ドラゴンボールad astra 作:マジカル☆さくやちゃんスター
尾でベジータの首を絞め、背に拳を叩き込む。
互いの戦闘力差を考えれば一撃で死んでもおかしくない攻撃であり、今もベジータが生きているのは単にフリーザが加減しているからに他ならない。
簡単に殺してはつまらない。自分に歯向かった愚かさをもっと思い知らせて恐怖と絶望の中で死なせてやりたい。
フリーザはベジータの背に付いた蟹を掴んで丸ごと喰らい、また攻撃を再開する。
既に戦意を失っている相手への過剰な攻撃。だがそこに割り込む者が現れた。
フリーザとて全くの無警戒だったわけではない。もしかしたら誰かが飛び込んでくるかもしれないくらいは思っていた。
だがその乱入者はフリーザの予測すらも上回り、彼の顔へと蹴りをめり込ませたのだ。
「がっ!?」
ベジータを手放し、フリーザが蹴り飛ばされる。
踏ん張りが利かずに射線上にあったいくつもの岩を砕き、貫き、いくつもの島を越えて尚フリーザが飛ぶ。
あまりに突然の攻撃。それも重く、速い。
体勢を立て直す間もなく先に回りこんだその者――ピッコロが吹き飛んでいる最中のフリーザを蹴りあげ、今度は空中へと飛ばした。
まだ終わらない。飛んで行くフリーザを追って飛翔し、追い越してダブルスレッジハンマー。
フリーザの頭を強打し、今度は地面へと送り返した。
尚も続く追撃。ピッコロが急降下し、フリーザへと拳を振り下ろす。
だがフリーザも咄嗟に起き上がり回避。外された拳が地面を貫き、一つの陸地を真っ二つに砕いた。
「逃がすか!」
跳躍したフリーザへと爆力魔波。
高出力のエネルギー波がフリーザへと迫り、咄嗟に片手で受け止める。
だがフリーザといえど簡単に止まるものではなく、じりじりと押される威力だ。
されどやはり帝王。簡単には獲らせてくれない。
ピッコロ渾身の気功波は片手で防ぎ切られ、ほとんどダメージのないフリーザが怒りに満ちた眼でピッコロを見下ろしていた。
「ナメック星人め……!
今のは痛かった……痛かったぞーッ!!」
「ほざけえ!」
空中でフリーザとピッコロが衝突。
拳と蹴りが高速で交差し、打撃音が遅れて響く。
姿が消える――瞬間、空間が爆ぜた。
幾度となく爆発したように空が爆ぜ、周囲にある自然物を巻き込み破壊する。
時折姿を現しては攻守交替する二人だが、その速度が速すぎてクリリン達の眼では追いきれない。
「つあああああああッ!」
「きえええええええッ!!」
腕と腕、脚と脚、膝と膝、肘と肘。
格闘に使える全ての部位を総動員してぶつけ合い、激しく攻防を繰り返す。
その最中にピッコロが眼から怪光線を放つも、フリーザはこれを上半身を大きく反らす事で回避。
さらにそのまま回転し、尻尾でピッコロの顎を打つ。
だがピッコロもすぐに空中で停止し、腕を伸ばして反撃に出た。
「ッシャア!」
フリーザが気円斬と似た攻撃――デスソーサーを放ち、伸びてきたピッコロの腕を切断する。
だがピッコロは怯まない。
片腕のままフリーザに接近し、無い方の腕を突き出した。
その瞬間に腕が再生し、不意を打たれたフリーザの顔を鷲掴みにする。
「かああッ!」
掴んだまま零距離の気弾!
