八幡「俺は…俺は死なない…!」   作:とらんざむ

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またもや彼らはまた競い合う

八幡「それで、話というのは?」

平塚「…テロリストがこの学校に襲ってくる可能性がある。」

八幡「…唐突ですね。何かあったんですか?」

平塚「前にテロリストがディスティニーランドを占領した事件があっただろう。そこにはもちろん、GCSを持っている者もいた。つまりだ。」

八幡「明日からGCSを万全な状態にしておくように…と。」

平塚「その通りだ。頼んだぞ。」

八幡「了解。ちなみにテロリストが来るという確信めいたものってなんですか?やっぱり脅迫状とか…」

平塚「あぁ、お前のGCSを譲渡することが彼らの目的だ。まさかここにGCS持ちがいることがバレているとはな…」

八幡「…本当に迷惑な話ですね。緊急時に備えるようにしておきます。」

平塚「…ちなみにだが、ここで起動して君が軍人ってことがバレたらどうなるのだろうな?」ククッ

八幡「多分ないんじゃないすかね。俺は隠れてGCSを起動しますから」

平塚「とにかくだ。頼んだぞ、比企谷」

八幡「はっ!」

 

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次の日 昼休みのテニスコート

 

八幡「さっき素振りした時とフォームが違うぞ!バランスを足で保ち、腰を回せ!」

戸塚「う、うん!」

 

結局、俺個人で受けることになっちまった。奉仕部は俺と雪ノ下の2人しかいねぇし、あのまま何もしないだと可哀想なので俺が見ることにした。

しかし、戸塚可愛いな

マジで女の子だったら良かったのに

 

結衣「お疲れ~!スポドリ買ってきたよ~!」

 

由比ヶ浜に関しては奉仕部に依頼させるだけじゃ嫌だからと、サポートをしてくれることになった。

 

戸塚「ありがとう!助かるよ!」

結衣「さいちゃんが努力家だから応援したくなっちゃうな~!」

戸塚「えへへ~」

結衣「はい、ヒッキーも…って全然息が上がってないね。」

八幡「体育はサボってはいるが体力はある方なんだよ。」

結衣「そういえばいつも見学だっけ?女の子のジャージ見て興奮しているのかと思った。」

八幡「なんでそんな思考になるんですかねぇ」

結衣「ん~…やっぱりその特徴的な目かな。」

八幡「戸塚~、由比ヶ浜がいじめる~」

 

とこんなやり取りしていると横からかなり気の強い女性の声が聞こえた。

 

???「結衣~、テニスコートあーしらに貸してくれな~い?」

 

質問しているだけなのに違うぞ妙に威圧感のある声を出すその人は由比ヶ浜の友人である

 

結衣「優美子…」

優美子「隼人とテニスしたいから~。出来ればどいて欲しいんだけどぉ」

結衣「えっと…それは…」

八幡「…」

???「優美子、無理に開ける必要ないんじゃないかな?」

優美子「あーしは今、隼人とやりたいの!」

隼人「ハハハ…参ったな…」

八幡「…」

結衣「ちょっと今は…」

優美子「あのさぁ、あんたのそのキョドってる態度気に食わないんだけどって前から言ってるよね?イライラするからって」

結衣「それは…」

優美子「またその態度。本当にムカつく」

八幡「ハア~~~~~」

優美子「は?何あんたそのため息。」

八幡「いや何、ジャイアンの女バージョンがまさかここにいるとは思わなくってな。あまりの人間性に呆れただけだよ」

優美子「あんた、誰?」

八幡「一応クラスメイトですがね。名乗っておきましょうか。俺は比企谷八幡と言います。」

優美子「ふ~ん。興味無いけど」

八幡「そりゃどうも。葉山大好きな純情乙女ちゃん」

優美子「なっ!」////

八幡「まぁ見ての通りなんだけどさ、こいつのテニスの腕前上げるために昼休みを割いてまで練習してんだ。三日間だけ昼休み借りるだけだから、それまで我慢してくれないか?」

優美子「嫌だし、だって今したい気分なんだもん。」

八幡「じゃあこうしよう。そっちが葉山と三浦のペアで俺は1人。テニス勝負しよう。」

優美子「え?」

八幡「それで勝ったら何も言わんよ」

優美子「上等だし!隼人!やるよ!」

葉山「ちょっと待って!君1人かい?」

八幡「あぁ…構わんよむしろ邪魔になる」

 

ポンポンと下にボールをバウンドさせながらサーブをしようとする

戸塚には悪いが行動範囲が狭いとやりずらいので審判をしてもらうことにした

 

優美子「絶対後悔させてやるし…!」

葉山「優美子、落ち着いてね。一応勝負だから集中していこう!」

優美子「う、うん!」///

 

葉山(とはいえ、比企谷のあの自信ありげな態度はなんだ?)

