東方project 〜嫌われ者は幻想郷で報われる〜 作:タルト
前回のあらすじ
奪るぞ
・・・この山姥優しいというか・・・お母さんみたい。てか親戚のおばちゃんみたいな感じ。あの、共感してもらえるかわからんが・・・別れ際にお菓子いっぱい渡される感じの・・・
「ほれ、食べてけろじゃ。」
「あ、うん・・・いただきます。ホント感謝します。え~っと・・・」
「ああ、自己紹介がまだだべな。うちは、坂田ネムノだべ。」
やっぱ訛ってる・・・東北の方か?
まあ良いやさめる前に食おう。
「・・・ウマい・・・これ何の味噌汁?」
「そこで取れた野菜使ってんべ。んめか?」
え~っと・・・んめか・・・うめぇか?
「うめぇっす。ひっさびさに健康的な飯食ったな・・・」
昨日まで、てかさっきまで京都に居たし・・・昼と晩はハンバーガーかカップ麺だったし・・・
「まさか、ただの塩むすびがここまでしみるとは・・・」
ふぅ・・・食った食った・・・ウマかった・・・
「ごちそうさんでした。」
「お粗末様。かた付けばするびゃ、くつろいでいてけろじゃ。」
「ああ、すまんな。」
魔力が復活した。うん結構回復した。丸一日ムネノに世話ンなった。
「世話ンなった。これお礼だ。酒あげる。」
「おお酒なんか久々だべ。また来てけろじゃ。」
「おう、じゃあな。」
何処行こう・・・どうでも良いがぜってー怒られる・・・何も連絡せんだし・・・取り敢えず
霊夢ンとこ行くか・・・
~博麗神社~
・・・何だアレ?
「よう霊夢・・・食うの?」
小っちゃい人型の何かが居た・・・
「バカ言ってんじゃないわよ。」
「じゃあその人?は?」
「誰だークソ巨人ー」
嫌味か?同年代じゃあ小さい方だよ・・・
「あん?」
「ひぃっ!!」
「ビビんならやんじゃないわよ。」
「で、お前は誰だ?」
「・・・」
ビビッて会話成り立たんぞ・・・
「特権:模倣権、リトルフィートを模倣」
身体が一気に縮む。
「これで良いか?」
「ふん!同じ大きさなら怖くない!」
針を取り出して俺に向けてきた。
「・・・模倣権、リアルスティール。」
指した針が折れた。
「あっ・・・」
「バカか。身長俺と同じだからって能力抜きで考えんなよ・・・で、名は?」
「少名針妙丸・・・です。」
「リトルフィート解除。」
元の大きさに戻る。
「で、この子どうしたの?」
「あんたが居ない間に異変が起きたの。その実行犯よ。でも首謀者は違うわ。鬼人正邪っていう天邪鬼の妖怪に騙されてたの。今は保護してるわ。」
「ふ~ん。で、この小っちゃいのがどうやって実行したの?」
「打ち出の小槌を使ってよ。」
「まあもう終わったんなら関係ないだろ。」
「それがそうでもないのよ・・・主犯の鬼人正邪が逃げてるのよ。」
「マジで?めんどくせぇやっちゃな・・・」
まあ見つけ次第足腰立たんようにして縛り上げれば良いだろ・・・
「で、こいつの服はどうすんの?」
「それは今からアリスに頼みに行くのよ。」
ああ・・・あいつなら・・・うん・・・
「俺が送ってやるよ。ほれ。」
「ああ、ありがと。ほら行くわよ。」
「うん。」
~アリス宅~
・・・ドンマイ・・・
「きゃあぁぁ!可愛い!!良いわ~!」
「~~~///」
どうでも良いけどよ、こいつの縫物の速さ異常だな・・・15秒くらいで殆ど出来上がってるぞ・・・
「触らぬ神に祟りなし・・・ん?」
何かに引っ張られるような感覚がしたので下を見てみると・・・
「コンニチハ!!」
・・・何だコレ?
「上海よ。」
「よろしくな。」
「ヨロシク!」
可愛い・・・
「・・・ロリコンもそこまで行くと笑えないわよ・・・」
「ロリコンじゃねぇよ!てか俺は可愛いものが好きなんだ。」
こんなにガタイ良いけど・・・
「ハルト!コレアゲル!」
・・・リボン・・・?着けろと?地獄絵図見てぇのか?
「あはは、上海ったら悠人の事気に入ったのね。」
真っ赤なリボンに星のアクセサリーが付いていた。
スマホにでも着けとくか・・・
次回へ続く