フリーザの顔面に気弾を叩き込み、更に急降下。
力任せに地面へと叩き付ける。
またも陸地が一つ砕け、それでも尚終わらずに二人は海へと飛び込む。
ピッコロの腕を振り解いたフリーザとピッコロは戦いの舞台を海中へと移し、水の抵抗など無いかのように攻防を続ける。
掌を掴み合い、力比べの姿勢へと入ったかと思えば即座にフリーザがピッコロを蹴り上げて再び戦場が空中へと戻った。
「うわたたたたァァ! うわりゃァ!!」
「キィエエエエエ!」
互いに裂帛の叫びを上げながら尚も零距離での殴り合いを続行する。
衝撃波が海を割り、大地を砕き、嵐を巻き起こし、その余波は遠く離れたクリリン達すらも脅かした。
攻防の隙間。フリーザの僅かな緩みを突き、ピッコロの拳がヒットする。
すると決して大柄とは言えないフリーザの身体が吹き飛び、射線上にいたクリリンと悟飯が慌てて避けた。
その二人の間を超高速でフリーザが通過し、直後にピッコロが通過する。
飛んで行くフリーザを追いかけながら両腕を組み、振り下ろす。
だがフリーザは更に飛ぶ速度を上げて回避し、空中で制止。すぐに追いついてきたピッコロの顔を蹴り飛ばした。
だがピッコロも怯まない。空中で回転すると眼から怪光線を放ち、だがフリーザもそれを避ける。
「す、すげえ……ピッコロの奴すげえぞ! 同化ってのはここまで凄まじいのか!?」
「や、やっぱり凄いや、ピッコロさんは!」
完全に解説役となってしまったクリリンと悟飯が突然のピッコロのパワーアップに驚き、喜声をあげる。
同化でここまで強くなるのは予想外で、置いていかれてしまったような寂しさもある。
だがこれで勝利の可能性が出てきた。
そしていい事は一つではない。もう一つあるのだ。
「いや、あのままじゃピッコロはやべえな。まだフリーザの方が強え」
「! ご、悟空! お前起きたのか!」
「お父さん!」
首の骨をへし折られて以降、仙豆を食べたにもかかわらず眠り続けていた悟空の起床である。
だが無駄に眠っていたわけではない。
サイヤ人は死から立ち直る時にその力を大きく増す事が出来る。
悟空もまた、フリーザに敗れる前以上に力を増し、全身に気が漲っていた。
「待たせたな、もう大丈夫だ。オラも行って来る」
悟空が飛翔し、丁度向き合う形で一時的に停戦していたピッコロとフリーザの前に参戦した。
位置はピッコロの隣。二人がかりで挑む、という事だろう。
出来れば1対1で戦いたいという気持ちもあるが、そんな事を言っていられる相手でないというのも一度負けて理解した。
だから今は、過程はどうあれ勝利して皆で帰る事を優先する。
足りない力は後で修行で埋めて、また同じような敵が出た時に今度こそ一人で勝てるようになればいい。
「悟空! ようやく起きたか!」
「ああ、待たせちまったな。だがもう大丈夫だ。オラもやらせてもらうぞ」
「へっ、また貴様と共闘か。反吐が出るが……今はそれが最善手らしいな」
ピッコロと悟空が構えを取る。
相手は格上。そしてこの戦いには宇宙の命運がかかっている。
ここでフリーザを倒さなければ、今後も破壊される惑星が量産され、それこそ日々に億単位で人が死んでいくのだ。
そんな事は許せないし、許してはいけない。
だからこそ、今だけは武闘家としての拘りも捨てた。
「それにしてもピッコロ……おめえ、感じが少し変わったな。いや、戻ったっていうのか?
