東方project 〜嫌われ者は幻想郷で報われる〜   作:タルト

122 / 177
保険

前回のあらすじ

里の住人土下座

 

 

「え?保険?どういうこと?」

「ああ、お前夢の中で変なところ行くことあるだろ?念の為に。」

「どういう保険なの?」

模倣・・・八木橋藤十郎 能力 特権:誘導権 権利:停止権

俺はマエリベリーさんの肩に触れた

「ヤバイと思ったら『離脱要請』って言うんだ。」

「『離脱要請』?」カチッ

あっ・・・止まった・・・停止権解除

「あれ?今時間がすっぽり抜けたような・・・」

「もう一回掛けるから絶対に言わないでくださいね、言ったらマエリベリーさんの半径1mの時間が停止するので。」

「わかったわ。ありがとう。」

後三件セットできるな・・・まあ良いか・・・ねみぃ・・・まだ7時か・・・寝よう・・・

 

ん~何だこの浮遊感というか落下する感覚・・・てかコレ夢じゃないな・・・うん・・・完全に意識あるし・・・目ぇ開けてみっか・・・

星・・・?満天の星空・・・ってレベルじゃねぇな・・・宇宙・・・?

「何でだァァァァ!!!特権:誘導権!!」

身体を誘導して浮遊する。

「アブねぇ・・・」フワ・・・

何処だ此処・・・俺の能力で行けるのは最大でも地球の範囲位だ・・・宇宙は試してないけど・・・距離が遠ければ遠いほど限界が近くなる・・・

月にしても地球からは、384,400km離れてんだぞ・・・ブラジルまでの10倍以上あるんだぞ・・・

!?何だコレ・・・文明が発達している?何らかの知的生命体が居るのか・・・?ん?アレは・・・鈴仙や鈴瑚清蘭の様なウサギ・・・あいつ等は月から来たと言っていたよな・・・此処は月?

「悠人、早く降りてきて。」

「やっぱお前か。何が目的だ?」

「此処は月の都、永遠亭の薬売りのウサギや、人里の団子屋のウサギの故郷よ。此処の親玉があなたの事を知りたがってたのよ。オカルトボールあったでしょ?その時にオカルトボールに目を付けたのでもそのエネルギーが同時に全て消滅した。」

「ああ、俺の命令権でな。大方その消滅の理由を鈴瑚たちに調べさせようとしたが失敗・・・月に戻らず地上に残っている。」

「そう、その通り。で、気になるから連れて来いとの事で連れてきたのよ。」

「無視しりゃ良かったじゃん。」

「そうもいかないのよ、厄介なのが居るせいで、幻想郷をめちゃくちゃにすると脅されたのよ。」

「滅ぼすじゃあないんだ。」

「まあ霊夢もいるし貴方もいるし・・・でも、油断していい相手ではないわね。」

「ま、俺も面倒ごとは嫌いだし、話し合いで平和に解決するならそれでいいよ。」

「じゃあついてきて。案内するわ。綿月姉妹の所に。」

念の為に封筒開けておこう。いつも癖にしといてよかった。寝るときにポケットに封筒入れるの。

 

次回へ続く

 




あとがき

原作とは違うという方がいると思うので言います。オリジナル設定である・・・と。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。