしていたら皆殺しにされて最期はこの惑星も破壊されて終わりだ。

 だが彼女とて何も考えずに念話を送ってきたわけではない。

 一応逆転の手段くらいは考えているのだ。

 

(ですから、貴方が時間を稼いで下さい)

(出来るならそうしている。だが……)

(大丈夫、方法はあります。スラッグと“同化”すればあるいは、フリーザに匹敵する戦士になれるかもしれません)

 

 同化。その言葉がピッコロはあまり好きではなかった。

 ピッコロは元々は一人だったナメック星人が悪と善に分かれた存在だ。

 ピッコロにとっての同化とは先代と一つに戻る事であり、しかしそんなのはピッコロにとっては御免だった。

 相手が違うといえど、どうしても嫌悪感を覚えてしまう。

 

(ふざけるな。俺は俺のままでいたい。人格まで同化するのは御免だ)

(ベースを貴方にすれば人格は貴方のままです。同化対象は切っ掛けでしかありません)

(……本当だな? 少しでも気に入らなければすぐに追い出すぞ)

(ええ、それで構いません)

 

 ピッコロは己の弱さが許せなかった。

 どうしても今、力が欲しかった。

 このままでは自分達全員、それに悟飯も殺されてしまう。

 それを止める為に必要だというのなら……あえて呑もう、その条件を。

 同化という禁忌を。

 

(問題は、同化はベースとなる方が相手に手を当てて、取り込まれる側が同意した上で相手に向けて全エネルギーを放出する事なんですが……こればかりは相手の協力がないと難しい事です)

(そんな事か。それならば簡単だ)

 

 リゼットはいかに相手の協力を得るか、と考えているようだがやはり変な所で甘い。

 どうせスラッグは敵なのだ。そんなのに同意を求める必要などない。

 ピッコロは倒れているスラッグの前にしゃがむと、その胸に手を当てた。

 

「おい貴様。ドラゴンボールを探しているという事は俺達の敵だな?

ならばこのまま消されても文句は言えまい」

「なっ……!? ま、待て!」

「待ってやってもいいが、条件がある」

「条件だと?」

「そうだ。俺と同化しろ。

それでもしフリーザの野郎に勝てたなら、貴様も殺さずに生かしておいてやる」

「し、しかし……」

「安心しろ、俺も貴様のような奴と同化したままでいるのは御免だ。用が済んだら追い出してやる」

 

 ピッコロが取った方法、それは脅しだった。

 協力せねば殺す。協力すれば生かしてやる。

 単純な二択だが、それだけに効果的だ。

 実際、ピッコロが勝てば同化した彼は生き残るのだから嘘も吐いていない。

 何とも口の回る事だ、とリゼットは感心した。

 そして追い出してやるという言葉に嘘はない。ピッコロは本心からそう言っているし、かつて先代と大魔王が分離した事を考えれば分離は決して不可能ではないのだろう。

 何ならドラゴンボールを使うという選択肢もある。

 スラッグは読心の能力を持つがゆえに、それがよく分かった。

 

「ほ、本当だな? 見逃してくれるんだな?」

「ああ。嘘は吐かん」

「い、いいだろう……儂のエネルギーを貴様にくれてやる」

 

 スラッグはきっとこう考えているのだろう。

 とにかくまずは今を凌ぐ事だ、と。

 とりあえずここは協力して生を拾い、その後で態勢を立て直せばいい。

 きっとそう考えており、ピッコロはその隙を的確に突いた。

 

「も、もっていけ! 儂の全エネルギーを!」

 

 スラッグの全身が光り、胸に置かれたピッコロの手へと吸い込まれていく。

 こうしてスラッグとピッコロは『用が済んだら分離する』という約束を前提として融合したが……しかしここで、二人にとっての計算外が生じてしまった。

 ピッコロの言葉に嘘はなかった(・・・・)。彼は間違いなく、スラッグを捨てるつもりで融合したし、約束を果たすつもりでいた。

 計算外だったのは……融合後の性格の変化だ。

 今でこそ多少丸くなっているものの、ピッコロは元々神と別れた悪の化身である。

 そしてスラッグは純粋なナメック星人でありながら100%悪の超ナメック星人である。

 そんな二人が融合して、果たしてそれで敵との約束を守るような善の戦士になるものだろうか?