昔にオラと戦った時のギラギラした感じがするぞ」
「今までがぬるま湯に浸かりすぎていただけだ……覚えておけ、孫悟空。
奴を殺したら、次は貴様の番だという事をな」
「ああ。楽しみにしてるぜ」
軽口を叩き合い、かつて宿命のライバル同士だった二人は共通の敵を見据えて笑みを消した。
「つああああああああッ!」
「うわりゃぁああああああ!」
「猿とナメック星人如きが!」
ピッコロと悟空が同時に飛び出す。
かつては宿敵同士であったからこそ、互いの手の内は知り尽くしている。
そしてラディッツとの戦いでは一度組んでの戦闘も経験しており、故にコンビネーションは抜群だ。
足りない実力を補うように悟空とピッコロが入れ替わりで攻め、フリーザもそれを的確にいなしていく。
しかしそれでも戦いの天秤はフリーザに傾いている。今のままではまだ、フリーザから勝利を奪う事は出来ない。
ピッコロを手強しと見たフリーザは、その力を70%近くまで解放しているのだ。
フリーザの背後に移動した二人をフリーザの肘打ちが迎撃し、振り向きざまに気功波を放つ。
咄嗟に避けるもすぐにフリーザが追撃し、ピッコロの前へと飛んだ。
当然これに対しピッコロも反撃。蹴りを繰り出すがフリーザが姿勢を低くして避け、蹴りでピッコロの脚を払った。
そのフリーザへと背後から悟空が猛然と飛びかかるも尻尾の一撃で弾き飛ばされる。
「ちいっ……!」
ピッコロが人差し指と中指を立て、額に当てる。
気を一点に集中して敵を貫く魔貫光殺砲の構えだ。
チャージに時間がかかるという欠陥こそ抱えているが、上手く気を溜めて当てさえすれば格上すらも屠る最大の一撃。ピッコロはそこに勝機を見出した。
顔が見え無くなるほどに気を溜め、フリーザの攻撃を何とか片手のみで防ぐ。
「界王拳、20倍だあーっ!」
悟空が無理矢理最大出力を超えてフリーザへと突進し、不意を打たれたフリーザの頬を殴り飛ばした。
更に吹き飛ぶフリーザを蹴り、ピッコロとの距離を開ける。
「よし、いいぞ孫悟空! そのまま時間を稼げ!」
「か、め、は、め……!」
ピッコロが気を溜めている間に悟空が更に力を振り絞り、気を掌へ集約させる。
「波ァァァ!!」
限界以上の出力を振り絞ったかめはめ波がフリーザへと飛び、だがフリーザも身軽に避ける。
しかし悟空が腕を動かすとかめはめ波が曲がり、フリーザを追尾した。
「小賢しい!」
逃げても無駄と悟ったらしいフリーザが片手でかめはめ波を押さえ込む。
しかしその威力はいくらフリーザでもそう簡単に防げるものではない。
フリーザの掌を僅かずつ焼きながらかめはめ波が尚も進もうとする。
「かあッ!」
だがやはり最後に勝つのはフリーザだ。
悟空渾身のかめはめ波をも消し飛ばし、そのまま悟空へと突撃する。
頭突きの一撃で悟空を吹き飛ばし、続けて空中で回転。尻尾の一撃で頭を打った。
「猿野郎が……このフリーザ様をあまり舐めるなよ」
「ぐっ、かはっ!」
「止めだ!」
フリーザが悟空に止めを刺そうと掌を翳す。
だがそのタイミングを見計らったかのように飛来したかめはめ波と魔閃光がフリーザに直撃した。
更に繰気弾、気功砲、どどん波が後に続き、悉くフリーザへと命中する。
無論ダメージはない。
だが多少なりとも時間稼ぎにはなっており、その間にピッコロはますます気を高めた。
「ゴミ共が! まだいやがったか!」
いかにフリーザから見て雑魚だろうと、こうも数が多ければ邪魔くらいは出来る。
そしてダメージは通らずとも、怒らせる程度の事ならば可能だ。
気絶から覚めたヤムチャ達の攻撃はフリーザに傷の一つも負わせていない。
だが確かに、フリーザの注意を逸らすという大役を果す事に成功していた。
そして一つの事に気を取られると、注意力が散漫になるのがフリーザの悪い癖だ。
