東方project 〜嫌われ者は幻想郷で報われる〜   作:タルト

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注意・時系列がバラバラです。


異変!?

前回のあらすじ

鈴仙・優曇華院・イナバの裸に大興奮!?

 

目が覚めた・・・朝4時て・・・日課のランニングは5時からだし・・・まあいいか走ろ・・・

「ひゃ~、暗~、怖~。」

夜明け前が一番静かだ・・・

「うしっ、走っか。」

 

 ~1時間後~

 

「ふぅ~ただいま。」

シャワー浴びるか・・・そう思い風呂場の扉を開けると・・・早苗がいた・・髪が濡れてるとこ見ると風呂上りか・・

「失礼しました!!!!!!」

全力で土下座した・・・

「い、いえ///カギ閉めなかった私も悪いので///」

「よし分かった、このことはお互い忘れよう。師匠にばれたら殺される・・・俺が・・」

そう言うと後ろから肩を掴まれた・・・振り返るとそこには・・・師匠がいた・・・

「悠人・・ちょっと話しましょう・・ね。」

「すみません、シャワー浴びてからでいいですか?」

「10分であがりなさい。」

ひえぇぇ目が笑ってないよ~。

 

 ~3時間後~

 

師匠の説教から解放された俺は、博麗神社にいた。何か空が赤い霧に覆われていた。

「なあ、霊夢あれ何ぞ?」

「知らないわよ、そんなの。」

マジか・・・

「おーい異変だぞー霊夢ー。」

魔理沙が来た・・・異変?

「魔理沙、異変って何ぞ?」

「異変ってのは、妖怪たちが気まぐれで起こすんだぜ、それを解決するのが博麗の巫女である霊夢の役目なんだぜ。」

なるほどね。

「今回はどこで異変が起きてんの?」

「今調べてきたんだけど、紅魔館なんだぜ。」

レミリアたちが、この霧の様なもの出してんのか。

「なあ、これ、俺も手伝っていいか?」

「良いんじゃない、邪魔しなければ。」

「じゃあ決まりなんだぜ!!私は、先に行ってるぜ!!」

「待って、俺も乗っけてくれ、飛べるけど、すげぇ遅えんだ。」

それに、時たま変なとこ行くし・・・

「良いんだぜ、しっかりに掴ってくれ。」

「失礼します。」

そう言って俺は、魔理沙の背中から腹の方に手をまわした。」

 

 ~紅魔館~

 

門番・・寝てた・・美鈴しっかりしろよ・・・

「ラッキー門番寝てるぜ。」

「ああ、でも霊夢来るまで待とうか。」

 

 ~10分後~

 

霊夢と合流した俺たちは、紅魔館の中に入った。

「おい霊夢、今目の前にいるのは、お前に任せる、魔理沙は上に、俺は、地下に行く、じゃあ行くぞ!!!」

 

 ~地下~

 

