変身できないどうしよう   作:有明の海

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もうすぐ1000UAなのでって調子乗ってました。
ごめんなさい。

クリスマスなんてなかった。イイネ?


よくある絡み回

さて、士郎さんの訪問から数日経った今日。

喫茶店「翠屋」が開店する日だ。

数日経ってるし、士郎さんもいろんなとこ回ってるから話しかけられることもないだろう。

れっつごー。

 

さて、緑屋につきました。

列ができてるなあ…。結構な人の数だ。

ここまで人がいるとは思わなかった。

 

回った家の人が全員来てるなら納得だけど、ね。

流石の人望だ。

 

さてさて、列の最後尾は…。

あった。並んでると言っても開店してすぐにしては、だからね。

 

 

 

ようやく買えました。

翠屋のシュークリーム。

はむっ…もぐもぐ…ごくん。

はむっ…あっ、クリーム手についちゃった。

ちょっと舐めればいいよね。ぺろっと。

 

すごく…美味しかったです…。

くっ、悔しい!でも(美味しく)感じちゃう!

…1人でやっても虚しいな…。

 

現在翠屋の近くでほおばってました。 

見た目は小学生が笑顔でシュークリーム食べてただけなのでなにも問題ないです。

ただ、中身がダメなだけです。

 

そういえば、見た目の確認がまだだったね。

長めのショートで耳がチラッと見えるくらい。

体格はどちらかと言えば()()()女らしい。

声もあんま変わらないからパッと見女の子です。

 

親の遺伝子を色濃く受け継ぎ、顔立ちは整ってます。

この世界では不思議ではないんだけどね。

なぜなんだろう。

単純にこの世界の人たち顔立ちが整い過ぎてるせいな気が…。

 

不思議と言えば士郎さんもだよ。

あの人なんで初見で俺が女の子だと勘違いしなかったんだろ。

身体はだいぶできてたし、武道でもやってるんだろうか。

武道やってる人は立ち方とかで見抜けるらしいし。

 

そうそう、身長もだいぶ低い。

最初の方で小学生って言ったのはそれ。

そこも女の子っぽく見える原因なのだろうか。

泣きたい。

 

さて、わざわざこんなところで食べてるのにも理由がある。

それにはこんな事情が…。

 

〜〜〜

 

「あ、黒咲くん。ちょうどよかった。君に要件があってね。少し待っていてくれるかな?

終わったら呼ぶから」

 

〜〜〜

 

回想終了。

回想入れる程長くなかった。

 

というわけで待ちぼうけてます。

暇だなあ…。

あ、そうだ。あの変なカードでマジックの練習しよう。

確かフォーエースってやつがめっちゃ楽だったはず…。

 

 

 

「黒咲くーん。あの子、そんなに遠くには行ってないはず…どこに…あ、いた」

 

えーと、トップに置いたのをバレないようにするためにボトムに置いて…。

それを持ち上げる時に片手に4枚まとめて持って…。

 

「黒咲くん。おーい。黒咲くーん?聞こえてないな…」

 

トップに置いたのがバラつかないようにシャッフルして、上の16枚目に入れて…。

後は…。

 

「1、2、3、4。よし!できたー!」

「うんうん、嬉しそうでなによりだ」

 

ゑ?

 

「し、士郎さん。いつからそこに?」

「君がカードをブツブツ言いながら広げて、またまとめたとこからかな」

 

マジックの最初からと。

ほう。つまり…。

 

「君も子供らしいとこらがあるんだね。よかったよかった」

「あああああああ!!!!!!」

 

いやだああああああああ!!!!!!

見られてたあああああああ!!!!!!

 

「士郎さん!忘れて下さい!!」

「あはははは。どうだろうね」

 

だめだ!忘れてくれないやつだよこれ!

