家出少年の軌跡   作:常闇 狭間

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ここで一つ注意、ルヴィは女の子です。いわゆるボクっ娘。


特訓が始まる・・・と思ってました

「まずは自己紹介をしようと思う。私はレジン・ノワール。ノワール家

 の当主だ。そしてこちらが妻の」

「ナティア・ノワールと申します。よろしくお願いします。」

「あ、いえ、固い言葉づかいじゃなくて良いですよ。むしろ僕が敬語

 じゃないといけないのに。」

 

レジンさんとナティアさんの許可が出たことによって俺はここノワールの性を

名乗って生活することになった。というか、根本的に名前をかえることになった。

名前は『トール・ノワール』になった。この時はルヴィも大喜びしていた。

 

「じゃあ、家族になるんだからお互い遠慮なしにしましょ。私はお母さん、

 旦那はお父さんでいいわよ。」

「はぁ、分かりま・・・分かった。それで、そちらの二人は?」

「僕はタル・ノワールです。よろしくお願いします。」

「私はターニャ・ノワールよ。元霞家だからといって調子にのらないことね。」

 

どうやらターニャはあま良く思っていないようだ。まぁ、今までの仕打ちと比べれば

軽いけどな。いや、本当あのときは地獄だった。

 

「調子に乗るつもりはない。そもそも俺はなんの力もないただの人間だからな。

 あいつらとは違いいわゆる出来損ないって奴だ。」

「もう!またトールは自分を蔑ろにする。またおはな死されたいの?」

「いえ!滅相もございません。だからその笑顔をしまってください!(精神的に)

 死んでしまいます!」

 

ルヴィのおはな死は・・・あかん、思い出しただけで震えがアガガガガガガガガ!

とまあ、茶番はこのぐらいにして、

 

「もう、分かったから土下座しないでよ・・・。」

「まぁ、それは置いといて、俺はどんな訓練したらいい?」

「じゃあ、まずは属性の適性をみよう!」

 

属性の適性・・・なんだろ、オヤジギャグに聞こえる。いや、タルが意識して言っている

訳ではないと言うのは知ってる。でも・・・ねぇ・・・。

 

「属性から?まずは魔法の適性からじゃないのか?」

「いや、前にも言ったけどトールには魔力があるよ。ようするに魔法が使えるってこと。

 ただ今は何かの封印をほどこされてるから魔法が思うように使えないだけ。ただ属性

 付与は出来るからね。」

「なるほどな。なら、調べようかな。」

 

適性を調べるのは簡単だった。ただ単に魔力を感知する魔石に手を近づけるだけらしい。

炎は赤、水は青、氷は水色、雷は黄色、草は深緑、風は黄緑、地面は茶色、無属性は

銀色、闇は青紫、光は白、複数属性はマーブル状になるらしい。

 

「これがその魔石だ。手をかざしてみろ。」

「分かった。こういう感じか?おやじ。」

「うむ。というか私はおやじと呼ばれるんだな・・・。少し悲しい。」

「あ、色がかわりましたよ!え~と、赤と水色のマーブルですね。」

「ふーん、と言うことは氷と炎の複数属性なのね。なかなかやるじゃない。人間の

 くせに。」

 

複数属性・・・でも二種類だろ?俺の兄と妹は光、闇以外使えるから・・・。

 

「あーっと、一つ気になるんだが、この黒とも紫とも言えない色はなんだ?」

「なんだろ?少なくとも僕は見たことがないね。お父さんは?」

「いや、私もないな。初めてだ。」

「まぁいいか。さてと、次は何をするんだ?」

「次は刀と鎌と蛇腹の使い方を練習するよ。知り合いの吸血鬼に全ての武器を使える

 人がいるから付いてきて!」

 

そのまは俺は手を引っ張られ、敷地内の戦闘練習場のようなとこへついた。そこには

白い髪をした女性が立っていた。見なくても分かる。あれは敵に回してはいけない。

ん?そう言えば元霞家の時点で全員敵になるじゃん。・・・せめて誕生日位は祝って

欲しかった。というかそもそも俺の誕生日いつだったっけ?

 

「あー、君がー元霞家の人ー?ふーん。ってことは優秀なんだねー。」

「あ、旧名は霞 遠也、本日からトール・ノワールになりました。今日からよろしく

 お願い「やだー。」・・・。」

「だってー、あの霞家でしょー。教えたくないなー。そうだねー、霞家はドラゴンを

 ソロで倒せるんでしょー。じゃあ、見せてー。倒せたら合格ねー。」

 

ドラゴン・・・魔物の中でも最高ランク。鱗は鋼より固く、牙や爪は刃より鋭い。

       属性はあるが、魔法が得意な魔法。中には知能があるドラゴンもいる。

       普通倒すために20人は必要になる。

 

はぁ、ドラゴンを倒せ=私たちから見えないところで死んでこい。なんだろなぁ。

 

「ちょっとカーラちゃん!!トールに無理難題を!」

「いいよ、ルヴ「ねぇー?ルーちゃんと話さないでくれる?」・・・。」

「それでねー、早く行ってくれると嬉しいなー。」

 

俺は行くことにした。そうしないと認められない。それに認められなくても事故満足は

できる。それに唯一優しかったメイド長と執事長も言ってたしな。

 

『後悔は行動をしてから言いなさい。行動せずに言うのはただの傲慢よ。』

『まずは行動をしてください遠也様。そうしなければ見えるものも見えなくなって

 しまいます。』

 

ってな。じゃあ、俺はやってから後悔するぜ。後悔すること前提だが。それに、後悔は

した。もうするだけ後悔した。後は動く。それだけ。

 

「そう言えば武器はないな。・・・はぁ、格闘で挑むか~。」

 

ドラゴンのいるレヴィオン山に向かう。そこには山賊がいるらしいからまぁ、武器は手に入る

と思う。最悪、見つからなければそこまでと言うことで腹を括るだけ。

 

「行くぜ~、ドラゴン。いや、レヴィオン山のドラゴンの名はマンティコアだったな。

 マンティコア、覚悟してろよ。・・・とか言ってるけど勝てないしそもそも聞こえない

 か。」

 

 

 

 

 

 

 

その頃のレヴィオン山の禁域

 

 

 

 

マンティコアの近くに小鳥が近づき、鳴いている。

 

『ん?私を倒そうとするやつが来るのか?なに?武器も持ってないのに覚悟しろ?

 ハッハッハ。こんなに愉快なやつがまだいるか。少し興味があるな。殺さずに

 話でもしてみるかな。久しぶりに楽しめそうだ。ガッカリさせるなよ。』

 

マンティコアの目は愉快そうだった。そして、目を輝かせ、今か今かとトールを

待つ。後に森の生き物は『あんなコア様は始めて見た。』と生き物どうし話していた。

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