東方project 〜嫌われ者は幻想郷で報われる〜 作:タルト
前回のあらすじ
レイセン2号
~月~
ようやっと説明が終わった。レイセン2号はこれからは綿月姉妹の元でペットになるそうな・・・どうでも良いがあいつに姉妹居たんだ・・・あいつどっちだろ・・・いや・・・どっちにもなるな・・・傲慢な姉・・・ドクソ生意気な妹・・・まあ良いか・・・
「はい!!もっと気合い入れて!!声出せ声を!!」
「「「45!46!」」」
今は腕たてさせている。こいつ等マジで兵士かよ・・・
そんなこんなで訓練を一通り終えたわけだが・・・
「貴方が本当に強いのか疑問です!!」
うんうん何処にでも居るよなこういう反逆するの。分からんでもないな・・・今までサボってもどうとでもなったが変な男が来て一気に厳しくなった。俺でもこう思うもん。
でも、どうすっかな・・・しょうがない百聞は一見に如かず・・・実践訓練だ!
「良いぞ。じゃあ任意の人数でかかって来い。」
——――――――――――――――――結果を言うと圧勝だった。呼吸もバラバラ自分勝手。連携のれの字もないクソプレーだった。まあ任意の人数でって言って一人でかかると言う思考を排除させたからな。
「お前らは個人の戦闘力は悪くない。ただその長所を活かせてない。全員が全員で互いの長所を殺してる。」
そのためにこいつらに筋トレさせてフィジカルの底上げを図ってる。
こいつ等はようやく静かになった。
さてと、とっとと昼飯食いに帰ろっと。
~紅魔館~
パチュリーとアリスと魔理沙と、魔法の研究をしていた。で、面白そうな魔法を思いついた。既存の魔法式を改造して、オリジナルを組み込みつつ・・・だが、俺一人の魔力じゃあ不可能だ・・・とりま魔理沙とアリスに協力してもらうことにした。
「今教えた術式に魔力を込めて、三人の呼吸を合わせるんだ。」
「ええ、分かったわ。」
「わかったぜ。」
三人の呼吸を合わせて術式をくみ上げ・・・もっとも充実した瞬間に・・・
「今だ!!」ドン!!
紅魔館の前の地面がえぐれた・・・
アリス、俺、魔理沙が膝をつく・・・足が震えてまともに立てず、形容しがたい怠さがある・・・この症状は・・・前に本で読んだ・・・魔力欠乏症・・・か・・・三人同時に・・・?どんだけ強力な魔法だよ・・・いや、俺だけじゃあ絶対無理だな・・・火力魔法に長けた魔理沙、魔力の精密な操作に長けたアリス、この二人が居たから出来た技だ。
この技に、魔法の知識、魔力が群を抜いているパチュリーが加われば・・・どうなるんだ・・・相当強力な技になる・・・戦局を一瞬でひっくり返せるくらいの・・・取り敢えずこの技は『裁き』とでも名付けるか・・・
闇魔法で、大地の魔力を吸い取り、光魔法でアリス、魔理沙に容量いっぱいに魔力を与え魔力全回復させた。抉れた地面はクレイジーダイヤモンドで治した。
「パチュリー・・・頼みがある。俺の魔法を手伝ってくれ。さっきの術は俺達三人の全魔力を使っても足りなかった、お前の魔力と知識が加わればもっと強くなるはずだ。」
「良いわよ。じゃあ魔法式教えてちょうだい。」
「サンキュー。」
「じゃあ行くぞ・・・呼吸を合わせて・・・」スゥー
四人の呼吸がそろう・・・
「今だ!!」ドカァン!
『裁き』の何倍くらいだ・・・?
「おいおいおいおいおいおいおいおいお~い・・・こりゃあとんでも無いな・・・」
俺の作った術式は雷をベースにしてある・・・それに俺の闇魔法を練り込んである・・・物理的なダメージのほかにも精神に作用する魔法も練り込んだ、闇で生命力を吸い取られながら精神を蝕まれ、物理的ダメージを受ける・・・『裁き』の上位互換・・・『天罰』と名付けよう・・・
次回へ続く