機動戦士ガンダムUC“作られた醜き獣”   作:パイル軽量逆関節

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回答 試作二号機は核爆発にも耐えられるように設計されています

主人公の自爆も虚しく
原作通りに流れ、バナージはネェルアーガマに一旦回収され、フロンタルの手によりパラオに搬送されてます


赤い彗星、濃緑の星塵
2-1.


「・・・ここは?」

 

どこだ?

宇宙...キマイラの中?

 

「!?」

 

突如すぐ横を何かが通り抜ける

 

「ヅダ...?」

 

あの形・・・まさしくヅダだ...キマイラの頭部パーツと背部(バックパック)パーツの主であり母親が乗っていたMS

 

その後も次々MSやMAが出現した

ゼーゴックにオッゴ、ヒルドルブ、ケンプファー...父親の乗っていたビグ•ラングまで...

 

サイコガンダム、サイコガンダムMk-2、クィン•マンサ、ヤクト•ドーガ、a•アジール................ん?

 

「俺...何で名前がわかるんだ...?」

 

それだけじゃない...搭乗者の事も、その機体の性能も兵装も強みも弱点もいつ破壊されたのかもわかる

 

ガンダム

...破壊王

 

強化人間

...マリーもそうだ

 

幸せか?

...何が?

 

強化ニュータイプは何を望む?

...できるなら今の家族を守りたい

 

その命、作られし醜き獣に託すか?

...いや、キマイラは醜くないから

 

 

 

ま、良いか・・・

 

 

 

「A Mon Seul Dsir(我が唯一つの望みに)」

 

〈Start...〉

 

「時期を表す獣、理解できない夢の象徴」

 

理解されなくて良い、それが夢なのだから

俺の命と引き換えであっても...ガランシェールの家族を守る

それが俺の夢、俺の望み、俺の願い

 

「キマイラ...力を」

 

〈 OK 〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「!?」

「どうした?」

「唯一残ってて回収したキマイラのコックピットから生命反応が...」

「早くキャプテンに知らせろ!!!」

「無理だ!!!キャプテンとマリーダはフロンタル大佐の執務室に小僧を送っている!!!」

「な、ならコックピットを開けるんだ!!!」

「お、おう!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「座りたまえ」

 

ここはパラオのフロンタルの執務室

そこにはバナージとフロンタル、アンジェロ、給仕服を着た兵士の四名がいる

 

が、給仕服を着た兵士はバナージの座ったソファの近くにあるテーブルに置かれたカップに紅茶を注ぐと退出してしまった

 

「あの...」

 

バナージが口を開く

 

「あなたは、あの赤いモビルスーツに乗っていた人ですか?」

 

アンジェロはすっと目を細める

フロンタルは口元に笑みを浮かべ

 

「そうだと言ったら、どうする?殺し合いをした相手と茶は飲めないか?バナージ•リンクス君」

 

バナージは震える手で紅茶に口をつける

 

「良い反応だ」

 

フロンタルは変わらず笑みを浮かべている

 

「だが、向こう見ずでもある。パイロット気質だな」

 

フロンタルは立ち上がり、バナージの近くに歩いて行くと、

 

「フル•フロンタル大佐だ。ミネバ様のためにしてくれたこと、感謝している。手荒な招待になってしまったが、許してくれ」

 

そう言い、右手を差し出した

バナージは一旦応じようとするが、それを止め口を開いた

 

「失礼ですが、その仮面は傷をお隠しになっているものなのでしょうか?」

 

虚をつかれたという表情を口元に浮かべ、フロンタルは手を下ろした

アンジェロの顔面のシワは増える一方だが

バナージは更に

 

「もしそうでないのなら、顔を見せていただきたいのです」

 

と、続けた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「では、ガンダムで戦った君はどうなる?」

 

「!?」

 

「武力の全てが悪なら、ガンダムを使った君も同罪になる。君のせいで、我々は貴重な兵を失った」

 

「俺のせい...?」

 

「機体の自爆や流れ弾だが、君がガンダムに乗り戦って起こったことに変わりはない」

 

呆然と立ち尽くすバナージ

 

「ジンネマンを呼べ」

 

アンジェロが内線電話を取る

 

「君には、まだ学ぶべきことがたくさある。我々のことを知ってほしい。その上で、良き協力者になってくれれば嬉しく思う」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「開きません!!!」

「くそっどうなってんだ?」

「あ!?」

「どうした!?」

「生命反応...また消失しました」

「・・・そうか」

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