東方project 〜嫌われ者は幻想郷で報われる〜 作:タルト
前回のあらすじ
ゔぅ↑
此処か・・・見た感じちっせぇ小屋だが・・・
「おっ邪魔しまーーーっす!!」ドォン
扉に飛び蹴りかましてやった。
地下への入り口を探さなければ・・・
「あんた、もうちょっと静かに開けなさいよ。」
「そうですよ!気付かれたらどうするんですか?」
「真正面からひねり潰す。」
「行きますよ。」
咲夜は一番真面目に解決しようとしているな。
そこからは暫く地下への入り口を探していた。
「ちょっと!ここ少し色違うわ!!」
「マジ?ちょっと見せて・・・叩いてみるか・・・」コンコン
少し響くな・・・中に空間があるとみた・・・
「開けてみるわ。」ガコ
開いた。くっせ・・・ゴミみてぇな臭いする・・・
「おーい、さっきゅん、みょん介。こっちこい。」
「次その珍妙なみょん介という呼び方したとき手元が滑って切ってしまうかもしれないので気を付けてください。」
本気の殺気じゃん・・・こっわ・・・
~地下~
ふむ・・・中々広いな・・・臭いも結構遠い。
「なあ此処から二手に分かれて行動しよう。」
「そうね。そうしましょう。」
「じゃあ合図に合わせてグーパーで決めよう。」
「「「「せーの」」」」
霊夢 グー
悠人 パー
妖夢 パー
咲夜 グー
一回で別れたな・・・
「じゃあ俺とみょ・・・妖夢は向こう行くわ。」
「じゃあ私たちはこっちね。」
大体10階層くらいあるな・・・
「あ゛あぁぁ・・・」
早速出てきやがった・・・知能は無いな・・・
「模倣権・・・雷の呼吸・壱ノ型・霹靂一閃!」
弱いな・・・まだまだ先はあるし・・・こんなもんか・・・
それに首を斬り話せば死ぬな・・・
「悠人さん前よりだいぶ剣術上手くなりましたね。」
「そう?」
「ええ。大分剣筋が綺麗になってきましたよ。」
達人の妖夢に褒められるなら問題ないな。
「「「あ゛ぁぁぁぁぁぁ」」」
「殺す・・・殺す・・・殺す・・・」
無知能3体と低知能1体か・・・
「「「あ゛あぁぁ!!!」」」ダッ
三体同時に襲って来た。
「水の呼吸・拾弐ノ型・水燕斬!!」
俺のオリジナルの型だ二虎流の水燕を刀で放った技だ。
不規則な軌道で切り刻む。
残りの無知能二体は妖夢が相手してる。低知能はまだ襲ってこない。様子見をしているんだろうか・・・
「幽鬼剣『妖童餓鬼の断食』」
やっぱ妖夢の剣技を見ると自信なくすわー強すぎんだろ・・・
「やっぱすげーな・・・」
「いえいえ。それよりも・・・」
あの低知能をどうするか・・・
「あ゛ぁぁあぁぁぁぁ!!!!!」ボウ
火の玉!?知能を有する者は能力を持ってるのか!?
「癸壬『水天滅雨』」
水魔法。俺が使える最大の強さの水魔法だ。俺自身パチュリーみたいに五大元素は使えんし、魔理沙みたいに魔法薬も調合できん。アリスみたいに魔力の精密な操作も出来なければ、身体強化をしても聖ほどの強さにならん。代わりにどの奴らも使えない闇と光が相性が良い。闇と光にほかの炎等を混ぜると、強力になる。
「すごいですね!その魔法!」
「まあ、パチュリーの水魔法が津波だとすると俺の水魔法は精々少し大きい波だけどな。」
「津波・・・?」
「あー・・・外の海って言う水溜めの水が人のいるところに襲ってくるんだ。」
「怖いですね。」
スゴイ怖いよ。いや怖いどころじゃないだろうな。
「ゔあ゛ぁぁぁぁ!!!」ボボボボ
アレだけじゃあないんかよ・・・!!
試しにやってみるか・・・魔力を掌のみに集中させ・・・
「壬符『水龍の逆鱗』」
能力を全て掻き消した。
「妖夢!今だ!!」
「はい!!」スパッ
俺の霹靂一閃より早くない・・・?まあ飽くまで俺の出せる最高速度だからな。
お、階段だ。地下二階に行くか・・・
次回へ続く