機動戦士ガンダムUC“作られた醜き獣” 作:パイル軽量逆関節
「あのコムサイ、お前だったのか...エンリッヒ」
「ん?ああ、マリーか...いやぁ、そちらに見えてない敵機がいたものでね」
「そうか...」
「ああ...クシャトリヤ、調子良いみたいだな」
「まぁ...そうだな」
「そりゃ良かった...俺の整備の腕もまだまだすてたもんじゃないな」
「やっぱりお前だったのか」
「やっぱり?」
「お前の匂いがした」
「ハハハ、そりゃ結構...ハハハ」
「笑うな」
「ハハハ...フゥ、いや、すまんな」
「マリーダ、そろそろ交代してくれないか?」
「あ、ああ」
「ギルボアか?」
「おう、エンリッヒ」
「息子さん達はどうだい?」
「元気だよ、今度会いに行ってやってくれ」
「おう、そうしよう」
「おっと、そろそろインダストリアル7だ、ワイヤーの切り離しを頼む」
「ん?もうそんな時間か...」
「お前さんがマリーダと長い間喋ってたからな」
「ん?そんなにか?」
「ああ、おまけにキャプテンの目が生暖かくてよ」
「よくわからんが・・・ご愁傷様」
「本当に、鳥肌もんだ」
「ハハハ...ワイヤー切り離すぞ」
「おう、じゃあインダストリアル7で」
「ほいよ」
※
「は!?姫が!?」
「ああ、どうやら密航していたらしい」
「おいおい、ヤバいんじゃねぇの?」
「ヤバいどころの話じゃない」
「・・・おいおい」
「マリーダと捜索に向かってくれ」
「さっきのあんたの言葉聞いちまったら断れねぇよ」
「聞いてたのか...」
「・・・で?マリーもう先行っちまってるけど?」
「・・・お前なら見つけ出せるだろう?」
「いや、まあそうだけどさ...」
「頼んだぞ」
「あ、ちょ...おい!?」
※
俺は偉い奴らが言うにはニュータイプらしい
両親はジオン残党殲滅作戦で殺された
俺はその後つぎはぎのMSのコックピットの中で発見されたらしい
そう、それがキマイラだ
俺はその発見後ニュータイプの軍人として育てられた
ニュータイプらしき能力は一応使いこなせている...筈
その中の一つが気配察知能力...だっけか
「マリー...お、いたいた」
何か変な格好...
どうも少年から話を聞いて...いや、聞き出しているみたいだが
行き先は大体検討がついてる
さっさと連れてくか...
「おい、マリー」
「!?」バッ
「わっ」ドサッ
「もう良い、行き先は検討がついている、先回りするぞ」
「わかった」
「少年、悪かったな...」
「あ、えと」
少年が何か喋る前に走る
俺達は訳あって身体能力が高い
すぐに少年は豆粒程度の大きさになって消えた
※
「・・・」
何なんだあの少年...あの後無事に姫を発見し、連れ帰ろうとしたが
少年の妨害が入り、追いかけたマリーを追いかけ、上から落ちてきたマリーを受け止めて今に至る訳だが
「・・・」
「・・・」
な~んか微妙に気まずい...
「船長、失敗しました」
「・・・もう良い、向こうが場所の変更を申し出てきた」
「あ、やっぱり?」
「・・・お前もついて来い」
「了解・・・マリーは?」
「マリーダは船に戻ってくれ」
「だってよ」
「了解」
「何かあったのか?」
「さっぱりっす」
「そうか...」
「じゃ、今から向かいますね」
「ああ、待ってるぞ」
「おっす」
とりあえず向かうことになった
原作の1~3巻を無くしてしまいまして
仕方ないのでOVA見て補ってます