ドラゴンボールad astra 作:マジカル☆さくやちゃんスター
悟空「地球全体が震えてるみてえだ!」
↓
中期地球「戦闘力1億以下? ははっ、ワロス」
↓
後期地球「超サイヤ人3やっべえ!」ガタガタガタ
↓
ビルス編地球「超サイヤ人3も、もう普通やな……」
↓
最近の地球「戦闘力兆以下とかいつも通りやん」
爆ぜる、爆ぜる、爆ぜる。
空が幾度も震え、衝突の余波が吹き荒れる。
現時点でフリーザはMAXパワーの80%まで発揮しており、純粋な戦闘能力ではセルと並んでいた。
フリーザが100%MAXの力を発揮するには力を溜める時間が必要であり、更に仮にMAXの姿に変身出来たとしても長続きしない。
故に80%だ。これならば長時間の溜めはいらず、MAXのように大きく消耗する事もない。
以前はMAXパワー……筋肉を増量させた例の姿にならずに瞬時に発揮出来るパワーは精々70%が限界だったが、トレーニングを積んだ事でその欠点も多少改善されたようだ。
最もバランスの取れたこの状態をキープする事でフリーザはセルと互角に渡り合っていた。
しかしやはり彼の戦いは力任せ一辺倒だ。
彼には強敵との戦闘経験がほとんどない……というより、そもそも『戦い』の経験がないに等しい。
やってきた事は悟空やターレスとの戦いを除いて全てが一方的な『蹂躙』であり均衡した実力の強者との戦いをほとんど経験していないのだ。
二度目の復活からは逆に蹂躙される側に回ってしまい、これも戦いとは言い難い。
故にこうまで、実力では引けを取っていないはずのセルに対応されてしまう。動きを読まれてしまう。
結果として二人の戦いが互角だったのは最初だけであり、次第にその均衡も崩れて行く。
更に追い打ちとばかりに四身の拳にてその数を増やしたセルが猛攻をかけ、フリーザを圧倒し始めた。
彼の四身の拳はまさに反則的と呼んでいい。
何せ戦闘力を一切落とさずにデメリットなしで数を増やすなど、あまりに馬鹿げている。
多少の実力差など、容易に覆してしまえる数の暴力。
それを前にしてはさしものフリーザも分が悪く、いつしか防戦一方となっていた。
セルがフリーザの腹を蹴り上げ、二人目のセルがダブルスレッジハンマーで叩き落とす。
すぐに立ち上がったフリーザの気弾を三人目のセルがバリアで遮断し、四人目のセルが反撃で気功波を放った。
気功波はフリーザの足元に着弾し、彼を弾き飛ばす。
たまらずダウンしたフリーザへ4人のセルが陣形を組んで飛びかかり、体勢を立て直す間も与えず前後左右から同時に攻撃を仕掛けた。
いかに惑星を破壊する強生物フリーザだろうと腕と脚は二本ずつしかないし、目は前にしか付いていない。
そして彼は気で敵の動きを探知する能力もなく、どうしても手数に限界が出てしまう。
そこに一切の時間差なく、同一人物だからこそ可能な完璧なコンビネーションで同時に攻撃を加えられれば回避出来るはずもない。
さながらリンチのように4人のセルがフリーザを四方から滅多打ちに打ちのめし、血反吐を吐かせる。
「くそおー!」
フリーザの拳がセルに直撃し、その身体を殴り飛ばした。
だがそれと同時に一人のセルを囮とした残り3人の拳がそれぞれフリーザの顔、腹、延髄に入る。
これにはフリーザもたまらず、脱力したように地面に崩れ落ちた。
地面に手を突き、彼が見たのはセルの爪先だ。
顔を上げれば自身を見下すセルと目が合い、直後に顎を蹴り飛ばされる。
フリーザは空中で回転し、かろうじて着地したが既に息が荒い。
そこにたたみかけるようにセルが飛び込み、腰を落としての拳の連打を叩き込んだ。
ただの連打ではない。飛翔の推進力を落とさずに、前へ前へとフリーザを押しやりながらの連打だ。
普通ならばありえない『前進しながらの腰を落とした拳打の連撃』。しかしそれも舞空術との併用で可能となる。
砂塵を巻き上げながらセルの拳が面白いほどにフリーザへ入り、腹や顔を次々と殴る。
フリーザも負けじとセルを蹴り飛ばすが、それと入れ替わるように今度は二人のセルが突撃してまた拳の連打を開始した。
二人のセルの拳がクロスを描き、フリーザの顔へとめり込む。
「……完璧なコンビネーションです」
このセルの連携攻撃には観戦しているリゼットも舌を巻くしかない。
セルの連携は、
そして
普段何気なく行っているこれらの動作は、非の打ちどころのない三位一体の連携のお手本である。
