ガールズバンドによるツールドフランスへの挑戦in2011 作:Schumi
ツールの第1週最終日ということで、少し内容は濃いめです。また、人によっては苦手な表現もあるかもしれません。
それでも大丈夫な方はのほほんと楽しんでください〜。
それでは、本編スタート!
7月10日 フランス イソワールにて
ツールドフランス一週目最終日とあってスタート地点に集まる選手達の表情は、安堵に満ち溢れている。しかし選手達の話題は、昨夜の出来事で持ちきりになっていた。
カンチェ「やっぱりランスはドーピングをしてたと思うか?」
ジルヴェール「さあな。だが、してたとしたら奴はとんでもないペテン師だったということだぜ」
フースフォルト「それは俺も同感だな。これじゃ彼女達が気の毒でならん」
カンチェ「彼女達もやってないとは言えないがな…」
友希那「私達が何かしら?」
蘭「あたしたちは、そんなことするほど暇じゃありませんから…」
モカ「ら、蘭がおこってる〜。怒らせたらまずいですよ〜」
蘭「別に何もしないよ…」
ジルヴェール「やっぱり君たちは正直だな。信用できるぜ」
紗夜「疑われていたのなら心外です」
カンチェ「す、すまない…」
紗夜「大丈夫です。あとでランスさんを叱るだけですので…」
フースフォルト「(ランスの奴あとで大変なことになりそうだな)」
ジルヴェール「(紗夜を怒らせないようにしないとな…。あの殺気はやべーぞ)」
リサ「あれ?みんなどこ行ったのかなー。あれ、アルベルト?」
ランドール「やあ、リサ。今日も頑張ろうな!」
リサ「そうだね!」
香澄「リサさーん!」
有咲「おい香澄!すみません邪魔しちゃって」
ランドール「いいんだよ。それじゃリサ。ゴールでな」
リサ「じゃあね〜☆」
有咲「リサ先輩。やっぱりみんな昨日の話でもちきりになってますよ」
リサ「だよね〜。あんなことあったらそうなるよ。でも、アルベルト達はそうじゃないって信じてくれてるし。後は、私たちが頑張って結果を出すだけだよ」
香澄「そうですね!まずは今日のレースを勝ちましょう!」
有咲「頼むぞ香澄!リサ先輩もお願いします!」
香澄「わかってるよ有咲!」
リサ「もちろんだよ!」
昨日の事件についてまだ尾を引きつつ、一週目最後のレースのパレード走行がスタートしていった。
チームバスside
あこ「今日は、昨日取られた山岳賞をババーッと取り返す日ですね!」
ほたる「ふに。うまくいってくれるといいんだけど、ちょっと天気が良くないんだよね」
メイ「今日は降ったり止んだりの天気になる可能性が高いという予報です」
燐子「友希那さん達が…無事に今日を…乗り越えて欲しいです…」
麻弥「何かあったら今後に響きますからね」
チームカーside
ライプ「しかし、ランスが戻ってきたとはいえ、あいつに運転させるわけにはいかなかいんだが…」
杏梨「一台だけだど厳しいって言いたいんですよね?」
ガガー
冬子「その心配には及ばないよ」
ライプ「は?なんでお前が無線を使ってるんだ?」
冬子「もちろんもう一台を運転してるのは私だからさ」
ライプ「お前運転出来たのか?」
冬子「あの人から教えてもらったからさ。これで問題は解決しただろう?じゃあ、また後でね」
ブチッ
千聖「…本当に大丈夫なんですか?」
美咲「私もそう思うんですけど…」
ライプ「あいつの仕事の腕は確かだから、信用するしかないな」
集団では…
日菜「今日は、リサちーと香澄ちゃんの2人かー。たまには私も行きたいなー」
紗夜「ダメよ。貴方が逃げて他の人達が追いかけないと思ってるの?」
友希那「こういう日は、体力を温存しておきなさい」
日菜「は〜い」
こころ「日菜の言ってた通りね!ヴォルドーさんは、とっても面白い人だわ!」
ヴォルドー「いや〜こころちゃんも日菜ちゃんの方が僕は面白いと思うよ〜」
モカ「私とも気が合いそうですね〜」
ヴォルドー「確かにあいそうだね〜。のんびり行きたいも〜ん」
