東方project 〜嫌われ者は幻想郷で報われる〜   作:タルト

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暴走

前回のあらすじ

月の都

 

 

・・・地上に比べて随分と発展してんのな・・・

「悠人・・・袖摘むの止めてちょうだい・・・服のびるわ。」

「ごめん・・・胃のあたりが・・・」

「そういえば人見知りだったわね・・・」

吐きそうなほどにヤバイ・・・

「此処よ。」

「此処か・・・ウップ・・・」

「大丈夫?」

「大丈夫・・・ハァハァ。」

「じゃあ入るわよ。」

「おう・・・オエェェェェ・・・」ビチャビチャ

ふぅ・・・スッキリした。

「良し!行くか!!」

「行くかって・・・どうするのコレ・・・」

「『浄化(パージ)』」

さっき開けた封筒から出てきたのは・・・

特権:模倣権

これがあれば不安はほぼ無い!!

 

「よく来たわね。そこの男が件の奴?そうは見えないわね。」

あ、キレそう・・・

「・・・で、テメェが此処の代表か?そうは見えねぇな、三下って感じだ。」

ピシィ・・・

空気が張り詰める感じがする・・・

「下賤な地上の民の分際で良い度胸じゃない。私と戦おうっていうの?」

「あぁん?俺は自分より弱い奴をなぶる趣味はねぇんだよ。」

「悠人、平和的に解決は何処に行ったの。」

「太陽に飲み込まれたよ。初っ端から人を見下した態度。地上に住むものを馬鹿にした態度が気に入らねぇ。おい、ババア名前は?殺す前に覚えてやる。」

「綿月依姫、死ぬ前に覚えておくことね。」

バレる前にというか挑発中に『詮索の光(サーチライト)』で能力を調べさせてもらった。中々厄介だな・・・神を降ろしてその力を行使すると・・・特権利に似ているな・・・違いを挙げればいつでも変更できるという事・・・めんどくせぇ相手だ。基本戦法は剣を使うか・・・俺の上位互換ってか・・・マジでめんどくせぇまあ地上に住むものを馬鹿にしたからな・・・友人たち・・・そして兄ちゃんや家族たちを馬鹿にしたも同じ・・・

「セイッ!!」ヒュンッ

「『世界(ザ・ワールド)』」ヴン

危ない危ない・・・てか躊躇なく首狙って来たな・・・殺す気だ。ならこっちも遠慮なく行けるな・・・

おっと、そろそろ9秒か・・・

「時は動き出す・・・」

「!?」バッ

「ちゃろー☆」

「バカにしてるの!?」

「まっさかー・・・本気で行くぜ。模倣権『殲滅状態(アサルトモード)』」

 

 ~30分後~

 

迂闊だった・・・クソが・・・理性を失うな・・・大変な事になる・・・

「ア˝ァァァァッ!!!!に・・・げ・・・ろ・・・」

「ハッタリを!!そんな卑怯者に守られるなんて同情するわ。」

んだと・・・この野郎・・・

そこで意識が途切れた・・・

 

 ~3時間後~

 

「何処此処?・・・痛ッ!・・・んだこれ・・・体中が痛い・・・」

ベッド・・・?柔らかい・・・

「あら?目が覚めたのね。」

「紫・・・俺は何を・・・してたんだ?」

・・・記憶が・・・『殲滅状態(アサルトモード)』使ったあたりから記憶が混濁してる・・・

「まったく・・・自分の力も使いこなせないなんて呆れるわ。」

綿月依姫・・・負けたか?

「おかげで都は半壊・・・ホントにどうしてくれるの?そもそもあの羽は何?」

羽・・・?

「マジで俺何したの?」

「コレよ。」

ビデオ・・・?

俺が暴れてんのか・・・?

「何だコレ・・・一方通行の黒い翼、未元物質の翼・・・フィアンマの右手・・・殲滅状態(アサルトモード)・・・太陽(サンシャイン)狩りの祭典(ハンターフェス)、前借り・・・身体能力5倍の能力・・・マジか・・・」

「一瞬で都が半分消し飛んだわ。でも、その後に能力が消えてあなたが倒れたのよ。」

「多分幻想殺し(イマジンブレーカー)だ・・・」

その後痛みが少しひいたところで、街を直しに行った。奇跡的に死傷者はゼロだった。

 

次回へ続く

 




あとがき

依姫の口調が不安である。

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