一人のセルが逃げ場を奪い、一人のセルが打ちのめし、一人のセルが追い打ちをかける。
そして本体は余裕の表情で、打ちのめされるフリーザを見物していた。
「ぐはっ……!」
たまらずダウンしたフリーザは地面を血で汚し、明らかに疲労の色を濃く顔に出していた、
しかしそれでも尚、その顔は勝利への確信に満ちている。
「ゼェー、ゼェー……なるほど……想像以上に出来ますね。
これは私も本気を出さないとまずいようで……」
「ほう、まだ上があるのか。ならば遠慮せずに思い切りやるといい」
「ご親切に……はー、はー……どうも」
フリーザが両手をダラン、と下げてそこから少しだけ広げる。
左足を前に出し、彼が好んで取る姿勢を形作った。
セルは本当にパワーアップまで待つつもりのようで、腕を組んでフリーザの動向を見守っている。
悟空の細胞はかなり強力なのだが、彼の悪癖まで継いでしまったのは困った所だ。
リゼットはそんなセルの様子に溜息を吐き、観戦を続ける。
その近くではリゼットのサインを貰った宇宙人――ジャコが嬉しそうにはしゃいでいる。
何でもリゼットのサインや生写真は宇宙ではかなり価値があるのだとか。
……今、初めて聞いた情報である。
そして彼は更にセルの写真をも撮影していた。
「随分と、写真に撮るのがお好きなんですね」
「ああいえ、これは決してミーハーな気持ちでやっているわけではありませんよ。
私には銀河パトロールの隊員として彼等の行動を記録し、報告する義務があるのです」
「報告したらどうなるのですか?」
「そうですね。他の惑星ならば警戒レベルMAXの超危険区域と指定され、ミサイルを撃ち込み消滅させる事になっていたでしょう」
「他の惑星ならば?」
「はい。しかしこの地球という星は第一級保護指定……おっと。
申し訳ない、今のは忘れて頂きたい。ともかくこの星にミサイルは撃たれませんので、そこだけはご安心を」
ジャコは何か口を滑らせてしまったのか、咄嗟に台詞を中断した。
しかし気になったリゼットは彼の心を既に読んでおり、それによって何故か地球が銀河法によって第一級保護指定惑星とされている事を把握した。
何でも超銀河王なる男がそう決めたらしいが……残念ながらジャコは肝心の超銀河王の名前と容姿を知らないらしいのでその正体は謎に包まれている。
不思議に思いながらも地球に害がないならばいいか、とリゼットは戦いへと視線を戻す。
そこでは丁度フリーザが変身を終えた所らしく、全身が金メッキで塗装したような安っぽい黄金で包まれていた。
どうやら超サイヤ人はフリーザの中でかなり大きなウェイトを占めているらしい。
ああして変身にまで影響が現われるとは、意識していると言っているようなものだ。
彼の変身を見届けたセルは嬉しそうに笑い、分身を消して足を広げた。
いよいよ本腰を入れて本体が戦うようだ。
「ではこちらも全力で行かせてもらおう……はあああッ!」
セルの全身を黄金のオーラが包み、更にその上から白い光が迸る。
バーストリミット――リゼットが編み出したリゼット版の界王拳だ。
超サイヤ人と倍加技の同時発動は身体への負担が凄まじく、一つ制御を誤れば身体を壊してしまう。
ましてやパワー消費の激しい超サイヤ人3との併用など自殺行為でしかないだろう。悟空にだって出来ない。
だがセルならば出来る。
高い再生力を持ち、悟空並のタフさを持ち、リゼット並の気の制御技術を持つ彼ならばこの無理を通す事が可能だ。
「いくぞ!」
「すぐに終わらせてさしあげましょう!」
全力を出したセルとフリーザが翔け、先ほどとは桁違いの速度で攻防を開始した。
もはや悟飯ですらその動きを目で追う事は出来ず、セルとフリーザの戦いは完全に神の領域へと突入している。
緑と黄金の影が超高速で飛び交い、時折衝突してはまた翔け巡る。
傍から見ればまだ戦闘は始まったばかり。そうとしか映らぬ戦いも、当人同士にしてみれば既に幾万もの攻防を繰り返した長期戦だ。
影同士が交差する一瞬――常人にとっては一瞬なれどフリーザとセルにとっては体感時間を圧縮した長期の戦闘時間だ。
二人は交差するその僅かの間に幾百幾千もの攻手、妙手、好手、巧手を繰り出し相手の悪手を読んで打撃の隙間を縫って攻撃を当て、あるいは当てられてまた離れる。
時間にして百分の一秒? 万分の一秒?
