ガールズバンドによるツールドフランスへの挑戦in2011 作:Schumi
これからもこれくらいの分量、又はそれ以下になることが多いと思いますので、のほほんと見てください。
あ、あと選手の名前とチーム名を弄りました。
詳しいことを知りたい人は別で調べてください。
それでは、本編スタート!
7月2日ヴァンデ県 パサージュ・デュ・ゴワにて
まさに7月といえるような暑さの中、第98回ツールドフランスが本格的に開幕を迎える。今回のツールドフランスは、干潮を迎えた時に現れる海の中道が有名な干潟の「パサージュ・デュ・ゴワ」からスタートする。スタートを前にチームBanG Dream!のメンバーとその仲間たちがランスとリーヴァイ(ライプ)に集められた。
ランス「全員集合したか?」
みんな「はーい」
ライプ「今日から21日間君達をサポートしてくれるチームスタッフを紹介しようと思ってな。もちろん、レースに出ない人達も一緒にレースに出るメンバーのサポートをするように。それじゃ、早速紹介しよう」
ランス「おい、彩芽。早く来いよーってあいつどこ行った?」
彩芽「言われなくても監督の後ろにおります」
ランス「!?」
パタッ…
ライプ「おいおい彩芽。ランスの後ろに立って驚かせたらダメだろよ〜。ランスが気絶してしまってぞ」
彩芽「わ、わたくしはそのようなつもりでやったわけでは…」
???「もう、彩芽ったら。そんなに監督さんのことが好きなのかしら?」
彩芽「なっ!?なぜそんな結論に至るのですか!?杏梨の言っていることは間違っています!!確かに嫌いではありませんけど…」
杏梨「もう、素直じゃないんだから♡」
杏梨の発言で彩芽は顔を真っ赤にさせて俯いてしまっている。
紗夜「なんだか色の濃い方々ですね」
ライプ「早く紹介を済ませたいんだからちゃんとしてくれよ。それじゃ、1人ずつ自己紹介して言ってくれ」
杏梨「私の名前は姫咲杏梨よ。今から紹介する子たちは私と彩芽の後輩なのよ。マッサージを担当するわ。よろしくね♡」
彩芽「相変わらずね杏梨は…。わたくしが杏梨から紹介のあった橘彩芽です。わたくしは主に監督さんやリーヴァイさんと作戦を立てたり、チームカーから指示を出す役割を担当しております。よろしくおねがいいたします。年齢は湊さん達より1つ上です」
友希那「橘さん。こちらこそよろしくお願いするわ」
鈴音「私の名前は水瀬鈴音です。杏梨さんと同じでマッサージを担当します。よろしくお願いします」
月「私は神楽月だよー!元気第一で頑張ってます!因みに私はみんなの料理を担当してるよー!あと、私の隣のひなたも料理担当だからね」
ひなた「そう!私の名前は桜木ひなたで、月ちゃんと料理を担当してまーす。他にもメカニックを担当してるよ」
ゆきな「みんなのアイドル星宮ゆきなもマッサージを担当してまーす!」
ほたる「私の名前は源氏ほたる…。あまり外に出たくないからメカニック担当だよ…」
メイ「私の名前はメイ。メカニック担当です。よろしくお願いします」
ライプ「こいつらは『8/pLanet!!』というアイドルユニットを結成しててな、ランスが声をかけていた組の1つなんだよ。バックアップは基本的にこいつらに任せときな。レースに出ないメンバーは水や食料の配布や『8/pLanet!!』のメンバーを手伝ってくれ」
みんな「はーい!」
ライプ「とりあえず話は以上だ。メンバーはサイン会場に向かってくれ」
サイン会場
リサ「いや〜しかしたくさん人がいるねー」
モカ「ほんとですね〜これはびっくりですわ〜」
紗夜「それでは皆さん、早速行きましょう。あれ?日菜はどこへ?」
蘭「日菜さんならあそこに」
紗夜がサイン会場の壇上に目を向けると、数名の選手と仲良く話しをしている日菜がいた。
友希那「あの子の対応力には驚かされるわね」
紗夜「はぁ…全くあの子ったら…」
こころ「それより早く行きましょう!」
そんなこんなで1人ずつサイン会場の壇上にあるボードにサインを書いていく。
そしてスタート10分前が近づいたため、メンバーはスタート地点へと集まった。
???「君はもしかして今井リサさんかな?」
リサ「貴方はランドールさんですね。お会いしたいと思っていました」