モカ「私もです〜。やっぱり気が合いますね〜」
蘭「モカったら、何やってるんだか…」
集団に少しだけ活気が戻った頃と同じタイミングで、コースディレクターのスタートの合図にレースがスタートしていった。
リサ「香澄ー。行くよー!」
香澄「はい!リサ先輩!」
集団からリサや香澄の2人を含めた数名がアタックして逃げ集団が早くも形成された。その中には、ヴォルドーや昨日のステージで奮闘したフレッチャーの姿もあった。
メイン集団
ジルヴェール「おい、フースフォルト。フレッチャーや香澄達を行かせていいのかよ」
フースフォルト「別にすぐには追わないさ。徐々に詰めて行くからな」
アル「今日も山が多すぎるよ〜。無理だな〜」
ベイル「だな。今日も運休確定だぜ」
メイン集団は、逃げ集団を容認。差はみるみる広がっていき、スタートして30㎞をメイン集団が通過した頃には、差は5分ほどに拡大していた。
一方逃げ集団は、43㎞地点にある3級山岳のポイントまで後1㎞の所まで来ていた。
ルークランド「山岳賞は、俺がいただくぜ!」
リサ「そう簡単には行かせないよー!」
香澄「ここは、リサ先輩に任せますー」
ヴォルドー「僕も負けられないぞ〜!」
ルークランドが早めにアタックをかけるも、リサとヴォルドーが追いつき、結局リサが1位で通過した。
ルークランド「くそ!一点しか取れなかったか…」
ヴォルドー「こういうこともあるよ〜。まだ次があるからね〜」
ルークランド「そのほのぼのした喋り方ムカつくな…」
一方メイン集団では…
ランドール「あれ?ニキさんがいないな…」
フォールド「さっき落車したって無線が入りましたよ!怪我がないといいんですがね…」
ニキはというと…
ニキ「イテー。おいふざけんなよあのバイク!当て逃げとかおかしいだろ!!選手を大事にしろよ!」
ニキが落車した原因は、なんとテレビバイクがニキの横を通り過ぎるときに接触からであった。しかし、バイクは気にすることなく走り去っていったのだ。
ロイス「おいおい、あんまりキレるなよ。起きてしまったことは仕方ないだろ」
ニキ「だからって許せることじゃねーよ!」
尚も激昂するニキ。このため、集団から大きく遅れてしまう。
逃げ集団が82㎞地点にある補給地点に到達した時、メイン集団との差が約7分に拡大。メイン集団から追いかける意思は、全くない状態である。
補給地点
たえ「香澄ー!いっけー!」
りみ「はい!香澄ちゃん!」
香澄「おたえー!りみりーん!ありがと〜!」
ひまり「リサ先輩!受け取ってくださーい!」
リサ「サンキューひまりー!」
リサ「皆のためにもここは頑張らないとね!香澄」
香澄「もちろんですリサ先輩!」
ヴォルドー「いいね〜。青春だね〜」
ゴザール「何言ってんだお前…」
ルークランド「いつもこんなんだろよ」
メイン集団side
ルヴァンズ「おいフースフォルト。なんであいつらを追わへんのや。マイヨ・ジョーヌをこのまんまやと取られてまうで」
フースフォルト「まだ100㎞以上残ってんのに無茶言うなよ」
カンチェ「山岳ステージはゴールするまでが厳しいからな。フースフォルトがここからチームで追いかけたら最後まで持たないんだろ」
ルヴァンズ「ホンマに追い上げる気あるかわからへんでこれ…」
フランク「おいアンディ。今日の彼女達は見たか?」
アンディ「うん!今日の燐子ちゃんは、いつもより一段と可愛かったよ!」
フランク「だよなー。今日の沙綾ちゃんも一段と可愛かったなー」
アンディ&フランク「彼女欲し〜」
フォラント「この兄弟ときたら…こいつらの頭にはあの子達しかねーのか?」
フールランド「フォラントさんも大変ですよね…」
フォラント「そう言ってくれるか…。もう悲しくなってきたぜ」
そして、逃げ集団は100㎞地点の二級山岳へ差し掛かる。
逃げ集団side
ルークランド「おっしゃ!いくぜー!!」
香澄「私もいっくよー!」
ヴォルドー「そうはさせないぞ〜」
ルークランドと香澄、ヴォルドーが同時にアタックしていく。
