東方project 〜嫌われ者は幻想郷で報われる〜   作:タルト

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vs新聞記者

前回のあらすじ

霊夢たちに拷問された。

 

30分間の拷問から解放された俺は、レミリア達と昼飯を食っている。

「はいお兄様あーん。」

これさえなけりゃ平和なのに・・・

「ロリコン・・・」

「ほら、フラン霊夢が俺の事ゴミを見るような目で見てるから止めて・・・」

「迷惑だった・・・ごめんねでも、フランのせいで手が・・・」

涙目はあかん罪悪感がヤバい。

「そういえば、何でルーミアに食べられた時みたいにすぐ直さないの?」

「俺の能力にも制限があって、同じ能力の模倣は暫く間置かないとまた模倣できんみたい。」

「ねぇねぇお兄様、私の攻撃を防いだのどうやったの?」

「能力で。」

「今日は何の能力だったの?」

「特権:破壊権、お前ら風に言ったら、半径50m以内のありとあらゆる物質を物理破壊する程度の能力ってところかな。」

「ふーん。」

暫く雑談しながら昼めしを食べた。今夜は宴会をするらしい。俺が主役らしい歓迎会だそうだ。

 

 ~博麗神社~

 

「悠人、居るか?」

「居るよ。」

「お前新聞に載ってたぞ。」

は?マジかよ・・・新聞にはこうあった

 

 『外来人はロリコンのスケコマシ!?』

 

その他にも、身に覚えのないことが書かれてた。

「おい、魔理沙、これ書いた奴の名前とどこにいるか教えろ。」

「え、ああ、名前は射命丸文、多分妖怪の山にいると思うぜ。」

「サンキュ、ンじゃ行ってくるわ。」

 

 ~妖怪の山~

 

妖怪の山付近に来ると、白い尻尾の生えたのが近寄ってきた。

「おい、貴様!!ここは、人間が来ていい場所じゃないぞ、痛い目に遭いたくなければとっとと失せろ!!」

これは、また高圧的な・・めんどくさそうなやつが・・・

「なぁ、この新聞を書いた射命丸とかいうの呼んで来い、誰に喧嘩売ったかわからせる必要がある。」

「貴様、調子に乗るな!!」

いきなり切りかかってきた、しょうがない。

「破壊フィールド」

剣が砕け散った、ザマァみさらせ。

「な、貴様何をした!!」

「別に、能力使って身を守っただけだけど。んな事よりはよ呼んで来い。」

「そこで待ってろ。」

 

 ~2分後~

 

「何の用ですか?」

「何の用だ?だと、ざけんな、クソカス、何新聞にあることないこと書いてくれてんだ、このマスゴミが、ふつー許可とるだろ、長生きしすぎて、頭熟しすぎたかこの、クソババアが、図に乗んなよ三下。」

ふースッキリした。

「人間風情がこの烏天狗に三下?調子に乗らないでください。」

「あぁ?悔しいならかかって来いよ、最も、そんな元気があればなおばあちゃん。」

すると、いきなり俺の口を手で塞いできた。

「どうですか、あなたの能力は、宣言しないと使えない、あの、強盗の時も、声に出してたし、人里の妖怪の時も、能力を宣言していた、そして、さっきも、破壊フィールド、と宣言したみたいですね、それならこうやって口を押さえればいいだけの事、さぁ、いま誤れば許してあげますよ?」

ははっww勘違いしてやがるww今日の能力は破壊権、変象属だから宣言の必要はない。特権:破壊権

「痛っ!!どうして?宣言しないと能力は使えないはず・・・」

「バァーカ、お前は、600以上ある俺の能力の内、1パーセントの力も見てねぇよ。さぁて、楽しい楽しい、バトルのお時間でぇーす。キャハハッ!!!」

「ごめんなさい参りました、今日の記事は明日訂正します。だから許してください。」

「はぁ、最初からそうすりゃ良いんだよ、次からは気を付けな。」

よし、帰るか。

「あの、すみません、よろしければ取材させていただけませんか?」

「少しだけならいいぞ。」

 

 ~4時間後~

 

「次は~」

「なぁ、少しって言葉の意味知ってるか?」

かれこれ4時間だぞ・・・

「では、最後に、使える能力、10個でいいので、教えてください。」

10個くらいならいいか。

「じゃあ、略奪、破壊、命令、爆破、透視、半冷半燃、暴風、発電、重力、回収。」

「あの、命令や破壊爆破は実際に見てわかります、透視と暴風もわかります、残りはどういう能力なんですか?」

めんどくせぇ・・どう転んでもめんどくせぇじゃんか。

「略奪は、相手に5秒間乗り移って、相手の能力を奪う、半冷半燃は、右半身で氷を操って、左半身で、炎を操る能力、発電はまんま電気を作る、重力は、重くしたり軽くしたり、回収は、物を回収したり、死んだ奴の能力を、回収したり、って感じ。」

「そんなめちゃくちゃな・・・。では、ご協力、ありがとうございました。」

そう言って、文は去っていった・・・

 

次回へ続く

 


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