東方project 〜嫌われ者は幻想郷で報われる〜 作:タルト
前回のあらすじ
鬼は自由
今は月に来て玉兎の訓練をしてやっていた。
「オラァ!!もっと気合い入れて走らんかい!!」
取り敢えずは200mトラック3周させている。嘘やん・・・俺でもギリいけるのに・・・
「おい!!綿月!!お前こいつ等まともに訓練してんのか!?」
「・・・させようにもサボるのよ・・・」
「それを何とかさせるのが上に立つもんの役目だろが。」
何やってんだよ・・・
「おいそこ!ペースは落としても良いが歩くな!!もっとキツくなるぞ!」
叫びながら走るのはキツイ・・・
「良し!!次は射撃訓練だ。つっても俺は地上で日本の安全な地域に住んでるからな銃なんざもった事殆どねぇ・・・使ったことあんのはこのリボルバーだけだ・・・が、跳弾って分かるか?それを利用すればトリッキーな戦いは出来る・・・例えば・・・」
その辺の壁で良いか・・・この角度かな・・・
「・・・」パァン!!
壁から天井へ天井から床へ跳ね返り的に当たる。
「こんな感じで。」
「あの・・・どうやって跳ね返らせるんですか?」
「壁に当てんだよ。あとは普通に狙えば適当に跳ねる。」
元々俺はこういうの考えるのは得意なんだ。
て言うか玉兎が鈴仙みたいに制服きてニーソックスとかハイソックスとかだから・・・ヤバいな・・・結構好み・・・
て言うか銃弾あと五発しかない・・・
模倣・・・特権:確保権
銃弾の一つを袋に入れて銃弾を無限に確保する。
「ん?おい。そこの・・・どうした?顔色悪ィぞ?」
「い・・・いえ・・・大丈夫です・・・」
「嘘吐くんじゃねぇよ。・・・医務室何処だ?連れていく。おい、綿月こいつらに銃構えさせて撃たせとけ。狙う時は胡坐で撃たせろ。良いな?」
「ええ・・・」
ったく・・・無茶してんじゃねぇよ・・・
「おい、何で先に言わなかった?」
「迷惑をかけてはいけないと思って・・・」
「はぁ・・・俺はお前たちを預かってんの。無理してぶっ倒れられるほうが迷惑だ。」
あっ・・・医務室の場所聞いてなかった・・・バカじゃねぇの俺・・・
ん?あ、丁度良いとこに。
「おい、そこの青髪ロップイヤー。医務室何処か分かるか?」
「えっ?あっ・・・はい!そっちを真っ直ぐ行って右に出てすぐにあります。」
ん?なんか変だな・・・焦った顔・・・急いだ会話・・・変な羽衣・・・まあ良いか。
「取り敢えず、此処で寝とけ。」
「・・・はい・・・。」
とっとと戻るか・・・
「すまん遅れた。」
「良いけどこの胡坐で撃たせるの意味あるの?」
「百聞は一見に如かずだ。先ずは立って撃ってみな。おい、ちょっとその銃貸してくれ。」
「は、はい。」
「ほれ、やってみな。」
「ええ・・・」パァン
的の右上をかすめて行った・・・
「次は胡坐で。」
「ええ・・・」パァン
次は的に当たった。
「な?当たりやすいだろ?こうしてなれる事が大切なんだ。こうやって当てる感覚を覚えさせるんだ。」
その後も訓練をして終わった。あとの訓練はフィジカルの向上だ。腕立て100回スクワット100回腹筋100回だ。
そう言えばあの青髪は何だったんだ・・・?
次回へ続く