ルークランド「もらった!」
最初に通過したのはルークランド。次に香澄、ヴォルドーと続いた。
ヴォルドー「あ〜さすがルークだね〜」
ルークランド「このまま山岳賞を取りに行くぜ!」
リサ「そうはさせないよ〜。ね、香澄!」
香澄「はい!リサ先輩!」
メイン集団side
ルヴァンズ「ありゃ?アルベルトがおらへんで?」
モロー「さっき単独落車してんの見たぞ」
蘭「アルベルトさんは、なんだかついてないですね」
ランドール「いってて…。まさか単独で転ぶとは…」
フォールド「アルベルトさん!早く集団に戻りますよ!」
ランドール「そうだな!行くぞリッチー!」
その落車でメイン集団は、総合有力のランドールを待つこととなり、逃げ集団との差はさらに拡大していく。
逃げ集団side
フレッチャー「山岳賞は取れなくともステージは取りたいな…」
ヴォルドー「そんなことさせないぞ〜」
リサ「でもトマは、今の所暫定マイヨ・ジョーヌだよ」
ヴォルドー「ん〜ならいいや〜」
ルークランド「あっさり考え変えやがったな」
香澄「じゃあ、この二級山岳はいただきまーす!」
ルークランド「なに!?させるか!」
116㎞地点の二級山岳に近づく中で隙をついて香澄が飛び出し、ルークランドが反応する。
ルークランド「くっ、追いつけねぇ…」
香澄「やった!一位で行った!」
ここは香澄がトップ。ルークランド、リサ、ヴォルドーと続いた。
この時点で暫定マイヨ・ジョーヌは、ヴォルドーに変わっていたためかガード・サーヴァンを中心に逃げ集団を追いかけ始めていく。
メイン集団side
ヴィヴィアーニ「ここからゴールまでを計算すると、最後の山岳までには追いつきそうだな」
ティラロンド「この下りは難しいぞ。あんまり考え事してたら危険だぜ」
ヴィヴィアーニ「そこもきちんと計算通りだから問題な」
グリンスキー「うわっ!?」
ヴィヴィアーニ「は?あぁー!?」
120㎞地点に差し掛かったメイン集団で大量落車が発生!
チームカーside
ライプ「おい!みんな無事か!?」
有咲「なんとかギリギリで止まったから大丈夫だぞ」
紗夜「ええ、私も湊さんも問題ありません」
友希那「今日はなんだか色々なことが起きるわね…」
蘭「このままなにも起きないといいですね…」
こころ「みんな暗いわよ!ほら、追いかけましょう!」
日菜「行こうお姉ちゃん!」
紗夜「そうね。行きましょうか」
落車組side
ティラロンド「おい!誰か手を貸してくれ!うちのリーダーが崖下まで落ちちまった!」
アクトベのエースであるヴィヴィアーニは、落車で崖下30mほど落ちていた。
ヴィヴィアーニ「ゔぁ…これはもう…無理だ…」
フォード「隊長!しっかりしてください!」
ティラロンド「よし、俺らで肩から持ち上げていくぞ」
ヴィヴィアーニ「すまないな…こんなざまになるとは…計算外だった…」
ファンアンネール「ぐっ…これは肩がやられてるぞ…」
監督「これはもう無理だな。リタイアしかない…」
グリンスキー「俺は手首をやったな…」
この落車で、ヴィヴィアーニは右大腿骨を骨折。オメガ・ファクトリーのファンアンネールとヴィヴァンデが左肩鎖骨を骨折。ガード・サーヴァンのグリンスキーは、手首を骨折してリタイアした。メイン集団は、これでペースダウンしたため逃げ集団とは8分ほど広がってしまう。
逃げ集団side
サストレ「おい、メイン集団で落車であったらしいぞ」
フレッチャー「しかもヴィヴィアーニがリタイアらしいな」
ルークランド「これで差は8分25秒か…」
ヴォルドー「ここからは、僕が積極的に引いてくぞ〜」
リサ「マイヨ・ジョーヌがかかってるからか張り切ってるわね」
香澄「あとはついていくだけですね!」
チームバスside
ほたる「ふにに…こんな展開はあんまり見たくないよ…」
燐子「誰が…怪我をしてる…姿は…みたくないですね…」
あこ「友希那さん達は大丈夫かな…?」
千早「私達は彼女達を信じることしかできないわ」
