東方project 〜嫌われ者は幻想郷で報われる〜 作:タルト
前回のあらすじ
紅魔館へGO
~紅魔館・図書館~
「壁の中からこんにちは。悠人君が来ましたよ。」
「きゃっ!!・・・どこから来てるのよ・・・」
「壁の中だって言っただろ!!」
「何で若干キレてるのよ!」
案外ノリ良いのな・・・
「ごめんごめん。実は聞きたいことあってね。」
「何?」
「索敵魔法ってある?」
「あるけど、どうしたの?」
「いや、俺は殺気を向けられれば感じるけど殺意を向けられずに背後からグサーっとやられる可能性があるんだ。」
「成程ね・・・まあ良いわ教えてあげる。2つあって1つはもう使えるはずよ。条件起動式の魔法よ。」
「ああ、名前決まってないけど1つ組み込んであるのあるわ。」
天上不知唯我独損(仮)だ、光魔法で魔力を与えて、でそこに条件で『魔力を与えられて10秒経つとその1割の魔力を具現化魔法で作った人形に奪われる』というのを作った。モチロン人形は闇魔法を組み込んである。
「もう一つは、自分を中心にして薄い魔力の皮の様なものを広げるの。維持するのは結構難しいわよ。魔理沙は5秒くらいで人形使いは30秒だったかしら・・・それくらい難しいの。」
魔理沙は兎も角としてアリスですら30秒・・・
「まあコツは教えてあげるわ。先ずは——―――」
~一時間後~
結構むずいな・・・動きを完全に止めて27秒くらいか・・・動きながらじゃあ10秒持たん・・・
「ハァ・・・ハァ・・・結構キツイな・・・そういやパチュリーはどんぐらい持つんだ?」
「私は2時間くらいなら余裕でいけるわよ。」
くっそバケモンが・・・
「別に綺麗な円である必要は無いのよ?貴方さっきから円を整形するのに意識割いてるじゃない。」
「先に言ってーな。」
「悪かったわね・・・」
「取り敢えず!円じゃあなくても薄皮を張れれば良いんだな?」
「ええ、そうよ。」
成程ねぇ・・・じゃあ試しに・・・
おぉ!!結構楽になった・・・
「何その・・・アメーバを更にグシャッとした感じの・・・」
「俺の基本的に怠惰な感じを如実に表れている感じだ。」
めっちゃ引かれた。
~家~
家に帰って晩飯だと言われたので晩飯を食べていた。食事中の雑談で夏休み明けにあるテストの勉強を全くしてない。ヤバイって話をしたら師匠に怒られ、蓮子さんとマエリベリーさんに勉強を教えられることになった。
「え~っと・・・『私は友人と部屋の掃除をした』を英訳せよ・・・」
解答例:Icleanedtheroomwithmyfriend
悠人の解答:Ideletemyfriend
「まあ良いか。」
「良くないよ!?友達を掃除しちゃってるよ!?」
「えっとね悠人君。此処は——――」
すごい・・・マエリベリーさん学校の先生より解り易い・・・
マエリベリーさんと蓮子さんが勉強頑張ればご褒美をくれるらしい。こりゃやるしかないっしょ!!
次回へ続く
サブキャラ紹介
高峰諒
悠人の兄、悠人を嫌っている。頭がよく容量が良い。頭が良い分悪口のレパートリーも豊富である。よく悠人を出合い頭にひっぱたいたりする。中高とバレー部だった。そのためビンタの威力がシャレにならない。