 ……否である。なるわけがない。

 融合を終えたピッコロは口の端を釣り上げ、そして嘲笑するように吐き捨てた。

 

「……くっくっく……馬鹿め。

この俺様が約束などを守ると思っているのか?」

 

 ピッコロの人格ベースはそのままに、スラッグを取り込む事でせっかく善に寄りかけていた彼の心は再び大魔王(マジュニア)時代へと逆戻りしてしまった。

 鋭い瞳はギラギラと野心に輝き、悟空と戦った時の凶相が蘇る。

 哀れ、スラッグという男はこの時を以て永遠に失われた。

 もう彼はどこにもいない。この世にもあの世にも存在しない。

 ピッコロと一つになり、パワーアップの切っ掛けとなって消滅したのだ。

 

「くくく……戻ってきた、戻ってきたぞ! 悪のパワーが俺様に戻ってきた!

勝てる! 負けるはずがない! 俺は今、究極のパワーを手に入れたのだ!」

 

 ピッコロは同化により上昇した己の気を確かめる。

 凄まじい……信じられないパワーが沸き上がってくるのを感じる。

 これが同化というものなのか。これほどに凄まじいものなのか?

 ――いける!

 これならばフリーザとも戦える!

 彼はその確信を抱き、フリーザを見る。

 悟空が目覚めるのを待つまでもない。あの男は今ここで、自分が討つ。

 そして地球で悟空との決着を着け、神を殺し、世界を支配しよう。

 素晴らしい悪の世界を父に代わり、自分が作り上げるのだ。

 

「ピ、ピッコロ、さん?」

 

 しかし、悪へ逆戻りしかけていた彼を悟飯の声が引き留めた。

 瞬間、脳裏を過るのは悟飯と共に修行した1年間の出来事であり、自分を慕ってくれる悟飯の純粋な眼差しだ。

 いかにスラッグと融合し、悪に傾いても……それでも、もうピッコロは完全な悪にはなれない。

 何故なら彼にはもう、大魔王としての使命などより大事な、ピッコロとして守りたいものがあるのだから。

 悟飯を視界に入れると同時にピッコロの顔から険が消え、元の落ち着いた表情へと戻っていく。

 そんな自分に、ピッコロは思わず自嘲してしまった。

 ――消えていく。

 自分の中の悪が。大魔王が消えていく。

 そうして残ったのは、ピッコロ大魔王ではなく、ただのピッコロだった。

 孫悟飯を守りたいと願うだけの、一人のナメック星人だった。

 

(……すまんな、父よ。

どうやら俺はもう、大魔王には戻れんらしい……)

 

 スラッグという悪の塊を取り込んで尚、ピッコロは悪に戻れなかった。

 そんな自分に不甲斐なさを感じつつも、ピッコロは悟飯の頭に手を置く。

 

「大丈夫だ、悟飯……俺はどこにも行かん」

 

 悪に傾こうが、善に傾こうが、それでもピッコロはピッコロだ。

 守りたいものは見失わない……見失えない。

 世界征服も悟空への復讐も、今は後回しだ。

 今はただ……守るべきものを守るために……。

 そう決意し、紅蓮のオーラを纏って突進した。

 

 そしてそれと同時に、ピッコロの気に感化されるように悟空が目を開いた。

 遂にここに役者は出揃い、戦いは最終決戦へと移行する。




ピッコロさんのカルマ値が急上昇しましたが、悟飯のおかげで踏み留まりました。
なのでちょっと悪っぽくなりましたが、今までとそんなに変わったりはしません。
そして今まで目立たなかった鬱憤を晴らすように次回はスラッグ(と同化したピッコロさん)が活躍します。

【戦闘力】
・ピッコロ(融合)
基本戦闘力:66万→660万
界王拳(最大10倍):6600万

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