ヤムチャ達に気を取られたフリーザに、今度は横からターレスが飛び込んで右フックを叩き込んだ。
更に吹き飛んだ先にナッパが回り込み、フリーザを蹴り上げる。
その先にまたしてもターレスが先回りして蹴り落とし、すかさずナッパがフリーザの右腕を掴んだ。
それに合わせるようにターレスがフリーザの左腕を拘束し、サイヤ人二人でフリーザの動きを停止させた。
ちなみにこの総攻撃に人参化は参加していない。
確かに彼も仙豆で復活はしていたのだが、自分では役立てないと判断してターレスとナッパに気を与えて再びダウンしてしまったのだ。
「今だ!」
「殺れええええッ!」
ナッパとターレスが叫ぶ。
無論、この好機を逃すほど彼は甘くない。
「――魔貫光殺砲!」
直進する光閃と、その周囲を旋回する螺旋状の気。
二つの気を以て敵を貫く必殺の一撃が雷すら超える速度で飛び、フリーザへ迫る。
決まった……誰もがそう思った。
だがフリーザの力はこんなものではない。
フリーザは驚くべき力でターレスとナッパを吹き飛ばし、反射的に身を捩る。
それでも間に合わずに魔貫光殺砲は彼の腹を貫いた。
……だが、急所を外している。
大ダメージには違いないが、仕留め損ねてしまった。
そしてそれこそが最大の隙となり、フリーザの放った反撃のデスビームがピッコロの胸を貫通した。
仕留めたと思った時こそが最大の隙。攻撃の瞬間こそが最も警戒せねばならない時だ。
それを失念してしまったピッコロは口から血を吐き出し、地面へと墜落した。
「ピッコロ!」
「この、屑、共がァ……! 一人たりとも逃がさんぞ!」
フリーザの生命力は常軌を逸していた。
ありえたかもしれない可能性の話になるが、気さえあれば上半身だけでも生き延びる事が可能なのがフリーザだ。
彼の兄であるクウラに至っては脳だけで宇宙空間に放り出されても生存出来るほど生命力が高い。
その彼がたかが腹を貫かれた程度で死ぬはずがない。
痛みはあるだろう。重傷には違いないだろう。
だがそれでも尚。それでも尚だ。
それでも尚、彼を仕留めるには至らない。
「消えろォ!」
フリーザがデスビームを放つ。
狙われたのが悟空ならば、まだ反応も出来ただろう。回避も可能だっただろう。
だが狙われたのはクリリンだった。
もしかすると、斬撃系の攻撃を持つという事で警戒されてしまったのかもしれない。
どちらにせよそれは不幸な事であり、遊び抜きで狙われてしまえばもうクリリンに打つ手などない。
クリリンの頭を閃光が貫き、脳を焼く。
ゆっくりと身体が崩れ――だがそこに無慈悲な追撃が入った。
フリーザが超能力でクリリンの身体を浮かし、まるで悟空に見せ付けるかのように空に浮かべる。
「なっ、何を!?」
「よく見ておけ! これが俺に歯向かった報いだ!」
もう死んでいる。もう動かない。
だがフリーザはそれでも満足しないらしい。
宙に浮かべたクリリンに更に圧力をかけ――その身体を粉微塵に吹き飛ばした。
瞬間――悟空の頭の中は真っ白になった。
絶望、嘆き、驚愕……様々な感情が頭の中を駆け巡り、しかしそれを上回る激情が理性を塗り替える。
クリリンが殺された。
たったそれだけの事を理解するのに数秒かかり、そして理解した後は悟空自身すら制御出来ない怒りが全身を焼き尽くした。
クリリンは既に一度死んで、ドラゴンボールで生き返っている。
つまり、もう二度と蘇れないのだ。
その事実に、悟空の怒りが臨界点を超えた。
「ゆ、ゆ、許さんぞ……よくも、よくも……」
悟空はかつて、これと同じだけの怒りを抱いた事が一度だけあった。
それはまだ子供だった頃……ピッコロ大魔王の手下であるタンバリンにクリリンを殺されてしまった時だ。
あの時も我を忘れるほどの怒りに身を焦がし、亀仙人の言葉すら無視してタンバリンに向かっていったものだ。