 

「まあ、それはともかく。君への要件についてだ。そのせいで君を引き留めてしまったんだからね」

「あ、すみません。マジックに夢中で忘れてました」

 

うう…見られたことは恥ずかしいが忘れてた俺も悪い。

誰かが来てもおかしくない場所でやってたしな。

 

「それで要件とは…?」

「詳しくは家で話そう。ついておいで」

「あ、あの。帰宅時間が近いので、早めに終われるかどうかだけ聞かしてください」

 

家は少々門限が厳しい。

多少なら大丈夫だが、長めの遅刻だと父親が…。

 

『お前、何分過ぎたと思ってる?』

 

と、イイ笑顔で聞いてくるのだ。

その後は怒りもせずねちっこく俺が悪くないことを上げてくるのだ。

そう、悪くないことを上げてくる。

おかげで罪悪感が半端ない。

謝れば許してくれる分、前世の兄よりかはいいのだが。

 

「大丈夫だよ」

「あ、よかっ…」

「君の親御さんには伝えてある」

 

ん…?

 

「えっと…それは一体?」

「君の親御さんは『士郎さんなら大丈夫でしょう。暗くなっても送ってくださるなら大丈夫ですよ』と。責任は僕が持つから安心してくれ」

 

あ、そうですか。

面倒事なら門限を理由にして帰れると思ったのに…。

 

 

 

「それでは改めて。要件とは?」

 

ところ変わって翠屋。

士郎さんとよく似た顔立ちの男の子1人とおそらく士郎さんの奥さん。

3人を相手に話していた。

 

「いや、そんなに硬くならなくてもいい。ただ友達になってほしいだけさ」

「友達…ですか。そんなことをしなくても恭也くんは充分人気だと思いますけど…」

 

実際、俺より休み時間は囲まれている。

というより、俺が囲まれすぎてないだけかもしれないが。

 

「人気だからこそ、だよ。人気だけど、友達と呼べる人物が少ないのさ」

「この子は少し女の子を引っ掛けやすいのよ。男子からはそれで妬まれることも少なくなくてね」

「か、母さん!?」

 

恭也くんは人気すぎるのか。

男子は女子からの人気で嫉妬してるやつもいて、友達になろうにも女子の壁が厚くなれない。

女子は女子でお互いに牽制しあっている、そんな感じだろうか。

 

「事情はわかりました。恭也くんにも聞いておくけど二人の話に間違いはある?」

「…いや、悔しいが間違いはない」

「なら友達になろう。俺も友達少ないからさ。なってくれるとありがたい。はい」

 

そう言って手を差し出す。

恭也くんも手を伸ばしてくれた。

しっかりと握手をする。

 

「うん、これでお互い友達ができたわけだ」

「これで恭也もモテるボッチなんて言われなくてすむわね」

 

恭也くんそんな呼び方されてたんだ…。

 

 

 

話が終わり、家に帰宅する道中。

約束通り送ってってくれる士郎さんが俺に言った。

 

「そういえば君には話していないことがあった」

「話していないこと?なんですか、それ」

 

なんだろう。恭也くんの恥ずかしい過去とか?

 

「家は五人家族でね。恭也の下に二人、妹がいるんだ」

「へぇ。おいくつなんですか?」

「上の妹の美由希は恭也の二つ下、下の妹のなのはは恭也の10歳下だよ」

 

残念…。だけどかなり重要な話が聞けた。

これは恭也くんとの話題のタネになりそうだ。

 

「お二人とも桃子さんに似て美人さんなんでしょうね。なのはちゃんは美少女でしょうけど」

「二人とも可愛い子供だよ。将来は君の言う通りになりそうだけどね」

 

そんな話をしながらの帰り道だった。




原作キャラとの絡み回。
それだけのために恭也くんにはボッチになってもらいました。
ごめんなさい。

さて、次はおそらく士郎さんが倒れる回です。
少し時間が飛びます。
年単位ではないので時間軸にブレはない…はず。
もしあったなら教えて下さい。
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