東方project 〜嫌われ者は幻想郷で報われる〜 作:タルト
前回のあらすじ
勉強
「・・・予想以上ね・・・此処までヒドイとは・・・」
蓮子さんが頭を抱えている。
「でも蓮子、よく見てみて。所々に地頭の良さが出ているわ・・・後はやり方よ。」
「そんなにヒドいんすか・・・?」
「ええ・・・何で此処がこうなるの?」
「わかったら間違えませんよ・・・」
予想以上にヒドいらしい・・・
とぅるるるるるるる
「何その着信音・・・」
「ドッピオの声。・・・フェルか・・・」ピッ
『もしもしオレオレ俺だけど。』
「で、何の用?」
『女子大生ってエロくね?』
「またかテメェ・・・」
『冗談冗談・・・一緒に勉強しようぜ一緒にやれば俺もお前も二人でやれば集中できるやろ?』
「パスするわ。俺今勉強してるから。」
『嘘つけよ、お前もゲームしてんだろ?』
「もって事はお前今またFPSやってんだろ?てか、よく耳すませば銃声聞こえてくるぞ。」
『で、どうやって勉強しとる?』
「友達に教えてもらっとる。」
「悠人。お茶もって来ましたよ。少し休憩しましょう。」
師匠が来た。何てタイミングで・・・
『今女の声聞こえたけど・・・お前まさか・・・』
「多分ちげぇぞ!?何考えたか知らんけどよ。」
「悠人さん。国語教えて下さい。」
早苗ぇ・・・うそやん・・・
『お前・・・』
「ハァ・・・めんどくせぇ!!無太とグループ通話繋げろ。説明する。」
『さあ根掘り葉掘り聞かせてもらおうか。』
「『根掘り葉掘り』……ってよォ~~。 『根を掘る』ってのは、わかる……スゲーよくわかる。 根っこは土の中に埋まっとるからな…。 だが、「葉掘り」って部分はどういう事だああ~~~っ!?葉っぱが掘れるかっつーのよーーーーーッ!ナメやがってこの言葉ァ、超イラつくぜェ~~~ッ!!葉っぱ掘ったら、裏側へやぶれちまうじゃあねーか!掘れるもんなら掘ってみやがれってんだ!チクショーーッ。どういう事だ!どういう事だよッ!クソッ!葉掘りって、どういう事だッ!ナメやがってクソッ!クソッ!」
『ギアッチョは良いから。』
「まあ良いわ、今から説明するよ。」
「悠人君。早く勉強しないとご褒美無しだよ~。」
蓮子さんンンンンンン・・・マジかァァァァァァァ
『ご褒美・・・エロい・・・』
「テメェ井戸で殴るぞ!」
『何その超高等技術は!?』
「まあ良いわじゃあ言うぜ。————————」
話すだけ話した。嘘を混ぜて信憑性を演出しつつ幻想郷などの事を隠しつつ、早苗と俺の母は友人であり、両親の都合で一緒に住んでいること。マエリベリーさんと蓮子さんは兄の友人でありサークルの活動でこっちに来ている。師匠は親代わりであると説明した。
その後頑張って勉強した。
キツかった・・・ご褒美に膝枕で耳かきしてもらうことになった。普段は師匠がやってくれるから良いが・・・膝枕は結構恥ずかしい・・・
次回へ続く