ランドール「堅苦しいのはやめましょう。お互い選手として頑張りまょうね」
リサ「オーケー!こっちこそよろしく〜」
香澄「もしかしてモロー選手ですか!?」
モロー「ええ、君は戸山香澄さんだよね?」
香澄「はい!ランスさんとリーヴァイさんにお話を聞いていました!」
モロー「あいつらか…手加減はしないと伝えといてくれよ」
有咲「こっちだって手加減する気はねーからな」
バウアー「お、有咲ちゃんか。まあ、そうカッカしないでくれよ。こいついつものことだから」
モロー「おい、そりゃどういう意味だ」
香澄「とにかくよろしくお願いします!!」
バウアー「こっちこそよろしくな。俺はバウアーだ」
有咲「バウアーさん。こっちこそよろしくおねがいします」
マッサ「君は蘭ちゃんかい?モカちゃんは一緒じゃないの?」
蘭「いや、モカはいまトイレに行ってますよ」
マッサ「そうか…モカちゃんに一目会いたかったんだが」
蘭「好きなんですか?」
マッサ「ん?まあ、好みではあるな。とにかくよろしくな」
モカ「蘭〜お待たせ〜。あれ?あの人はマッサさん?」
蘭「モカに会いたかったらしいよ」
モカ「成る程〜。でも、モカちゃんは蘭のものだからね〜」
蘭「よくそんな恥ずかしいこと言えるよね…」
ガガー
ライプ「お前たち。そろそろスタートするぞ。気を引き締めてくれ」
みんな「了解!」
レイブンイーストside
アンディ「お兄ちゃん。あの子達がチームBanG Dream!だよね?うーん、燐子ちゃんはいないみたいだね」
フランク「沙綾さんもメンバーには入ってなかったから、2人ともチームスタッフの仕事をしているのかもな。そうだ、あとで会いに行くか!」
アンディ「それいい考えだね!お兄ちゃん!!」
フォラント「おい、そこの兄弟。そういうことはレース後に考えてくれよ。こっちもやりづらくなるからな」
フランク「それは承知の上だ」
アンディ「わかったよーフォラントおじさん」
フォラント「おじっ!?」
フランク「すまんが気にしないでくれ。いつものことだろ」
フォラント「………」
PTMside
ルヴァンズ「今年優勝できたらワシはルキアと結婚できる…!そう考えただけでやる気が満ち溢れてくるでー!」
キンツァート「ルヴァンズさん。ルキアさんのことが好きなのはわかりますけど…」
ルヴァンズ「どうした?」
キンツァート「前スタートしてますよ」
ルヴァンズ「まさかそんなわけ…マジか!すまんな」
キンツァート「とりあえず落ち着きましょうね。リーダー」
いよいよツールドフランス第1ステージが始まった。まずは約10㎞のパレード走行をする。その後レースが本格的にスタートするのである。
ワーワー
彩「沿道にこんなにもたくさんの観客がいるなんて!驚きです!!」
沙綾「確かにこれほどの人数は日本では見ないもんね」
彩芽「あなた達は、メンバーのみんなに必要な時に指示を出してください。選手は走りながら独断で判断することは難しいのよ」
彩「わかりました!」
沙綾「サポートは任せてください」
-スタート地点から100㎞先の中間休息ポイント地点-
つぐみ「私たちはここでどんな仕事をするのですか?」
鈴音「ここでは自分のメンバーに水や食料を配給するんです。ロードレースの世界では道中で自由に補給ができないんです。さらにレースでのカロリー消費量はマラソンや水泳などの他のスポーツとは比べ物にならないくらい消費をするんです。だからこそ私たちがこの地点で水や食料を配給したりするんですよ」
ここで全員のスタッフ配置の紹介する
・チームカー乗車組
①ランス、彩芽、彩、沙綾
②リーヴァイ、杏梨、千聖、美咲
仕事内容:戦略の組み立て、メンバーへの指示、トラブルの対処
・配給組
ひまり、つぐみ、巴、おたえ、りみ、イヴ
仕事内容:水や食料の配給、少し応援要素あり
・チームバスでの分析組
ほたる、メイ、麻弥、あこ、燐子、花音
仕事内容:レース展開や天候などの分析
・救護組
はぐみ、薫
仕事内容:万が一のための治療
以上
選手の集団は10㎞を走っていよいよ本格的にスタートが切られるところまでやってきた。
そして、スタート旗が今振られた!!
