俺の幼馴染みとその母親が修羅場である   作:デッド・ハード

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少し短めですが楽しんで頂けると嬉しいです(*`・ω・)ゞ



俺の日常生活が修羅場である

俺の名前は神代零也16歳、両親は俺が中学生のときに離婚し親父側に引き取られることになった。親父は大手会社の社長で、仕事人間のため家に帰ってくることはまずないので、両親が離婚してからは一人暮らしだ。親父の顔なんてあまり覚えてないが、お金に関して困ったことはない。世間一般でいうボンボンである。ちなみに今日から高校2年生になる。

 

突然だが、俺は朝が大嫌いだ。社会人の人ならご理解頂けるだろう。自ら寝起きの重たい体を起こしてまで仕事に行かなければならないのだ、誰だって嫌に決まっている。学校も同じである。しかし、今のご時世中卒なんて働き口がないのは当たり前だ。いくら親父が金持ちだからといってニートになるのはご免である。

 

夜更かししすぎたのか、まだ疲れがとれてない身体に無理をいわせて、机の上にあるアラームを止めに行く。もうそろそろあいつが来る時間帯だ。そう思ったのもつかの間、玄関のチャイムが鳴る。

 

ピンポーン

 

「来たな」

 

いつものことだが自分にそう言い聞かせる。これは勝負だ。ここで玄関のドアを開けると間違いなく学校に連れていかれる。それに今日は始業式なのだ。休んだって構わないだろう。俺は居留守を使うことにした。しかし、あいつのピンポンラッシュは止まらなかった。

 

ピンポーン×∞

 

「だぁー!!もう勘弁してくれ」

 

そう言いながら俺は玄関のドアを開ける。そこにはいつものように、もう見飽きた俺の幼なじみのあいつが立っていた。

 

「記録更新47秒でーす!前より13秒も上回ってるし、頑張ったんじゃない?」

「お前それ毎日数えてんのかよ……」

「だってー、もう単純に起こすのも飽きてきたしー」

「俺は起こしてほしいなんて一言も言った覚えないけどな」

「せっかく美少女が毎日起こしにきてあげてるのになんて冷たい対応かしら。最低ね」

「本当の美少女は自分のこと可愛いとか言わないから」

 

「うるさいわね、零也のお父さんから私たちがそう頼まれてんの。ほら朝ご飯できたからさっさと食べにきなさい」

「断ってもどうせ連れていくんでしょ?」

「あら?ちゃんとわかってるじゃない」

 

そう言い笑いながら俺の手を引っ張る。

彼女の名前は夢乃楓、俺と同じ年であり、幼馴染みだ。保育園のときから今に至るまでずっと一緒である。自分で言ってるぐらいだから自信があるのかは知らないが、美少女であることは確かだ。気の強い性格が残念なのか男子より女子からよくモテる。もしくは貧乳までとはいかないが、平均より小ぶりな胸がそうさせているのかは定かではないが。いろいろ残念な娘である。

 

「なんか言った!?」

「いえ、何も。空耳じゃないでしょうか」

「ふーん、まあいっか」

 

危なかった。楓が唯一気にしているコンプレックスなのだ、バレたら殺される。そんなこんなで楓の家につく。まぁ、隣近所だから徒歩10秒だが。

家の中に入ると良い匂いがした。いつものように楓のお母様が出迎えてくれた。

 

「おはようございます、お姉さま。今日もお邪魔になります」

「フフッ、零也君ったらおませさんなんだから♪」

「うわぁ、猫かぶってるわこいつ」

「コラ、楓ったらそんな言葉遣いしないの。失礼でしょ」

「そうだ、俺が普段と違うみたいじゃないか」

「全然違うでしょ、お母さんも騙されないで」

「はいはい、わかってます。ご飯できてるから二人とも冷める前に早く食べなさい」

 

そんな風にいつも俺を出迎えてくれるのは楓のお母様である。

お姉さまの名前は夢乃音葉、28歳の超絶美人の看護師であり、プロポーションは抜群である。え?年齢が若すぎないかって?、それもそのはず音葉さんは楓の叔母なのだ。訳あって今は楓のお母さんである。そのことについては長くなるので追々説明しよう。