「あなたは誰。」

金髪の幼女がいた・・・

「おいおい、人に名前を聞くときは、自分から名乗るのが礼儀だろ。」

「それもそうね、私はフランドールスカーレット、フランで良いよ、お兄さんは?」

「高峰悠人、悠人で良い。」

金髪幼女、可愛いけどなんか嫌な予感が・・・

「私と一緒に遊びましょ?」

遊ぶんならまあ、良いか。

「良いぞ、何する?」

「鬼ごっこ、でも、私がお兄さんを捕まえたら、手足もいで壊すから。」

やべぇ・・・

「やっぱやめよう。」

「えぇーじゃあお兄さんを壊シテアゲル。えい!!」

次の瞬間俺の左手が吹っ飛んだ。

「痛ってぇ、いってぇ!!」

「次は右手!!」

このままじゃ・・特権:破壊権

「破壊フィールド!!」

良し防げた・・でも・・時間かけりゃ負けんな・・会話してみるか・・・

「なぁ、そんなに人を壊して楽しいか?」

「た、楽しいに決まってるじゃない!!」

「なら、何でそんな苦しそうな顔してんだ?何でそんな悲しそうなんだ?」

多分こいつは破壊を楽しんでいない、楽しんでるふりをして、自分を騙している・・・

「だって、だってお姉様はフランは気が振れてるからここに居なきゃダメだって・・・いろんな人を傷つけるから外に出ちゃダメだって・・・能力のせいで・・」

「能力?どんな能力だ?」

「ありとあらゆるものを破壊する程度の能力・・・」

「それと幽閉されてんの、何の関係が?」

「さっきの私見たでしょ?時々ああいう風に狂っちゃうんだ・・・」

「なぁ、多分だけどお前狂ってないぞ、現に今落ち着いてるし。」

「ホントだ。」

「お前の狂気の秘密は『破壊衝動』だと思う。」

「はかいしょうどう?」

「そう、破壊衝動は精神に一定のストレスがかかると物壊しちまうって感じの症状だ。」

簡単に言えば・・・多分・・・

「そうなんだ。」

「また、代償行為も近いかな、代償行為ってのは、ある欲求を別のものに置き換えるんだ。ほとんどの生物がこれをする。それと、お前の姉が周りを傷つけるからお前を閉じ込めたってのも間違いだ、多分、お前が傷つけた周りの奴に傷つけられるからお前を閉じ込めたんだと思うぜ・・・だから、お前の気持ちを、姉にぶつけて来い!」

「で、でも・・もし違ったら・・」

そうか、こいつ愛を知らないのか・・俺は親には愛情をそこそこ注がれてきたがこいつは、能力のせいで、ずっと一人なんだ・・

「もし違ったら、俺が愛してやる・・・俺が一緒に居てやる・・・だから・・・姉に気持ちを伝えて来い・・・」

そう言って俺は、フランを抱きしめる。肩が暖かい、多分泣いてんな・・こいつ。

「うん、分かった。行ってくる。」

 

「多分ここだな、此処で声がする。」

そこには、霊夢たちがいた。

「あら、遅かったじゃない。何してたの?」

「金髪幼女に左手吹っ飛ばされてた。ほら。」

「何と言うかあんたの左手よく被害に遭うわよね。」

「ホントにな・・・」

「あら、フランが人間を壊さないなんて、珍しいじゃない、まさかフランに勝ったの?」

「まっさかー、負けてもねぇし勝ってもねぇよ。」

あ、あの顔理解してねぇな・・・

「どういうこと?」

「話し合いで解決した。」

驚いてんな・・・大分

「どうやって?フランは狂ってるのよ?!」

「バーカ、全然狂ってねぇよ、むしろまともだよ。」

そして俺は、破壊衝動のことを説明した・・・

「そうなの・・・」

「で、だ、本題はこっからだ。ほら、フランいつまで俺の後ろに隠れてんだ。ほら、姉に思いの丈伝えな。」

「うん、お姉様、私外に出たい、外で遊びたい!!どうしてもダメなら、お兄様に付いて行く!!!」

へぇーあいつら以外にも兄妹居たんだ・・・

「お兄様、だれが?」

知らないみたいだな・・・

「悠人お兄様!!」

「ブフゥッ!」

嘘だろ・・・

「お兄様は、私を愛してくれるって、一緒に居てくれるって言ってくれた、そして、優しく抱いてくれた。だから・・・」

「はぁ、そこまで言うなら、暫くは咲夜たちと一緒に行動しなさい、外に出るのは許可するわ。」

うん、一件落着だな。

「ところで、悠人、さっきの事詳しく聞かせてもらおうかしら?」

「違うんだ、誤解だ!!」

「そうなのフラン?」

「ううん、愛してくれるって言ってくれたし、優しく抱いてくれたよ、初めてだったけど気持ちよかった///」

「待てフランその言い方はマzぎゃあぁっぁぁぁぁ!!!!!!!」

その後、レミリアと霊夢と魔理沙による、尋門という名の拷問を受けた。

 

次回へ続く

 




どうもタルトです。基本異変は出しませんが、キャラを出すのに困ったら異変を出します、基本時系列はめちゃくちゃです。

今日の能力

特権:破壊権(変象属)

最大で半径50m以内の物を物理破壊する、任意の範囲威力で破壊できるその気になれば半径50mを一瞬で破壊できる。


次回もお楽しみに!!

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