東方project 〜嫌われ者は幻想郷で報われる〜 作:タルト
前回のあらすじ
パンツ
「じゃあ、帰るわ。じゃな。」
「ええ。」
「バイバイ。」
マエリベリーさん達と別れて。家に帰り、服を着て幻想郷に向かった。
~妖怪の山~
飛んでいる最中に魔力が切れて山ン中に不時着した。
ダメだ・・・俺は魔力で飛ぶ方法しか知らん・・・霊力でも飛べるが練習してない・・・歩きか・・・
てかどこだよ・・・基本飛んでっから上からしか見た事ねぇよ・・・不安だから封筒開けよ。特権で良いか・・・
特権:抵当権
まあまあだな・・・ん?民家?なんで、ンなとこに・・・?
「なんだ?ここはうちの縄張りだべ。」
背後から声がした。
「誰だ!」
「それはこっちの台詞だなぁ。うちはここにずっと住んでいる。動いたことはない。そしたらお前がやってきたんだべ。」
「すんません、ちょっと迷ったもんで。」
「そんな話はしらん。それよりもここから出て行け。これ以上ここに留まるというなら、お前を開きにして天日に干すぞ!」
臨戦態勢かぁ・・・魔力ねぇと飛べねぇからキツいっての・・・
「動くな!!動くと、奪るぞ。」
「なにをだ?」
「能力だ。今お前に条件を吹っ掛けた。条件は俺に対して危害を加えるだ。」
でも能力がほぼ使わず身体能力だけで来られれば詰むんだが・・・
「関係ないべ!」
くっそが能力関係なしに強い口か・・・
「ロイヤルフレア!」
「くぅっ・・・!」
模倣権は魔力関係なく使えるから重宝するぜ。
「氷符『氷針牢獄』」
この技は屋内や木々に囲まれた森などでしか使えない。氷の針を大量に生やして閉じ込める。モチロン避けられるように設計してある。ただし毎回ランダムに避けられる場所を変えるから対策はしにくいだろ・・・
「中々やんべなぁ・・・」
どうでも良いけどめっちゃ訛ってはるやん・・・
「模倣権・ベクトル操作」
生体電気を操って気絶させる。
凶暴過ぎんか?てかつえぇ・・・いやまあ魔法による身体強化なしに人間が妖怪に勝てるとは思ってないけども・・・
「ん・・・ハッ!うちは確か・・・」
「ん?目ぇ覚めたか。気絶してたんだよ。まあやったの俺だが。」
1時間くらい寝てたな。
「あんたつえぇな・・・名前は?」
「高峰悠人。一応外から来た人間だ。」
「人間!まるで伝説の金時みたいな人間じゃな!気に入った!何でも話聞くべ。」
金時・・・?中〇悠一・・・多分ちげぇな。うん。
「じゃあここから出るにはどうしたらいい?」
「う~ん・・・うちもあんまでねぇべ・・・わかんねぇじゃ。」
「マジか・・・」
「飛んで帰ればいいんじゃないんだべか?」
「魔力が今、底ついた・・・だから飛べん・・・」
「じゃあ回復するまで此処に居ればいいべ。そうすれば安全に帰れるんだべ!」
「じゃあ・・・世話ンなります。」
初対面の人の家に居るのは気まずいが・・・
次回へ続く
あとがき
この度は、Natu7276様とドンだ~様とコラボする運びとなりました。このお二方には心より感謝申し上げます。
ネムノの口調は、多数決の神臣を参考にしました。