どちらにせよ、通常ならば有り得ない短い間に、数十数百数千手にも値する攻防を二人は行っていた。
もしもこの攻防を常人でも見れる程度にまでスロー再生して流すならば、あるいはそれは30分のアニメーションが丸々一本作れてしまうだけの密度になるのかもしれない。
されど実際は全力を出しての攻防が
レベルが高すぎるが故に常人の目には逆に陳腐に映るという逆転現象が起こり、最早二つの影が飛び続けているようにしか見えない。いつ戦っているのかが分からない。
「なんて奴等だ……お、俺の目には残像しか捉えられん……」
「す、凄いなお前……俺はもう残像すら見えん」
そのハイレベルぶりに天津飯が戦慄し、ヤムチャが冷や汗を流した。
他の戦士達も同じようなものだ。
誰もがセルとフリーザの動きを掴めていない。
この中で問題なくあの戦いを視認出来ているのは最早、気の感知を極めたリゼットただ一人だけだろう。
ピッコロやターレスすらも通常の状態では時折見失ってしまうようで、面白くなさそうに視線を動かしている。
戦闘力は黄金となったフリーザが勝る。
攻撃を当てる回数こそセルが優勢なれど、一度の攻撃で与えるダメージが違う。
だがセルには再生がある。頭さえ無事ならばどんな致命傷からも立ち直る事が出来る。
故に二人の戦いは均衡し、フリーザは攻め切る事が出来ていない。
その戦いを見てリゼットは小さく呟いた。
「セルの勝ちです」
「何? 気の大きさではフリーザが圧倒的に勝っているのにか?」
リゼットの言葉にピッコロが意表を突かれたように驚く。
そんな彼にリゼットは迷いなく答えた。
「そうでもないですよ。気が付きませんか?
もう、フリーザの気がセル以下にまで落ちているのを」
リゼットに指摘され、ピッコロとターレスはハッとしたような顔になる。
確かに先ほどまではセルよりも強大だったフリーザの気が今やセル以下にまで落ち込んでいる。
これは一体どうした事だと困惑する二人とは対照的に、リゼットはどこか呆れたような顔だった。
「結局、過去の敗戦から何も学んでいなかったのでしょうね。
弱点が以前から何も変わっていません。これではただスケールを上げただけの焼き直し……失敗の繰り返しでしかない。
彼の兄がこの姿を見ればきっと、『まだまだ甘い』と吐き捨てたでしょう」
以前フリーザは100%MAXの力を存分に扱う事が出来ずにスタミナ切れによって敗北を喫した。
そして今もまたその弱点は何一つ変わっていない。
彼は己の最大の欠点を何も解消しないままに地球へと来てしまったのだ。
そしてその代償は高くついた。
今や勝負は完全に逆転し、セルが一方的にフリーザを圧倒している。
気の消費が激しいという弱点を抱えているのはセルも同じ事だが、それでもフリーザよりは長続きする。
セルが消耗するまでフリーザが耐え抜けばまだ勝機もあろうが……流石にセルもそこまでは遊ばないだろう。
「ずあああ!」
セルの蹴りがフリーザを弾き、回りこんでまた蹴り飛ばす。
すっかり息の切れてしまったフリーザが空中で停止し、だが直後真上に現われたセルの肘打ちで地面へと落とされた。
体力の消耗とダメージによりとうとう黄金化までもが解け、フリーザは屈辱の四つんばいとなってセルを見上げる。
「ふっ、勝負あったな。礼を言うぞフリーザ。
貴様のおかげで今の私の強さをこの上なく実感する事が出来た」
「ぐっ……ぬ!」
「では、さらばだ。地獄で会ったらまた闘ろう」
フリーザがイタチの最後っ屁で地球を破壊しようとするが、その気功波すら意味を成さない。
