20181225タイトル修正。
神様転生って知ってる?
ああ、知らなくても構わない。こっちで勝手にしゃべるから。
まあ、あれだ。神様に会ってそっから異世界に行くあれだ。
こんな荒唐無稽な話を何故してるかって?
決まってるだろう。今したからさ。
そう、たった今。転生しました。
じゃあ、そこに至るまでから話そう。
とても暑い日だった。
それこそ、重度の熱中症にかかるようなやつが出るくらいには。
その日、外出中だった俺はとてつもない馬鹿なことをやらかした。
暑い、熱中症には気をつけろ。
テレビでも言われてたし、待ち合わせの約束をしていた友人にも言われた。
なのに、なのに…。
俺は水分を忘れた。
水筒は一昨日壊れた。
落としたところに運悪く階段があり、そのまま転がって落ちて行った。
本体は金属製だが蓋はプラスチック。
割れるに決まっている。
自販機で買おうにも残念なことに今日はカツカツなのだ。
昨日本を買い、残金なんと82円。
チロルチョコが8個買えるが、飲み物は買えない。無念。
そんなこんなでやべぇ状況だったが、さらにまずいことが。
今日の約束は運動、つまり汗をかく訳だ。
今の俺は水分を持っていない。
何が言いたいかわかるな?
ぶっ倒れて搬送されました。
ただ、もう手遅れだったらしく意識はあるが体が一切動かなかった。
なんとか気合で口だけ動かして遺言を残しておいた。
「悪いけど、PCだけは壊してくれ。あと部屋も燃やしといて…」
馬鹿な遺言だったが、我が友人は実行してくれただけろうか。
律儀なやつだが、少し抜けているあいつのことだ。
どうせ、ディスプレイのみで本体は沈めないんだろう。
俺のは古いタイプで本体は別だったし…。
死んでから性癖バレするとか最悪なんだけど。
「そろそろいいかな?回想が長いと相手を待たせるって知らないわけではないよね?」
気がついたら前方にこう、モヤがかかっているというのだろうか。
はっきりと姿が見えない人?が立っていた。
「うん、ようやく気がついたね。君の回想はやけに長かったね。
他のやつらなんて振り返ってもすぐに割り切るやつか、死んだあたりしか振り返らない馬鹿なんだが…」
まあ、それは…。
「大丈夫。君がそう思う理由もわかってる。君が死んだ理由もね」
そうですか。一つ質問いいです?
「君といっしょにいた子だろう?無事だよ。ただ、君のことを悔やんでいるけどね。
君みたいな人を出さないように保険関係の道へ進んでいるよ」
申し訳ないな…。俺のせいで進路を歪めてしまうなんて…。
「ま、君の生前の話は終わり。これからのことを話そうじゃないか」
あ、すいません。その前に一つ。
「さっきいっしょに質問しなかったのは何故だい?」
今気がついたことなので。
「そうか、僕は生前にしか干渉できないからね。ここに来て初めて思ったことは読み取れないんだ。
さっきの子は君がなんども気にかけてるからこそわかったんだ」
そうですか。万能ではないんですね。
「まあね。で、なんだい?質問というのは」
なんで生死に関する嫌悪感とかそのあたりのマイナス面の感情が湧いて来ないんですか?
おかしいでしょう?
「君は必ず戻ろうとするだろう?面倒臭いからさ。無理矢理で割り切らせておいた方が楽だ」
最低ですね。
「僕達にとっては君達なんてそんなものさ。さて、もうなにもないかい?」
はい。
「それじゃあ本題だ。君は転生したいかい?それともこのまま天国などへ行きたいかい?」
転生で。天国なんて暇そうですし。
「OK、特典とかもつけられるけど。どうする?」
そうですね…。じゃあ、あれでいいや。
家の弟が見てたあの仮面ライダー?でしたっけ。
あの武器とかでお願いします。
「どのライダーかわかんないからランダムね。それじゃあ行く世界はこっちで決めておくから」
テキトーでいいんですね。被るのとか気にしないんですか。
「これまでのやつらと被っても文句は言わないでね?ランダムだから」
それじゃあさようなら。ありがとうございました。
「うん、いってらっしゃい。新しい人生楽しんでね」
とまあ、こんな感じだ。
まあ神様だし敬語にした方が良いよね?って思ったから敬語にしたけどしなかったらやばい気がした。
主に、特典とか。あと、行く世界とか?
こう、裏でネチネチやりそうな感じだ。
それは置いといて。現在の状況を説明する!
父親!黒髪のイケメン!渋い系ではないがそれっぽい雰囲気はある!
母親!黒髪の大和撫子!綺麗系で美魔女になりそう!
俺!赤ん坊!以上!
これが神様転生特有の強制赤ちゃんプレイか…(戦慄)
さて、もう3年くらいしたらここがどこかわかるはず。
なるべく知ってる世界であって欲しい。
あ、眠くなってきた…。赤ちゃんてすぐ寝るよね…。
おやすみぃ…。
特典やらなんやらは次で説明できたらいいな。
感想、批評、指摘等ありましたらぜひ感想を下さい。