麻弥「祈るしかないっすね」
メイ「今日は、三級山岳を抜けたあたりから強風が吹きそうです。注意しなければならないです」
ほたる「了解」
チームカーside
彩芽「わかりました。リーヴァイさんに伝えます」
冬子「私じゃダメなのかい?」
彩芽「貴方をまだ信用してませんから」
冬子「手厳しいね。仕方ないか」
ライプ「了解だ。彩芽達もうまくやってくれよ」
千聖「何か指示ですか?」
ライプ「どうやらここから先強風が吹くそうだ。集団分裂に気をつけないとな」
美咲「戸山さんは、大丈夫ですかね?」
ライプ「まだ元気らしいがな」
杏梨「みんな頑張ってるわね。私も頑張らないと」
逃げ集団は、154㎞地点にある最後の二級山岳へあと1㎞のところまで来ている。メイン集団との差は6分程に縮まっている。
ヴォルドー「僕は取りに行かないから、行っておいで〜」
ルークランド「サンキュー!いっくぜー!」
香澄「そうはさせないよ!山岳賞は、私たちが取るよ!」
リサ「香澄ー!いっけー!」
リサの牽引からルークランドと香澄が飛び出して山岳地点へ。そして先頭通過したのは…
香澄「やったー!」
ルークランド「ちくしょ…またやられたか…」
香澄が先頭通過してさらにポイントを加算。2位にルークランドである。この時点で暫定山岳賞は、16点でルークランド。香澄は14点で2位である。
そしてそのまま逃げ集団は、うまくローテーションをしながらゴールに向かっていた。
残り30㎞
逃げ集団side
ヴォルドー「このままの差をキープすればマイヨ・ジョーヌだぞ〜」
香澄「私はこのままステージを取りますよ」
フレッチャー「それはどうか」
ガン!!
フレッチャー「ぐおっ!?」
突如テレビ局の車がフレッチャーの横っ腹に激突!
リサ「え!?うわぁ!!」
ルークランド「おわっ!」
これにリサとルークランドが巻き込まれて有刺鉄線に突っ込んだ!
グサグサッ
リサ「ゔぐあっ!?あぁ…。くっ…」
ルークランド「だ、大丈夫か!?リサ!」
リサ「そ、それより…ルークは…大丈夫?」
ルーク「俺は大丈夫だよ!今助けるからな!」
リサ「ゔっ…。これは…ちょっと…苦しいね…」
リサの身体は、主に足を中心に全体が血だらけになっていた。
ルークランド「おい!メディカルカーを呼べ!」
薫「リサ!大丈夫かい?」
はぐみ「今治してあげるよ!」
リサ「あ、ありがとう…」
フレッチャー「くそったれ…せっかくのステージのチャンスをパーにしやがって…。許さねえぞ」
そう言うとフレッチャーは、背中のジャージが破れた状態で再スタートした。ルークランドとリサは、まだ事故現場にとどまっている。
ルークランド「すまんなリサ。もう行かないと」
リサ「うん…早く行って」
ルークランド「くっ!くそっ!」
薫「どうだいリサ。立てそうかい?」
リサ「な、なんとかね…」
リサは、そう言ってまた自転車にまたがり、スタートした。彼女のジャージは、もはや包帯と血でまみれていた。
一方メイン集団では…
ガガー
ライプ「リサが落車に巻き込まれた!大きな怪我みたいだ」
友希那「そ、そんな。リサが…」
紗夜「湊さん!早く前に行かないと!」
その時、強風のなかでPTMがペースを上げたため、集団は分裂。友希那と紗夜は集団から離されてしまった。
メイン集団と友希那の集団は、約1分ほどにまで拡大。
友希那「ごめんなさい。紗夜」
紗夜「謝っていないで、早く追いますよ!」
???「あはは…やっぱり友希那は…私がいないと…ダメみたいだね…」
友希那「!?その声は…」
リサ「ここからは…私が牽くよ…」
紗夜「どうして今井さんがここに!?」
リサ「友希那がはぐれたって…聞いたから…居ても立っても居られなくってさ…」
友希那「ダメよリサ!無茶しては!」
リサ「友希那は優しいね…。でも…ここが私の最後の見せ場だよ…!」
リサが鬼のような牽引をしたことで友希那は、10㎞を費やして遂にメイン集団に追いついた!