 

ゲームスタートという戸塚の声に合わせて八幡はサーブをする

そこから試合は進んでいき…

~八幡45-15優美子~

2 0

 

八幡「あれ、マジか。もうマッチポイントかよ。こりゃ本気出すまでもねぇわな…」

優美子葉山ペアハァハァハァハァ

 

葉山(な…何なんだ彼のその身体能力は…!サッカー部リーダーの俺でさえも着いていくのがやっとなくらいだ…!それに本気出すまでもないってことは、あれは手加減…?もしかしてだけど彼って陽乃さんが言ってた…)

優美子「…だ、だし…」

八幡「あ?」

優美子「まだ…負けてないし…!」キッ

葉山「優美子…」

優美子「舐められっぱなしは性にあわないし!それに結衣のくせして他人に任せてそれで勝つとか卑怯にも程があるし!」

八幡ブチッ

 

その時だった。何故か俺は堪忍袋の緒が切れた。自分が罵倒されるのは許せる。まぁ、人の生死をもたらすような言葉は許せないがな。しかしただのクラスメイトであるかつ今の対戦相手である三浦優美子は、俺ではなく友達を罵倒しているではないか。

これは俺が勝手にやってる事なのに関係ない人を…!

八幡「おい」

優美子「なんだし!そらっ!」

 

八幡の言葉を気にすることなくサーブを始めた三浦。しかし、

バシュウゥゥ!!ドゴォォォォン!!

優美子「」ガクガクガクガク

葉山「」

 

後ろのかべが壊れる程のスマッシュを決めた。もちろんボールは破裂した。試合終了という声もなく唖然としている戸塚の前を通り、比企谷は三浦の元へ行き、胸倉を掴む

 

八幡ガシッ!!

優美子「な、何すんn」

 

パァン!!

優美子「ッッ!」

八幡「黙って聞いてりゃ不愉快になるなぁ…友達が目の前にいるのにわざわざ本人が嫌がる話をするか?しねぇだろ?」

優美子「そ、そんなのアンタにはどうでもいいことだs」

八幡「どうでもいい事だったらお前にこんなこと言わねぇよ!!友達なんだろ!?なんで簡単に相手が気にするようなことを言うんだよォ!」

結衣「!!」

葉山「!!」

優美子「!!」

八幡「それも友達だからか…?それが自分にとって不愉快だからってそいつが気にしちゃったらそいつこそ不愉快なんだよ!てめぇの自己満足で、相手を好き勝手言ってんじゃねぇぞクソアマぁ!」

結衣「ヒッキー!もういいよ!」

八幡「由比ヶ浜…!お前は、いいのかよ…」

結衣「うん…自分でも悪いところだって分かったし、治せない私がいけなかった。それに、優美子のことを考えてなかったから…」

八幡「…ならいいけどよ。俺は帰るわ。ここにいたら余計に空気が悪くなるし」

 

スタスタと歩いて帰ろうとする比企谷。しかしカバンを取ろうとした時にその足は止まり、

 

八幡「由比ヶ浜、ちゃんと話し合えよ。少なくともお前と三浦はそんな簡単に捨てられるような関係じゃねぇんだから」

結衣「…うん、ありがとう。」

優美子「あーしは…」

結衣「今まで嫌な想いさせてごめんね…これからはちゃんとするから…」

優美子「あーしこそ…言い過ぎたし…」

 

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葉山「比企谷!」

八幡「…んだよ、葉山隼人。」

葉山「君は…GCSを所有しているのかい…?」

八幡「…何を言っているのか…分からんな…」

葉山「俺は雪ノ下財閥の1人なんだ!だから君がGCSを…陽乃さんが開発したものを使っていたから…それで!」

八幡「雪乃財閥…それにプロフェッサーの名前まで出てくるとはな。

それで、どうしたんだ俺に話しかけるなんてな。」

葉山「…君はいつから戦っているんだい…?」

 

ちょっと暗い顔をして聞く葉山。

その問に比企谷は素直な回答をした。

 

八幡「2年前からだ。GCSを手に入れたのは3年前で、貰った次の日には猛特訓だったな」

葉山「中学校は…そこから中退かい?」

八幡「…実は陽乃さんと出会った後にゼロを託されたその日の記憶はないんだ。気がつけば軍に財閥の協力者なっててひたすら任務をこなしてたよ」

 

比企谷は懐かしくもその日の記憶がどうなっていたのかを思い出す素振りを見せた。

 

葉山「そうか…すまない、変に呼びかけて」

八幡「気にすんな。それよりアイツらにそろそろ授業が始まることを伝えておけよ?」

葉山「…もうそんな時間だったか。」

八幡「テニスは試合時間そんなもんだろ」

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