とある魔術の常識崩し 作:XY
「毎度ありー」
いつも通り
「順調ね」
一人の少女が壁にもたれながら話しかけてきた。彼は特に振り向く動作もせず会話を始めた。
「まあな」
「『アイテム』の二人を病院送りにしたそうね」
「病院送りにはしてねぇよ、戦意を喪失させただけだ。それに病院送りにしたのはリーダーの方だろ」
「あれ?知ってた?」
「
「ホント、耳の速いヤツね」
いつの間にか彼も壁にもたれかかって話していた。
「あと、施設破壊もやってんだって?大丈夫なのか?」
「あら?私の事心配してくれてるの?」
「そうじゃない。計画についてだよ。あまり目立つと『
「ええ。ローラ=スチュアートとの会話を聞く限りね」
「大丈夫なのか?」
心配する彼だが、少女は特に心配をする仕草は見せない。
「問題ないわ。『あれ』にはバレないように妨害術式を何重にも施してあるし、バレたところで邪魔するヤツは叩きのめせばいいだけよ」
「10歳の子が使う言葉とは思えんな。相変わらず」
「この見た目の方が都合が良いからね。精神年齢は20歳台よ?」
「人は見かけによらんとはこの事だな」
いつの間にか話が脱線している二人だが、ここで空賀が話を切り替える。
「んで、本当の用は何だ?まさかこのくだらないをしに来たわけじゃないよな」
「ああ、そうだった。ちょっと面倒な事になりそうなのよ」
「面倒?」
「イギリス清教の魔術師二人が『
「それのどこが問題なんだ?邪魔するヤツは叩きのめすんでは?」
彼の質問に彼女は少し強めの口調で言った。
「勿論そのつもりよ。聖人だろうがなんだろうが潰すわ。それより問題なのは『
「でも何か対策はしてあるんだろ?」
「ええ、それを含め錯誤に『
「そんなヘマはしねぇよ」
「頼もしわね。それじゃ引き続きお願いね」
「ああ」
二人は別々の方向に行き、そして暗闇に消えていった。
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「お姉様、いつまで引きずってらっしゃいますの」
いつも帰り道、
「だって悔しいじゃない!能力が分かっていた上で負けたのよ!次あったら絶対に倒してやるんだから!!」
「お姉様ったら・・・。それにしてもあの
「私を負かしたんだから、そのぐらいじゃないと困るわよ」
ただ、と白井は付け加える。
「どうやら『
その事実を聞かされ、御坂は驚いた表情で食いつく。
「そんな訳ないでしょ!だって、あれだけの能力があってレベル2なんて・・・」
「お姉様、落ち着いて」
白井に言われ、御坂は冷静を取り戻す。
「何にせよ、今回の事件は分からない事が多すぎですわ。お姉様も軽はずみな行動は控えて下さいですの」
「分かってるわよ」
そこへ知り合いが声が聞こえた。
「御坂さーん!白井さーん!」
「「佐天さん」」
◆
「やっぱ、夏はかき氷ですよね」
佐天の提案で三人はかき氷を出店に注文しに来ている。御坂と白井はいちご味、佐天はレモン味を注文した。
「不思議なものですわねー、風鈴の音を聞くだけで涼しくなった気がしますわ」
「そうですよね」
二人のその会話に、御坂がお金を払いながら入る
「共感覚性ってやつね」
「「共感覚・・・?」」
「一つの刺激で複数の感覚を得る事よ」
「へぇー」
三人分のかき氷も来たところで、近くのベンチに腰掛ける。しばらく話しながらかき氷をたべていると、御坂が佐天にある事を聞いた。
「そういえば、初春さんは一緒じゃないの?」
「今日風邪で休んだんですよ。だからお見舞いに行く途中なんです」
「大丈夫なの?」
「大したことはないって言ってたんですけど、やっぱ心配で・・・。良かったら、二人も来ませんか?」
◆
「というわけで、みんなで来ちゃいましたー」
「「お邪魔」」「しまーす」「いたします」
佐天に誘われ、二人は初春の住むマンションに来ていた。
「初春さん、具合はどう?」
「だいぶ良くなりましたよ。今からでも仕事にふっ・・・」
「病人は寝てなさい」
佐天に止められて初春は再び横になる。
「あ、そうだ白井さん。
「なんとも言えませんわ。分かったのはあの犯人の能力がレベル2だということだけですの」
「そうですか・・・」
白井と初春はため息をついた。と、そこへ佐天がタオルとお茶を持ってきた。御坂も白井も一息入れたところで、御坂が思い出したように佐天に質問した。
「そういえば、佐天さん。前に
「
白井が不思議そうな顔をして二人に詳しく聞き始めた。
「能力の
「噂ですよ、噂。実態もよく分かってないんです」
その話を聞いて、白井は少し考え込む表情をする。
「実は他にも被害状況と実際の能力の
「佐天さん。他に何かない?」
「えっ!?えーっと・・・」
「これじゃないですか?」
初春がベットから身を乗り出し画面を見せてきた。どうやら掲示板のようだ。
「
「お手柄ですわ、初春!そいつらに話を聞けば・・・!あとは私に任せて、貴方はちゃんと休養を取ってくださいですの」
「ありがとう!初春さん!行ってみるわ。あ、あとお大事に!」
「えっ!?ちょっとお姉様!それは私の仕事ですの!」
二人の声が段々と遠のいていった。部屋が静かになり、最初に喋ったのは初春だった。
「大丈夫ですかね?」
「大丈夫でしょ。学園都市が誇る
「佐天さん・・・。あっ、でもズルはダメですよ!ズルは」
「わ、分かってるよ。大丈夫、使ったりしないって!それより『
6話目も読んで頂きありがとうございます!
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