友希那「ありがとう…リサ…」
リサ「じゃ…私は…ここで…下がるね…」
そう言ってリサは後退していった。この時点で逃げ集団とメイン集団との差は4分から縮まる様子がない。
メイン集団side
ルヴァンズ「おいフースフォルト!なんでうちのチームが追って、あんたらが追わへんねん!」
フースフォルト「もう追いつけないからな。もう何もしないよ」
ルヴァンズ「最初にいうたこと全くやっとらんがな」
ランドール「相変わらず味方いないんですね」
ルヴァンズ「そないなことないで!」
逃げ集団は、ゴールまで残り5㎞。
ゴザール「ぜぇぜぇ…もう前には出れん…」
ヴォルドー「お〜もう無理なのか〜」
香澄「まだいけますよ〜!」
サストレ「俺もまだいけるぞ」
そして残り1㎞地点へ
先頭は、サストレ。2番手に香澄が付き、ヴォルドーは1番後ろで様子を伺っている。
サストレ「誰が行くんだ?いつでもいけるぞ」
香澄「もういっちゃおうかなー」
ヴォルドー「ん〜どこだろな〜」
ゴザール「ぜぇぜぇ…はぁはぁ…これは無理だ…」
残り500m
香澄「もう行っちゃうよー!」
ここで香澄がアタック!サストレとヴォルドーが付いて行き、ゴザールは千切れていく。
香澄「一旦緩めてすぐ行こうかな…」
ヴォルドー「じゃいくぞ〜」
サストレ「よっしゃ待ってたぜ!」
香澄が緩めたと同時にヴォルドーがカウンターアタック!サストレと香澄も付いて行き、そのままスプリントへ!
残り200m
香澄「いっくよーー!!」
サストレ「させるかーーー!!」
ヴォルドー「あーもういいや〜」
サストレと香澄がスプリント!ヴォルドーはここで飽きらめた。
残り100m
サストレ「もうひと伸びだーー!!」
香澄「リサさんのためにもまけられない!!」
そして…
サストレ「いよっしゃーー!!」
サストレがトップでゴールラインを駆け抜け、両手を突き上げた!!」
サストレ「俺のベイビーにおしゃぶりポーズを捧げるぜ!」
香澄「はぁはぁ…また負けちゃった…」
サストレ達がゴールしてから約4分後にフースフォルト達メイン集団がゴールした。
モカ「なんとか無事でしたね〜」
日菜「なんだかるるるん♩とする日だったなー」
蘭「それにしても湊さんは、よく集団に戻ってこれましたね」
友希那「そ、それは…」
紗夜「あの時、今井さんの助けがなければ戻れなかったでしょう。今井さんは、怪我をしても湊さんと私を第一に考えてくれました」
有咲「す、すげぇな…リサ先輩…」
こころ「それでリサはどこにいるのかしら?」
香澄「リサ先輩は、どこにいるんですか!?」
その頃リサは…
リサ「ぜぇぜぇ…ハァハァ…もう無理…。友希那…紗夜…みんな…頑張ってね…。じゃあね…アルベルト…」
ガシャン!!
