変身できないどうしよう   作:有明の海

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2話目。単純な説明回。
説明長いので流し読みでも問題ないかと。
20181225描写の追加。


よくある説明回

あれから10年たった。

時間が飛びすぎ?無茶言うな。ひたすら小学校の風景垂れ流しにして何が楽しいの?

 

ここ数年程は1人でいることが多かった。

一応父親は家に居るが出張が多く、そのため保育所に預けられることがしばしば。

母親もパートで空けることが多いのもその理由である。

一日中パートってどんな場所なんだろう…。

給料は大分良いみたいだけど。

 

今は落ち着いたのか、父親も母親も家に居ることが多い。

なんでも、「借りは返した。もう従ってやる道理は無い」だそうだ。

仲が悪いんだろうか。結構イラついてた。

 

そう、変わったことと言えばもう一つある。

俺自身の能力だ。

 

俺は特典で「弟が見ていた」ライダーを指定した。

つまり、範囲がだいぶ広いのだ。

どれになってるかなー、と思いながら能力を使ったのが5年くらい前の時。

その時はこんな感じだった。

 

 

 

まず出てきたのは少しごついバックル?が2つ、少し形状が違うのが一つずつ。

その後に大量のカード。

最後に剣、銃、弓、杖だった。

 

これは…なんだっけ。

あのやけに滑舌が悪いやつだったはず。

なんと言ったか…。

仮面ライダーブレイド?だっけ。

「これが噂のオンドゥル語…」って弟が言ってたのは覚えてる。

見終わった後に「クソ泣けるじゃねえかこの野郎!」っていうのも覚えてる。

ていうか記憶は案外薄れないな。あの神様が保管でもしてるんだろうか。

 

さて、話を戻して問題は変身できるかどうかだ。

いざとなった時に変身できないとか困るからね。

バックルを手に取る。

その瞬間、手順が頭に流れ込んできた。

 

「ッ…!あだだだだだッ…!痛い!頭痛が痛い!」

 

変なコト言ってる気がするけどかまってられない!

ちょっと待っいだだだだだ!

 

「あー、痛いのかようやく収まった。脳に負荷をかけるってこんな感じなんだね」

 

まあ、おかげで理解できたわけだし。

変身の仕方自体はわかったのでいいはず。

さあ、変身だ。

 

カードの中からスペードのAを取り出し、バックルに入れる。

それを腰につけるとバックルからカードが飛び出し、腰に巻き付く。

そして左手を腰だめに、右手を独特な形にして左前方に伸ばす。

さあ、宣言して変身だ。

 

「変身!」

 

ベルトの右側にあるレバーを引き、バックルが回転する。

そして…。

 

「………あれ?」

 

何も起きなかった。

 

「え?え?どういうこと?は?え?」

 

待ってマジでなんなの?ちょ、は?

いやまってなんで?

What?

一周回って冷静になったころ。

 

「なんでだ…?」

 

ようやく考えることができるようになった。

一応候補としては、

 

1.変身手順が間違っていた。

2.変身アイテムが足りなかった。

3.変身条件みたいなのがある。

 

こんなもんかな?

1、2に関しては一応上げてはいるけれど、無い。

神様がそんなミスするとかおかしい。

おかしくないと詰んでるから考えたくないです。はい。

 

ということは3、条件があるというやつだ。

これは調べるしか方法がない。

というわけでいろいろ試す。

 

 

はい。色々試しました。

カードが違う

→全部試したけどそもそもバックルに入らなかった。

バックルが違う

→全部試したけど頭痛がして変身方法しかわからなかった。ただし、ハートが描いてあるやつはそもそもなにも起こらなかった。

変身状況が違う

→いろんなタイミングで試したけど全部ダメだった。

 

他にも色々。

これ以上無理だなって思ったのが2年前。

出した結論は「変身は適正みたいなのがある」

それにたどり着くのに3年かかった。

まあ、武器使えるしいいでしょ。

 

というわけで次の年からは武器の検証をしてた。

 

まず剣。

これはスペードのカードに適正?があるっぽい。

スペードは電撃、タックル、斬撃など。

剣に電撃を纏わせて切ったり、電撃を纏ったタックルなどができる。

 

次は銃。

これはダイヤに適正。

炎熱、アッパー、銃撃など。

弾に炎を纏わせたり、弾の威力を上げたり、拳に炎を纏わせて殴ったりできる。

 

次は弓?うん、刃がついてるけど弓。

これはハートに適正。

暴風、チョップ、浮遊など。

風を纏った突進、上空からの急降下攻撃などができる。

 

最後に杖。

これはクローバーに適正。

氷結、刺突、棒術など。

吹雪や氷結状態にする毒突きなどができる。

 

こんなとこかな。

それぞれカードを武器にこう、シュッてするとできる。

時々コンボ技みたいなので特別な音がなるけど、威力高いのかな。

 

