プリキュア 平成ジェネレーションズ FOREVER   作:萊轟@前サルン

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第3話 切れてしまった3人の想い2016

2016年...魔法界

 

「はぁ…はぁ…はーちゃん、怪我はないかしら?」

 

「…私は大丈夫、だけどみらいが…」

 

「みらいを助ける方法が見つかるまでここに隠れるわよ!」

 

 キースから逃げる為に魔法界へ来ている十六夜リコと花海ことははあまり目立たない場所に身を隠し、朝日奈みらいを助ける方法を考えていた。

 

 一方、2016年の魔法界に着いた靉は十六夜リコと花海ことはの名を呼ぶが靉のいる場所に2人はいない為、返答はない。

 

「十六夜リコ、花海ことは!どこにいるのー?」

 

「へぇ〜あなたも2人を探してるんだ…」

 

「朝日奈みらい!?」

 

 2人を探す靉の前に突如、朝日奈みらいが現れた。魔法つかいプリキュアは2人揃わなければプリキュアになれないはずなのに、朝日奈みらいは一人でキュアミラクルへ変身する。

 

「十六夜リコがいないのに変身した!?」

 

「朝日奈みらいが変身出来たのは僕がプリキュアの力を持ってるからさ」

 

 朝日奈みらいがキュアミラクルに変身した事に驚いているとまたスーパータイムジャッカーのキースが現れた。キースはプリキュアの力を持っており、操っているプリキュアならどんな場所、どんな状況でも変身させる事が出来るらしい。

 

 キュアミラクルは生身の靉に勢いよく向かっていく。キュアエールの時と同様、"正義同士"の戦いは控えたかった靉だが、このままでは自分の身が危険だと感じて変身する。

 

【プリキュアタイム!】

 

〈キュア・クロック!!!〉

 

 靉はミラクルの蹴りを避けながら攻撃する機会をうかがうが操られているミラクルには全く隙がなく、攻撃できなかった。

 

「リンクル・ペリドット!!」

 

 ミラクルはリンクルストーン・ペリドットをリンクルステッキに挿し、魔法を発動させる。葉の吹雪が靉目がけて飛んでくる。靉はそれを避けきれずくらってしまい、少し先の建物の壁まで吹き飛ばされた。

 

「これで終わりだ…」

 

 ミラクルはそう言いながらルビースタイルへとフォームチェンジし、拳に炎を纏わせた後、靉の方へ勢いよく向かっていく。

 

「みらい!やめなさい!!」

 

 靉が攻撃をくらうのを覚悟したその時、十六夜リコが私の前にやって来る。十六夜リコを見たミラクルは動きを止める。

 

「みらい!元に戻って!私の知ってる朝日奈みらいはこんな事しないわ!」

 

「うるさい…うるさい、うるさい、うるさい!!」

 

 十六夜リコは洗脳されているミラクルにそう呼びかけるが、ミラクルはそれを聞かずに炎を纏った拳で十六夜リコに殴りかかる。靉はこのままでは十六夜リコが危ないと思い、タイムマジーンを呼び、十六夜リコと付近にいた花海ことはを乗せて2016年から去っていく。

 

「……リ…コ…」

 

 洗脳され、プリキュアを敵視しているはずのキュアミラクルは目から涙をポロポロと流しながらタイムマジーンでどこかへ行ってしまった十六夜リコにそう言う。

 

 靉はタイムマジーンの中で2人に魔法界で起きた出来事を詳しく教えてもらう事にした。

 

「魔法界で何があったの?朝日奈みらいは何故、あんな感じに?」

 

「…私達が箒で魔法界を飛んでいた時、キースっていう男がやって来て私達を襲ってきたの。私達は変身してキースに向かっていったけれどキースの圧倒的な力には勝てなくて…」

 

「変身が解けた私達は隠れられる場所に逃げたけどみらいが逃げ遅れてキースに捕まっちゃって…」

 

 リコとことはは顔を下に向け、悲しい表情を浮かべながら靉にそう話した。靉は2017年へと向かいながら、朝日奈みらいの洗脳を解くにはどうすればいいかを考えていた。

 

 考えこんでいると、タイムマジーンはいつの間にか2017年のいちご坂に着いていた。タイムマジーンの中から凄惨な町並みを見た靉は早くキラキラプリキュア☆アラモードの人達を助けに行かなければ!と思いながら目的地に向かってタイムマジーンを加速させていくのだった…

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