スタートが切られて直ぐに数名の選手が集団から飛び出していく。集団の選手達はこれを容認して数名による逃げ集団が形成された。
彩「あれって追いかける必要はないんですか?」
ランス「そうか。お前はレースに出たことなかったから、そこらへんの細けえルールはしらねぇんだったな」
沙綾「確か逃げに出た集団はゴールまで逃げ切ることに賭けて飛び出しているんですよね?」
彩芽「ええ。メイン集団は逃げている集団との時間差を見極めながらどこでその差を詰めていくのかを見極めているのよ。しかも、逃げている集団は人数が少ないから風除けとして先頭に出る回数が多くなるわ。つまりスタミナが無くなるのが早くなるということ。メイン集団はみんなで追いかけるから、スピード差が大きくなって逃げ集団を吸収できるのよ」
彩「なるほど!全ては計画的なことなんですね」
スタートして30㎞を過ぎた頃には、逃げ集団とメイン集団の差は3分程に広がっていた。そしてメイン集団の中では…
リサ「友希那〜。調子は大丈夫?」
友希那「大丈夫よ。これからで根をあげてたら、あの人たちへの恩は返せないわ」
紗夜「体調が思わしくない時は、いつでも頼ってくださいね。そのために私達がいるのですから」
ランドール「そうだぞ。総合優勝するには味方のアシストは必要不可欠だからな」
リサ「あれ?アルベルトじゃん。同じチームの人たちと一緒じゃないの?」
ランドール「君達の様子を見るために一時的に列から外れたんだよ。それよりも湊さん。味方のことはいつだって頼ってくださいね。いざという時に危機を救ってくれますから」
友希那「そのアドバイスは大事に受け取っておくわ。ありがとう」
リサ「ありがとね〜アルベルト。うちの友希那のこと心配してくれてさ。沙夜もそう思うよね?」
紗夜「ええ。全く異なるチーム同士は話をしたりしないものかと思ってましたので」
ランドール「何言ってるんだ。競技の上では敵だとしても、根本的にはお互い仲良く、そして無傷でパリまで着くことが大事なものだからね」
リサ「なるほどね〜。良き敵であり良き友という考えなわけか〜」
友希那「でも、いざという時は本気で戦うわよ」
ランドール「こっちも受けて立つ予定だったからその予定だよ。それじゃ、ゴール地点でまた会おうな」
そう言うとランドールは、チームメイトのいる方向へと戻っていった。
紗夜「1つ気になったことがあったのだけど、いいかしら?」
友希那「なに?紗夜」
紗夜「ランドールさんて、今井さんに積極的に話しかけに来てないかと思いまして」
リサ「え〜そうかな〜?」
友希那「それは紗夜の気のせいだと思いたいわね」
紗夜「私の気のせいだと思いたいのですが…」
チームカー組
千聖「そういえば、リーヴァイさんに聞きたいことがあるのですが」
ライプ「ん?どうした?」
千聖「チームプレゼンの時に話さなかったオメガ・ファクトリーというチームはどういうチームなんですか?」
美咲「少なくとも私達のように総合優勝を目指しているチームではないということだけ聞いたんですけど…」
ライプ「あ〜そういえば、説明してなかったな。オメガ・ファクトリーは、お前たちが言ったように基本的に総合優勝のチームではない。あのチームのエースであるファンアンネールだけが総合優勝争いをしているだけで、主にジルヴェールやグレイラルが平坦のステージで優勝を狙うスタイルだな。特にグレイラルは世界最強の称号を争うレベルの男だ」
美咲「なのにあまり名前を聞いたことないですね。アルディッシュなら知ってますけど…」
ライプ「そりゃ、アルと同じチームだったからツールに出てなかっただけさ」
千聖「つまり、そのファンアンネールという人以外はあまり私達のチームとは関係がないということですね」
ライプ「まあ、そういうことになるな」
杏梨「この子たちはいろんなことに興味を持ってくれるのね。いつかは同じチームで働きたいわ♡」
ライプ「いや、今まさに同じチームだろよ」
杏梨「そんな厳しいツッコミしないでよ〜」