リサ「………」
薫「リサ!しっかりしてくれリサ!!」
はぐみ「早く救急車に乗せないと!!」
ライプ「救急車は、今呼んでいる!辛抱してくれリサ!!」
リサ「あり…が…とう…」
ゴールでは…
ガガー
千早「みんなに教えないといけないことがあるわ…。リサは今病院に運ばれたわ…」
友希那「え!?リサが!?」
紗夜「今井さんがどうして!」
香澄「そ、そんな…」
蘭「リサ先輩…」
日菜「りさちー…」
こころ「そんなにみんな悲しい顔してたら、リサがかわいそうだわ!リサのためにも頑張りましょ!」
有咲「弦巻さんという通りですよ!リサ先輩のためにも頑張らないと!」
友希那「…そうね。そうでないと、リサの頑張りが無駄になるわ」
紗夜「ありがとうございます。弦巻さん。市ヶ谷さん」
こころ「それでいいのよ!みんな笑顔じゃないと!」
市ヶ谷「いえ、大したことは…してませんよ…」
香澄「あれ?有咲照れてる?」
有咲「う、うるせ〜!!」
ハハハハハ
第9ステージ結果
1位 サストレ NEB 5時間27分9秒
2位 戸山香澄 BAN
3位 ヴォルドー FRA
4位 ゴザール FTV +2秒
5位 ジルヴェール OPA +3分59秒 以下同タイム
6位 ペトロフ SPC
7位 ルヴァンズ PTM
8位アンディ RAV
9位 マルティーニ SPC
10位 フランク RAV
18位市ヶ谷有咲
23位美竹蘭
25位青葉モカ
48位湊友希那
52位氷川紗夜
53位氷川日菜
54位弦巻こころ
136位 フレッチャー FLY +16分38秒
139位 ルークランド VAN +16分44秒
途中棄権
ヴィヴィアーニ
ファンアンネール
ヴィヴァンデ
グリンスキー
今井リサ
総合首位
ヴォルドー
ポイント賞
ジルヴェール
山岳賞
ルークランド
新人賞
戸山香澄
敢闘賞
ヴォルドー、今井リサ(リタイアした選手が貰うのは異例)
その夜
ネイダーバンクのホテル
監督「今回で我々のチームは、ステージ初優勝を遂げた!今日は乾杯しようではないか!」
メンバー「カンパーイ!」
ガライヤ「よかったなルイス!かみさんも大喜びだろうよ!」
サストレ「そりゃもうすごかったっすよ!子供産まれてすぐはもう特別な勝利っすよ!」
ヴェーリング「俺も勝ちて〜な〜」
パレージ「お前はまず神に祈ってもらうべきだろ」
モリーナ「あの運の悪さったらないな〜」
ヴェーリング「そろそろ考えたほうがいいよな〜」
一方、チームBanG Dream!のホテルでは…
ライプ「明日は休息日だ。軽く調整のトレーニングはあるが、その他は基本的に自由に動いていいぞ。それと、リサはここから近い病院で入院中だ。会いに行くなら行っていいぞ」
紗夜「ランスさんの件と今井さんのことが立て続けに続くと、精神的にこたえますね…」
友希那「でも、私達には走ることしかできないわ。明日は、リサのお見舞いに行きましょう」
日菜「さんせーい!早くリサちーに会いたーい!」
つぐみ「ひ、日菜先輩。そんなに騒がないでくださいよ〜」
巴「ハハハ!何事も元気が1番だぜ!」
はたして、今後のツールはどうなるのか!?次回をお楽しみに〜!
ツールの過酷さと辛さを伝えるためとはいえ、こんな形になってしまったことに少し心を痛めている状況です…。
そういえば、ツール開幕まであと2ヶ月ほどです!早く始まって欲しいなー。それではまた!
チーム略称 その2
アクトベ AKT
レディオブラック RBA
チーム モーラ MOL
リディール・キャノン CAN
ファンティードゥール FTL