だが今回は、当時と決定的に違う点が一つあった。
それは悟空の戦闘力だ。
悟空はあの時と異なり、“強さ”という名の資格を有していた。
地球での暮らしは彼にサイヤ人らしからぬ穏やかさを与え、それはS細胞という名の鍵を彼に与えた。
そして最後に、激しい怒りが彼の中のS細胞を一気に刺激し、活性化させる。
“戦闘力”
“穏やかさ”
そして“怒り”
今ここに、伝説の扉を開く資格と鍵は揃った。
故にフリーザは目撃する。己が最も恐れていた伝説の戦士の誕生を。
変化は、目に見えて明らかであった。
悟空の髪が逆立ち、全身を黄金の輝きが包む。
瞳は理性を失った白目となり、普段の彼からは想像もつかないような凶悪さが滲み出していた。
――『擬似超サイヤ人』。伝説の扉を開きかけた状態だ。
「――――!!」
悟空が人ならざる叫びをあげ、クリリンを失った怒りで、可能性の扉を完全に開く。
疑似という過程を通過して、地球育ちのサイヤ人は真の伝説へ至った。
黒だった髪は黄金に。白目には再び瞳が戻り、されど先程とは決定的に異なる緑の瞳に。
顔つきも再び理性を取り戻したが、しかし普段の彼とは明らかに異なる険しい表情でフリーザを見上げていた。
「な、なんだ、あいつの変化は……!?
サイヤ人は大猿にしか変わらんはず……どういう事だ……」
「カ、カカロットの奴は一体……まさか……。
そんな、そんな馬鹿な……あ、あいつは下級戦士のはず……まさか……」
悟空の変貌にフリーザが驚き、遠くから観戦していたベジータが戦慄いた。
今の悟空から感じられる気は、完全にフリーザを上回ってしまっている。
そんな彼の見ている前で悟空はフリーザの前に一瞬で移動し、彼の手を捻り上げる。
「いい加減にしろ……このクズ野郎……。
罪もない者を次から次へと殺しやがって……ク、クリリンまで……」
「くっ!」
フリーザは何とか拘束を振りほどき、悟空から距離を取る。
だが掴まれていた腕は痛みを訴え、その圧倒的な力にフリーザは初めて恐怖を感じた。
「な、何故貴様にそんな力が……ま、ま、まさか……貴様……」
恐れていたものが目の前にある。
その事実を受け入れられず、フリーザは震えた。
いや、震えているのは彼だけではない。ベジータは驚愕で、ターレスは歓喜で身を震わせていた。
「遂にやりやがったな、あいつ……間違いねえ」
「へへっ……下級戦士なんてランク分けも当てにならねえなあ」
ターレスとナッパは地面に膝をついたまま、しかし嬉しそうに笑い合う。
同じサイヤ人として悔しくはある。
だがそれ以上に嬉しいのだ。
今自分達は伝説を目撃している。サイヤ人の可能性を見ているのだ。
「カカロットはなれたのだ……超サイヤ人に!」
ターレスの言葉にベジータとフリーザが、まさかという顔で振り向く。
そんな彼らに答えを示すように、黄金の戦士の怒りが天地を震わせた。
「俺は怒ったぞーーーッ! フリーザーーーッ!!!」
そして悟空の拳が、フリーザの顔面を殴り飛ばした。
悟飯「あの……それ、僕の台詞……」
ターレス「早い者勝ちだ」
【戦闘力】
超サイヤ人悟空:1億5000万
ターレス:250万→300万
ナッパ:150万→300万
【擬似超サイヤ人】
『超サイヤ人だ孫悟空』で悟空が見せた、超サイヤ人のようで超サイヤ人ではない変身。
超サイヤ人のような黄金のオーラを纏い、髪が逆立って白目になる。
この時点ではまだ超サイヤ人がどんなものか判明していなかったので、全国のチビッ子はこの姿こそ超サイヤ人だと信じて学校で『超サイヤ人すげえ』と語り合っていたとかいなかったとか。
そして後に本編で超サイヤ人になった悟空を見て『超サイヤ人だ孫悟空ってタイトルなのに超サイヤ人なってなかったやんけ』と語り合ったとか、なかったとか。