東方project 〜嫌われ者は幻想郷で報われる〜 作:タルト
前回のあらすじ
汗腺があぁぁぁ!!
クソみてぇなガキ共がどっか行って大ちゃんにお礼を言われてやる事も無いので人里をブラついていた。
『うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!妖怪だー!!!逃げろ!!!』
嘘だろ・・・今日は厄日かよ・・・ん?さっきのガキがこっちに向かって来た。
「英雄様!!助けて!!妖怪が・・・」
「???何言ってんの?俺は詐欺師の嘘つきなんだろ?それに弱いんだろ?自分でやれよ。」
「・・・ッ!!」
甘いな・・・マックスコーヒーの方が苦いくらいじゃん・・・
まあ・・・このまま被害でりゃあルーミア達も火の粉かかるしな・・・小鈴も危ない・・・向こうか・・・南南西か・・・距離は・・・100m以上か・・・なら
「爆速ターボッ!!」
ああ・・・漫画で勝己が言っていた威力の分散ってこういう事か・・・若干左が弱いな・・・回りそうになる・・・
何処だ・・・いたッ!!知能のない低級妖怪か・・・
「爆嵐『トルネードエクスプロージョン』!!」
ハウザーインパクトは爆破の威力で回転して打ち込む技だがこれは風魔法と組み合わせて回転力を風に任せて爆破にパワーを集中した奴だ。
「へっ!汚ねぇ花火だ!」
\うおぉぉぉぉ!!!英雄様バンザーイ!!/
うぜぇ・・・
「ハァ・・・さっき誰か知らんガキにも言ったがよォ・・・俺は貴様らを守ったつもりは毛頭ない!俺は小鈴含む人里に居る友人を守っただけだ!お前らは偶然偶々奇跡的に一緒な所に住んでいただけだ。それなのに貴様らは俺を英雄だのどうのこうのと・・・勝手に期待してんじゃねぇよ!!」
「でも!!この前は僕のお母さんを助けてくれたじゃないですか!!それは何でですか!!」
・・・あの時のガキか・・・めんどくせぇことになった
「・・・気まぐれだ・・・とにかく!!俺は貴様らを助けることはない!!勝手に頼って俺が助けるから大丈夫だぁ?なめんな!!自分を守る努力ぐらいしやがれ!!俺に胡坐かいてんじゃあねぇぞ!!」
ハァ・・・説教なんか柄じゃねぇ・・・
飛んで爆速ターボで逃げてきた。
ん?此処は・・・守矢神社か・・・イラつきながら飛ばしてきたから何処か見てなかったな・・・
「あれ?悠人さん?どうしたんですか?今何か爆発音の様なもの聞こえたので出てきたのですが・・・」
「ああ・・・俺の爆速ターボだ。ほらこんな風に。」ボンッ!
「今日の能力ですか?」
「ああそうだ。」
ちょっと痛くなってきたな・・・
「でもどうしたんですか?急に。」
「ああ、人里の奴らに説教垂れてきた。あいつらは俺に胡坐かいて妖怪舐め腐ってるだろ?危機感が足りねぇよ・・・俺が居るからって無用に妖怪を煽るアホもおるし・・・こちとらそんなクソな理由で命奪いたかねぇんだよ。」
「やっぱり優しいですね。さあ中にどうぞ。お茶でもいかがですか?」
「ああ、頂こう。」
神奈子様いませんように・・・諏訪子様は居ても良い。寧ろいてほしい・・・神奈子様は勝負吹っ掛けてこなければただの美人なのに・・・
次回へ続く
題名に関しては悪かったと思ってる・・・