東方project 〜嫌われ者は幻想郷で報われる〜   作:タルト

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波紋

前回のあらすじ

焼却

 

魔理沙と実験が終わって家に帰ってダラダラしてた。するとインターフォンが鳴った。

「はーい!今行きまーす。」

誰だ?宅配便は頼んでないし・・・

「こんにちは!私は神の教えを説いているものですが。私たちは世界を救ってあげるべく教えを説いております。」

こいつ・・・『あげる』だと・・・

「世界を『救ってあげる』なんて思ってる奴らにこの世界は守れない。そんな奴らに救われなければならないほど、俺達の世界は弱くなんかない。世界を救うだぁ?なめんな!!世界はそんなに悲惨か?そこで誰が泣いているか、そこで誰が笑ってるか・・・隅々まで見てきたのか?そんなこともわからないやつが世界を救うなんてふざけるな!!」

「・・・すみませんでした。」

あいつ・・・この前も来とったな・・・てか、前あの人が詐欺罪で捕まってたよな・・・まあムカついたから上条さんの説教真似てみた。

「あ~スッキリした!クソが・・・どうせ金目的だろうが。」

「悠人どうしたんですか?声が聞こえたのですが・・・」

「詐欺師追い返した。・・・師匠の真似して説教付きで。」

「誰が説教くさいって~」グリグリ

「痛いです・・・柔らかいです。」

「悠人って煩悩強いですね・・・そうだ!今から私と手合わせでも・・・」

「さっき美鈴とやってきたので。」

「じゃあ甘いものでも買いに行きましょう!!」

「ははッ・・・そうっすね行きますか。」

 

 ~ミ〇ド~

 

取り敢えず一通り買って、幽々子たちの分も買って結果的に3,4万使った。店員ビビってた。そりゃあ箱が大量にあるもん。

・・・ゲッ・・・同級生の女だ・・・クラスメイトだし・・・目を合わせない様に・・・

「あれ?高峰じゃね!!」

うぜぇ・・・仲良くもないのに・・・気付かなかった風に・・・

「ん?ああ・・・どうも。」ペコリ

「知り合いですか?」

「クラスメイトです。仲良くもない。」

「そうですか。」

「何でこんなところにおるん?」

「いちゃダメなのか?知らなかった此処はお前の家なのか?」

「いや、どうしてそんなにいっぱい買ったのかと思って。」

「食べるため。」

「ちょっと頂戴。」

成程・・・これが目的か・・・悪魔の末裔め!!

「いやだ。」

「えぇ~ケチ!!最低!!」

「あぁ?なめんなよカスが!!テメェはクラスのアホな男どもに媚売ってろブス!!地獄で閻魔様に裁かれて八段位地獄全部落ちろ!!大体仲良くもないのによくもまあそんな図々しいこと言えたよなぁクソカスが!!」

「悠人。落ち着いてください。」

ハァ・・・俺は安定の口の悪さだな・・・

とっととズラかろう・・・

夏休み明けあんなことになるなんて・・・それはまた・・・別のお話・・・

 

次回へ続く 

 


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