ライプ「おい杏梨!運転してる俺にくっつくな!」
ヒソヒソ
美咲「なんだか仲良いですよね」
ヒソヒソ
千聖「そ、そうね…」
ついにメイン集団が100㎞の地点までやって来た。レースが始まってから約2時間。メイン集団と逃げ集団との差は4分半まで開いている。
鈴音「そろそろくると思うのですが…」
巴「よっしゃ!!水と食料を配りながら激励するぞ!!」
イヴ「そうですね巴さん!ブシドーでがんばります!!」
巴「お、言ってたら来たぞ!」
ひまり「モカ〜!頑張れーー!」
つぐみ「蘭ちゃん!ファイトだよー!」
たえ「頑張れ頑張れ〜」
りみ「みんな、頑張って〜!」
チームBanG Dream!のメンバーを含んだメイン集団は、チームスタッフから水と食料を受け取りながらあっという間に駆け抜けて行った。
イヴ「行っちゃいましたね」
巴「なんだかあっという間だったな」
ひまり「みんな無事に走ってほしいね」
つぐみ「そうだね、ひまりちゃん」
鈴音「それじゃ、私達も移動してゴール地点まで行きましょう」
たえ「そうしよ〜」
りみ「たえちゃんはいつも通りだね。私なんて緊張してるのに」
メイン集団side
香澄「ねえ、有咲。りみりんたちの声聞こえた?」
有咲「そりゃな。特に巴とイヴの声はめっちゃ聞こえてたぜ」
蘭「なんか、あんな風に応援されると照れるな…」
モカ「蘭〜。顔赤いよ〜」
蘭「なっ!?これは、その…」
有咲「おいおいモカ。その辺にしておけよ」
モカ「りょうか〜い」
蘭「ふう、ありがとう有咲」
有咲「礼なんていらねーよ」
ゴールまであと10㎞地点
逃げ集団と徐々に差が詰まって30秒差まで来ていた。
チームカーside&分析班side
彩芽「監督。そろそろ動いた方がいいと思うのですが」
ランス「そうだな。一応分析班に聞いてみろ」
彩芽「わかりました」
ブーブー
あこ「ほたるさん。スマ◯が鳴ってますよ」
ほたる「ありがと…。はい、彩芽さん…?今動くべきか?少し待ってくださいね。燐子さん。今風向きと横風はありますか?」
燐子「いえ…。風は今…ほとんど…吹いてない…です…」
麻弥「上位のチームはほとんど集団の前に出て行ってるっすよ」
ほたる「了解。彩芽さん。今のところ風が吹いてなくて、上位のチームが上に上がっているので、そろそろ動いた方がいいですね」
花音「集団の前に上がるのはどういう意味があるのですか?」
メイ「集団の上に上がることで、落車とかが発生した時に巻き込まれる確率が大幅に減少します。そうすることで、場合によって総合を有利に進めることができます」
彩芽「了解。ほたるたちの話によると、今が動きどきだそうです」
ランス「わかった。彩と沙綾は、今の指示をメンバーに伝えるんだぞ」
彩&沙綾「わかりました!」
『残り9㎞の地点で大規模な落車が発生しました』
ランス「ん?なんだと!?今すぐメンバーと連絡を取れ!」
メイン集団side
日菜「おね〜ちゃん!大丈夫?」
紗夜「日菜?あなたはどうやら巻き込まれなかったようね」
日菜「うん!」
友希那「無事で何よりね。リサは…え?」
紗夜「どうしましたか?湊さん」
友希那「リサが…いないわ」
日菜「え!?」
紗夜「まさか…!」
落車が発生したのは残り9㎞の地点。大規模な落車だったために集団は分裂してまったのである。
リサ「イタタ…びっくりしたなーもう。友希那たちは無事だったみたいだからよかったけど。あれ?あそこにいるのって」
ランドール「いってぇー。こりゃ膝少しやったな」
リサ「えっ!?アルベルトさん!?」
ランドール「あれ!リサも巻き込まれたのか!」
リサ「そうなんですよ〜。って膝怪我してるじゃないですか!」
ランドール「不覚にも巻き込まれちゃったよ。大したことないから気にしないでくれ」
リサ「いや、気にしますよ!とりあえず絆創膏だけ貼るからじっとしててね!」
ランドール「えっ、いやいいよ!」
リサ「気にしないでって!はい、終わったよ!」
ランドール「すまんな。それじゃゴールで!」