しかし、相変わらず素晴らしい眺めである。胸から足にかけて出るとこはでて、引っ込んでいるところはちゃんとしている。朝からこんな刺激が強いものを見ていると、自分が元気になりそうである。どこがとは言わないが。そうして音葉さんを見てると、楓がジト目でこちらを見ていた。

 

「じーっ」

「な、なんでしょうか楓様」

「今お母さんのこと見てたでしょ?」

「いやぁ今日も綺麗だなぁと思いまして」

「嘘!絶対いやらしい目で見てたもん!どうせ私にはありませんよーだ」

「別にそんなこと言ってないだろ?楓には楓なりのいいところがあるって、俺はちゃんとわかってるよ」

「本音は?」

「同じ血筋のはずなのに、こうも身体に違いがでてくるとは神様は罪なお方です……黙ってると楓も可愛いんだけどなぁ。何かと口うるさいし、まあ一番はやっぱ胸だよな。中学当たりから意識して確認してたけど、全然成長しないもんな。ハッ!?」

 

楓が拳を握り締めている。終わったな。

 

「か、楓さん?落ち着きましょ?ほら、皆違って皆良いって昔の偉人も言ってたよ?」

「遺言はそれでよろしくて?」

「ま、待って。俺まだ死にたくないの、やり残していることいっぱいあるし」

「コ・ロ・ス」

 

直後、夢乃家ではとある男子高校生の悲鳴が響いたという。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

楓から鉄拳制裁を食らった後、食事をすませた俺は音葉さんに看病してもらっていた。

「いたたっ……」

「うわ、凄い腫れてきてるね。ちょっと楓あなたは手加減ってものを知らないのかしら」

「フンッ!零也が悪いのよ。私とお母さんをいやらしい目で見てるから」

 

そう言う楓さんは相当怒っているのかご機嫌斜めである。俺は楓をそういう目で見たことは一度もないんだけどな。俺の視線に気づいたのか、楓は俺をじっと見てくる。

 

「なによ、なんか文句あるの?」

「いえ、ございません。誠に申し訳ございませんでした」

「わかればいいのよ、わかれば」

 

楓は満更じゃないみたいで、ニヤニヤしやながらそう言った。前から知ってたけど、こいつチョロいぞ。

 

「怪我したのが頬だから湿布も貼れないし、零也君どうする?」

「大丈夫ですよ、これぐらい唾でもつけとけば治ります!ご心配おかけしました」

「ふーん」

 

なにか納得がいかないのか音葉さんはじっと俺のことを見つめる。俺は恥ずかしくなって視線を反らしてしまう。その瞬間、音葉さんは俺の頬に顔を近づける。これには俺も楓も驚いてしまった。

 

「えいっ」

「え!?」

「ふにぁっ!?」

 

俺と楓が間抜けな声を出す。音葉さんが鉄拳制裁をうけた俺の頬を舐め始めたのだ。

 

「レロレロ」

「あの?お、音葉さん?何をなさってるんですか?」

「そ、そうよお母さん!そんな不埒なこと!」

「え?唾でもつけとけば治るって零也君が言ったから、私のでもいいかなって。零也君ダメだった?」

 

上目遣いで音葉さんが聞いてきた。そんな表情されたら断れる男なんていませんって。

 

「ダメではないですけど……ほら、俺あんまり綺麗じゃないですし」

「ハァッ!?ダメに決まってんでしょ!?だいたいお母さんもいい年して男の子にそんなことしないでよ!」

「私は今零也君とお話ししてるの、楓は黙ってて」

「ううっ」

 

楓が泣きそうになってこちらを睨んでいる。さすがに俺も反省し、音葉さんにやめてもらおうと思ったときだった。

 

「いいもん、私もするもん。零也私もしていいよね?」

「ちょ、ちょっと楓さん?」

「あら?最近の子は大胆ね」

 

楓はそう言いながら俺が座っているソファーの横に座って俺に顔を近づけてくる。楓の息遣いが俺の耳元で聴こえる。これ以上されたら俺も平常心を保てない。

 

「い、行ってきまーす!!」

「あ!ちょっと、零也!」

「フフッ、恥ずかしがりやさんね」

 

俺は楓の手を引っ張って、夢乃家を出る。

俺の幼馴染みとその母親が修羅場である。

 




最後まで読んで頂きありがとうございます(*`・ω・)ゞ

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