ちなみにやってる場所はどっかの国のだだっ広い荒野。

ハートの4、スペードの9で高速飛行して行きました。

とてつもなく速いのでダメージ半端なかったです。

途中、ダメージで落ちそうになったのでハートの9使って体力回復したあと、スペードの7使って防御力上げてから行きました。

 

でもこれ使うと体力食うんだよね…。

MP的なにかは6〜10使うたびに減ってる気がするし…。

まだJ〜Kは使えないみたいだし。

問題は山積みだ。

 

 

以上、小学生の奮闘でした。

こんな検証が終わったのはつい最近。

検証が終われば武器の取り扱いを考えなきゃいけない。

教えてくれる人は近くにいない。

そもそも小学生が武器どこからともなく出すっておかしいしね。 

 

そんな理由で自己流で練習すること半年。

剣や銃、弓に杖の練習が日課になってきました。

こんな生活にも慣れて来たのでようやくこの世界について調べることにした。

 

自分が住んでるのは日本。

これがわかれば多少は楽になる。

次、地名。海鳴市。

これで大体確定した。

「とらいあんぐるハート」もしくは「魔法少女リリカルなのは」だ。

これは辛い…。

なのはは見てたからいいが、とらハは見てない。

この世界がとらハでなければいいな…。

 

そんなこんなで小学生ライフを過ごしていた。

それから数年経ち、中学2年のある日のこと。

 

なんでも、近くに喫茶店が建つそうだ。

店長が挨拶に来たそうなのでお前も出てこい、と親から呼ばれた。

海鳴で喫茶店と言ったらおそらくアレなはず。

じゃなきゃ「とらハ」も「なのは」も物語が始まらない。

今行く、と声を返し自分の部屋を出ていく。

 

玄関に来て親が話しているのを確認する。

どうしよう、母親が勢いに乗っている。

あれは長い。

具体的には近所のおばさんに絡まれた時くらい長い。

男の人―多分あの人だろうけど―を助けに行かなければ。

 

「母さん、来たけど…。その人?挨拶に来た人って」

「それがね、あの人ったら…あ、来たのね。挨拶しなさい」

 

その人を見る。

身体付きはがっしりしてはいないが、引き締まっている。

そして何よりイケメン。少し若いがもう数年したら渋いイケオジになるだろう。

 

「こんにちは。僕は高町士郎。今度開店する「翠屋」って喫茶店の店長だ。君は?」

「こんにちは、士郎さん。僕は大牙(たいが)。黒咲(くろさき)大牙(たいが)って言います」

 

挨拶をくれたので普通に返す。

普通に返したはずだ。

普通に返したはずなのにだいぶ驚かれた。

硬直しなくてもいいでしょうに…。

 

「しっかりと挨拶できてるでしょう?この子、大人びてるのよ〜。けど、時々子供っぽくてまたそこが可愛いの。例えば…」

「か、母さん!恥ずかしいからやめて!」

「あはは…。すみません、少し驚いていて。そちらの息子さんずいぶん大人びてますね。うちの息子はしっかりはしていても、まだまだ子供らしいので」

 

そうか。この年ならもう少し子供っぽくしないと不自然なのか。

少し不気味な印象になっちゃったかな?

 

「もしよかったら開店したら来てほしいな。同い年の息子が家にもいるから」

 

さっき話してた子のことだろう。

その名前はおそらく…。

 

「高町恭也って言うんだ。知ってるかい?」

 

やっぱり。

何回か学校で聞いた覚えがある。

女子が話しているのを聞いた。

 

なんでも、かっこいい上に正義感があって勉強スポーツなんでもござれ。

文武両道で容姿端麗とかなにその超人。

 

そんなことを言ってた。

そして、それ以外でも俺は知ってる。

 

「とらハ」の主人公にして、「なのは」主人公の兄。

戦闘民族高町家の筆頭。

そんな彼の側面を。

 

同い年とかマジで?

戦闘申し込まれない?

嫌だよ戦えないよ。

 

そんな感じでウンウン悩んでいると士郎さんは人見知りしていると思ったのか声をかけてくれた。

 

「そんなに考える必要はないよ。あの子は少し他の子より大人びていてね。友達が少ないんじゃないかと思ったんだ。学校のことをあまり話さないからよくわからないけどね。だから友達になってほしいんだ」

「ならちょうどいいかもしれないわね。この子、学校であまり友達作らないのよ。いわゆるボッチね」

「母さん?そうやって心抉るのやめて?」

 

この人無意識に抉ってくるのが本当に怖い。

父さんも俺も何度抉られたことか。

 

「まあ、そんなわけで頼むよ」

「はい。わかりました。喫茶店でしたっけ。何か小腹が空いた時にでも行きますよ」

「こーら。上から目線で言わないの」

 

叱られてしまった。

まあそんなわけで。

喫茶店「翠屋」に行くことになった。




どこかに8月以来投稿してない小説ほっぽって新作投稿した馬鹿がいるらしい。
一体どこのだれだろう()
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