そう言うとランドールは、チームメイトと共に合流してメイン集団を追いかけていった。
フォールド「ランドールさん!大丈夫ですか?」
ランドール「とりあえずはな。とにかくまえをおうぞ!」
フォールド「了解!」
一方リサは…
リサ「あたしも友希那たちを追わないと。イタッ!あれ?左肩が動かない?でも、とりあえず追わないと!!」
落車した中でリタイアした者たちはほとんどいなかったが、リサやランドールが巻き込まれてしまった。その結果、ランドールたちはメイン集団から30秒程差がついてしまい、リサは1人で追走をしていた。
プップー
チームカーの窓が開き、リーヴァイが尋ねる。
ライプ「リサ!大丈夫か!?」
リサ「あれ?リーヴァイさん。あはは…大丈夫と言いたいんだけど…なんだか左肩に力が入んないんだよね…」
ライプ「わかった。レース後に検査しよう」
杏梨「あれは、まずいかもしれないわね」
美咲「どこか怪我してたんですか?」
千聖「いいえ、あの表情を見る限りただの怪我ではなさそうね」
ライプ「あれは、肩を完全にやってるだろうな」
杏梨「下手をすればリタイアかもしれないわ」
美咲「そんな…」
残り3㎞地点。逃げ集団はすでに吸収されていた。
ジルヴェール「おい、グレイラル!もっとペースをあげろ!!」
グレイラル「ウホウホ!(了解!)」
有咲「あいつら、めちゃめちゃペース上げるじゃねーか!!」
香澄「有咲〜これはきついよー」
日菜「香澄ちゃ〜ん!それくらいで根をあげちゃダメだよ」
有咲「いやいや!日菜さんは凄すぎるんですよ!」
沙夜「あれ?後ろの人たちがいなくなってますね」
友希那「どうやら、また落車があったようね」
こころ「なんだかみんな大変ね」
PTMとオメガ・ファクトリーが急激にペースを上げたこともあってか、2度目の落車が発生。その中にアンディとヴェーリングが含まれていた。
ルヴァンズ「おい、モロー!バウアー!ランドールが1分後ろにいるから、もっとペースを上げてくれ!」
バウアー「任せろ!」
モロー「おうよ」
この混乱の中で残り1㎞を通過
有咲「あれ?今1人抜け出したぞ?」
ジルヴェール「やべっ!あれはファビラスじゃねーか!冗談じゃねーぞ!ここまで来て負けられるか!!」
カンチェレーラの急所を突いたアタックに反応したのはジルヴェールと…
日菜「あはは〜!2人とも〜待ってよー!」
ジルヴェール「は!?なんだこいつ!こうなったらこいつの後ろで様子を伺うしかねーな」
残り500m
先頭はカンチェレーラ。すぐ後ろに日菜とジルヴェール、そしてルヴァンズと友希那がいる。
香澄「んーー!きついよー!」
蘭「湊さんと日菜さんが凄すぎる…」
モカ「引っ張っていくから頑張ってよ〜蘭〜」
有咲「おい、いくぞ香澄!」
香澄「待ってよー有咲ー!!」
ジルヴェール「よっしゃ!ここだぜ!」
ジルヴェールのアタックを皮切りにカンチェレーラをはじめとしたメンバーがゴールまでのスプリントを開始した。
友希那「くっ…!速い!」
カンチェレーラ「くそ!追いつかない!」
ジルヴェール「カンチェの奴はスタミナ切れのようだな。よし!もらったぜ」
ルヴァンズ「この日菜とかいうやつ追う気配無しやな…。なら、いくか」
ルヴァンズがジルヴェールを追走していき、日菜はルヴァンズにくっついていく。そして…
ジルヴェール「ツール初優勝とマイヨ・ジョーヌは頂いたぜ!」
勝利を確信すると、ガッツポーズをしながらジルヴェールがトップでゴールラインを通過した。
日菜「あー楽しかったー。ちょっときつかったけどねー」
ルヴァンズ「(なんなんやこの子は…)」
ルヴァンズが日菜とのゴールスプリントを制し2位。日菜が3位。カンチェレーラ、友希那と続いた。
第1ステージ結果
1位ジルヴェール 4時間41分31秒
2位ルヴァンズ +5秒
3位氷川日菜 +5秒
4位カンチェレーラ +8秒
5位湊友希那 +8秒
6位市ヶ谷有咲 +25秒
7位青葉モカ
8位美竹蘭
9位戸山香澄
