東方project 〜嫌われ者は幻想郷で報われる〜 作:タルト
前回のあらすじ
シャオラァ!!!
今日は何しようかな・・・
今は人里に来ている。何をしようか・・・
「あ、ヘカーティア様。」
「悠人じゃない。どうしたのん?」
「いや、何か暇だったのでブラブラしてるだけです。」
このお方を怒らせると怖い。いや、怖いじゃあすまん・・・命令権でも使わぬと絶対に勝てん・・・
「へぇ~。あ、お姉さんをちょっと外の世界へ連れてってくれないかしらん?」
お姉さんなんて年齢じゃあ無いだろ。ババアだろ。
「何かしらん?」
「何でもございません・・・」
ヤバイ。コワい。殺される。地獄に行くことになる。
「にしても、何故?外へ?」
「お魚食べたいのよん。この前紫からもらったけどおいしかったから。」
「まあ良いけど・・・」
~外の世界~
魚か・・・まあ漁港近いし良いか。
「んで、ヘカーティアさ・・・・ま?」
え?え?え?え?え?え?え?え?え?え?え?え?え?え?え?何々何々?は?は?は?何この青髪の子。もの凄く好みなんだけど・・・でも・・・この子の着ている服・・・このクッソダッセェ服・・・『WelcomeHELL♡』って・・・絶対にヘカーティア様くらいしか着ねぇような・・・
「どうしたのん?悠人?」
「ヘカーティア様・・・?そのお姿は?」
「ああ。これ?地球と月と地獄と異世界で姿が違うのよ。」
「・・・ほぇ~またまた奇怪な特性だの~・・・」
「まあいいや、漁港行こうぜ。」
「ぎょこう?そこに魚があるのん?」
「ああ。」
秋はやっぱりアレかな。秋刀魚に鮭。
~~~~~~
ん~ん騒がしいのは嫌いだがこの賑わいは嫌いじゃない。
「お、悠人!珍しいな。どうした。」
「あ、松峰さん!おはようございます。ちょっと魚を買いに。」
この人は俺の幼馴染のお父さん。家族で水産関係の仕事をしている。
「良い秋刀魚が入ったんだ。勝ってくか?特別に一匹300円。どうする?」
ふむ・・・カルトッチョとカルパッチョと秋刀魚の煮込みご飯・・・
「じゃあ15匹ください。あと鮭とエビとアサリとムール貝と・・・」
「じゃあ会計が~~~」
「はい。丁度で。」
買うだけは買った・・・もうちょい見ていくか・・・
「中々良いところねん。」
「まあな。ちょっと生臭ぇが。」
特に目ぼしいものは無かった・・・
さあ、早速かえって調理に取り掛かるか・・・
捌いて行くッ!!
~~~~~
先ずは、秋刀魚を切り身にして。プチトマトを半分に切り、マッシュルームを薄切りに。エビは殻剥いてから爪楊枝で背ワタ取り出して・・・
次に切り身の水分を良くとって・・・耐熱フィルムにトマト、マッシュルーム、切り身を入れて、予め用意してあったハーブバターをブチこんで・・・オーブンで加熱したら完成だ!!!
「出来た!!秋刀魚のカルトッチョ!!熱いうちに食いやがれ!!」
「いただきまーす。」
んじゃあ俺も食おう。
「あっつ!!」
くっそ熱い・・・舌無くなるかと思った・・・
「んぅ!!」
何かヘカーティア様がエロい声をあげる。
「どうしたんすか?」
「いや、あまりにも美味しくてびっくりしたのん。」
二人で料理を楽しんで後は博麗神社に行ってクラウンピースと話してた。
てかクラウンピース博麗神社に居んのね・・・霊夢は床下暖房に丁度いいって言ってた。
次回へ続く