気功波を撃とうとした腕にセルの尾が突き刺さり、生体エキスを吸い取る。これによりフリーザの腕は水分を失ったミイラのような状態になってしまい、最後の抵抗すら封じ込まれてしまった。
もしもここにいるのが孫悟空かベジータならば今の手にかかった事だろう。
だがセルにベジータの細胞はなく、悟空の細胞はあれど同時にリゼットの細胞もまた受け継いでいる。
故に不覚は取らない。勝てる勝負に負けるような失態はない。
……もっとも、セルが止める必要もなくこの周囲の地面には薄く引き伸ばされたバリアがリゼットによって展開されていたのでどのみちフリーザの最後っ屁は絶対に成功しなかったのだが。
腕を失ったフリーザを蹴り上げ、セルが気を高めて構えた。
「かめはめ波ァァァ!!!」
そして放出。
青白い気の奔流がフリーザを呑み込み、彼を構成する全てを抹消していく。
皮、肉、臓腑、骨。あらゆる細胞を余さず気で消し去り、フリーザは絶叫をあげながら光の中へと消え去った。
それを見届けてからセルは腕を組み、完全にフリーザの気がなくなった事を確認する。
「ふふ……後5分くらいは遊んでやってもよかったかな?」
そして勝利を確信した後のこの台詞である。
リゼットは小さく肩を落とし、悟空譲りのこの悪癖だけはどうにかならないものかと呆れてしまった。
(それにしても……)
リゼットは神経を尖らせて遠くの宙域の気を探る。
どれだけ探知しても、フリーザに似た気は感じられない。
しかしそれは少しおかしいのだ。
何故ならナメック星のドラゴンボールは三つの願いを叶える事が可能で、フリーザを蘇生させた者達が何も叶えていないとは考えにくい。
だからコルド大王や……クウラが蘇生している可能性が高いと睨んでいるのだが、何も感じないのだ。
(復活していない……ならば一番いいのですが……)
どうにも、嫌な予感が拭えなかった。
★
――惑星M2。
そこは、全宇宙の征服を企てるマシンミュータントという機械生命体が暮らす惑星だ。
その戦闘能力は高く、ザーボン率いる大銀河パトロールすら迂闊には手を出せない。
特にこのM2最高の実力者とされるリルド将軍に至っては、あの魔人ブウと同等の強さを誇っていた。
だがその惑星は今、荒れ果てていた。
精鋭であったはずのマシンミュータント達は一体の例外もなく全てが残骸と化し、星の至る所では激しい戦闘の跡が見れる。
……いや、戦闘の跡というのは正しくない。これは蹂躙の跡だ。
壊れたマシンミュータントの中にはリルド将軍……だったと思われる残骸も転がっており、侵略者の凄まじさを物語っていた。
「あ……ガ……サイヤ人……復讐……すルまでハ……」
バチバチと、壊れた腕や腹部をショートさせながら話すのはこの惑星の科学者であるドクター・ミューという男だ。
その横では赤ん坊のような小さな機械生命体が、これまた残骸となって転がっている。
彼の名はベビー……かつてサイヤ人に滅ぼされたツフル人が、残された科学力を結集させ、ツフル王の遺伝子を組み込み誕生した寄生生物だ。
他者の身体を乗っ取る事で理論上はどんな強敵相手でも勝てるはずの生物だが……それも成長し切っていない
寄生する暇すらない圧倒的強者を前にしては、ただ滅ぼされるしかない。
しかも今、この惑星を襲っている男には一切の容赦がなく、甘さもなかった。
空から、太陽が降って来た。
いや、太陽ではない。太陽と間違えてしまうほどに巨大で熱い、紅蓮の気弾だ。
それがツフル人の復讐心ごと、惑星M2を塵へと還していく。