10位フースフォルト 以下6位から集団同タイム
74位ランドール +1分30秒
最下位今井リサ +32分40秒
尚、アンディは残り3㎞圏内での落車だったため、メイン集団と同タイムになる救済措置によって同タイムとなっている。
総合首位
ジルヴェール
ポイント賞
ジルヴェール
山岳賞
ジルヴェール
新人賞
氷川日菜
敢闘賞
ロッシュ
日菜「やったね!なんだかるん♪と来るようなジャージ着ちゃったよー!」
紗夜「それは明日も着るのだから覚えておきなさい」
日菜「はーい!」
レースが終わって一通りの作業が終わったが、ランスはイライラしていた。
ランス「ったく。いつになったら結果が出るんだよ」
ライプ「少し落ち着け。イライラしても意味ないぞ」
ランス「んなこたわかってら!けど、心配なんだよ」
彩芽「監督がイライラしてはチームに影響が出ます。やめてくださいね」
ランス「ったく。わかったよ」
???「お待たせしました」
ライプ「どうだ千早。リサは大丈夫なのか?」
千早「…鎖骨の骨折ですね…。正直言ってレース続行はあまりお勧めできません」
ライプ「そうか…。すまんな」
千早「いえ、これもチームドクターの役目ですから」
オメガside
監督「それでは、ジルヴェールの優勝に乾盃!」
みんな「乾盃〜!!」
グレイラル「ウホッ(よくやってくれたよー!)」
ジルヴェール「まあな、タレないジルヴェール様の強さを見せられたぜ」
ファンアンネール「その割には日菜に追いかけられて焦ってたよな」
シーフール「映像を走りながら見てたけど、かなりあたふたしてたよな〜!」
ジルヴェール「な、何言ってんだよ!俺はジルヴェール様だぞー!そんなわけねーだろ!」
ハハハハハ
ジルヴェール「笑うんじゃねー!!」
オメガ・ファクトリーのホテルではこの1日笑いがつきなかったそうな
レースの終わったその夜。チームBanG Dream!のメンバーは食堂に集められた。
友希那「あれ?リサがいないわね」
ランス「ああ、実はそれなんだが…」
ライプ「大丈夫だ。問題はない。リサは明日またレースに出る」
ランス「おい、リーヴァイおま」
ライプ「少し黙っとけ!!」
ランス「ほぶらっ!!」
リーヴァイの強烈な回し蹴りはランスの頭にクリーンヒット。ランスは地面に突っ伏して気絶した。
ライプ「それじゃ、明日のレースの作戦を話すぞ」
そうリーヴァイが言うと、彩芽が第2ステージのコースマップを持って来た。
彩芽「明日は、レゼサールの街をチームで走る23㎞のタイムトライアルです。5番目の選手のゴールタイムが基準となります」
ライプ「とりあえず、タイムトライアルの速い日菜と紗夜、そしてこころと香澄はいいとして…あとは最後まで残る奴は…」
友希那「私と美竹さんが最後まで残るわ」
蘭「この競技はあまり好きじゃないんですが…湊さんに負けるわけにはいきません」
友希那「そうね、良き敵であり、良き友なんだからね」
蘭「ええ」
ライプ「それじゃ、作戦は決まりだな。最後から2番目にうちは走るから、準備は怠るなよ」
みんな「はーい(わかりました)」
そしていつものように食堂で解散した。
彩芽「リーヴァイさん。リサさんは、鎖骨骨折なのに走れるのでしょうか?」
ライプ「さあな…あとはリサの決心と千早の判断次第だな」
ランス「しかし、お前がリサをかばうとはな」
ライプ「リサとアルベルトに頼まれたんだよ」
ランス「は!?あのアルベルトの◯◯野郎にか!?」
彩芽「それは驚きの話ですね」
ライプ「だが、明日走るかどうかは本人次第だな」
リサ「イタタ〜やっほ〜」
ランス「おい、大丈夫かよ」
リサ「まだ痛むけどなんとかね〜」
ライプ「それで?千早と話したんだろ?どうするんだ?明日走るか決めたのか?」
リサ「え〜っと、私は…」
果たしてリサは第2ステージに出場できるのか!?
そしてランドールの膝の影響は!?
次回をお楽しみに〜
こんなシリアス?な内容にするのかと悩んだわー。
次回をお楽しみに!