ツフル人の悲願など知らぬ、復讐心も知らぬ。野心も知らぬ。眼中にすらない。
ただ目の前にいて、腕試しの相手として丁度よかったから滅ぼした。ただそれだけの事だ。
「…………ちくしょおぉぉ……」
最期にベビーの口から洩れたのは、泣き声のような掠れた声であった。
サイヤ人への復讐を果たす事も出来ず……出会う事すら出来ず。
ベビーという、本来ならば強大な敵になれたはずの男は、更に強大な
M2が爆散し、宇宙から一つの星が消える。
その光景を眺めながら悪魔は、己の腕に取り付けた腕輪を見た。
科学の発展とはいいものだ。
これだけ力を振るっても、外に戦闘力が漏れる事がない。
彼が復活して何にも優先して行ったのは、戦闘力を隠す事であった。
そうでもしなければ、あの女の感知に引っかかってしまうかもしれない。
その為にまず彼は、気の操作を覚えた。
次にこの機械惑星M2に侵入してそこらのマシンミュータントを材料に、かつてビッグ・ゲテスターと融合していた時の知識を用いてこの腕輪を完成させた。
科学の発達したこの惑星には素晴らしい材料が多かったので、予想以上の代物が出来たのは嬉しい誤算だろう。
これで、時が来るまではあの女に気付かれずに力を磨き続ける事が出来る。
「……フン。フリーザめ、敗れたか」
最近身に着けた気を感知する能力で、地球に行ったはずの弟の気が消えるのを感じた。
恐らく敗れて消されたのだろう。
弱点を消さぬまま、復讐心に駆られて突撃するからこうなるのだ。
共に蘇生させられたコルド大王も、支配権を取り戻そうと早期に動いたせいで銀河パトロールのレジックという男に捕まってしまった。
だが彼は弟や父と違う、決して焦らない。
煮えたぎる憎悪を原動力に、されどそれに踊らされる事なく。
ただ、確実な復讐を果たすために力を磨き続ける。
宇宙の支配……権力、見得、栄光……そして未来。
その全てが今やどうでもいいものだ。
たった一つだけでいい。
あの女を……リゼットを蹂躙し尽し、そして殺す。
それさえ果たせれば、他はもう何も要らない。
「フリーザも……まだまだ、甘い」
男――クウラは、力だけを求め続ける。
たった一つの、執着にも似た憎悪。ただそれのみを糧として。
宇宙の暗闇の中で、真紅の瞳だけが不気味に輝きを放っていた。
ベビーは犠牲になったのだ……超ルート進行によるGTルート消滅……その犠牲にな……。
~後日談~
悟空「へえー、またフリーザが復活してやられたんか。これで何度目だ?」
ベジータ「どうでもいいな」
リゼット(……哀れフリーザ。今回は強かったのに)
~後日談2~
ジャコ「えっ……サインと写真没収? そりゃまあ写真は元々提供するつもりでしたが……えっ? セルとフリーザはどうでもいいから、女神の映っている写真だけ没収?」
銀河王「うむ。超銀河王様のお達しだ」
ジャコ「何故に!?」
【戦闘力】
ゴールデンクウラ:4兆7000億
※現時点の数値。クウラさんはインフレ特急に駆け込み乗車すべく必死に走っております。
ちなみにこんな強そうな演出してアレですけど、クウラの出番は監獄惑星編までありません。
で、このSSは力の大会編終了で一度完結という形にするので、つまり彼の出番は(ヒーローズのアニメが終わるまで)もうないです。
クウラ「何だとォ!? どんな終わり方をするか分からんシナリオへの出演の為に俺を出さん気か!?
『続きはゲームで自分の目で確かめてくれ!』なんて終わり方をしたらどうする気だ!?」
※その時はモロ編にでも出すか、オリジナルシナリオで『復活の「C」』やります。