東方project 〜嫌われ者は幻想郷で報われる〜   作:タルト

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ラグナロク

前回のあらすじ

蛇神もどき

 

瑠奈って・・・分類すると何なんだろ・・・?

「てことで諏訪子様ーーーー!!」

「何ー?早苗なら今居ないよー。」

「いや、諏訪子様に用があってきたんですよ。」

「上がってきてー、お茶入れてー。」

駄神めが・・・

「いやぁ~神奈子も早苗も居なくてね~めんどくさくて何もやってなかったんだよ。」

「まあ良いですが・・・実は・・・この蛇。」

「んん?随分と懐かしい顔じゃないか。」

「ん?瑠奈のこと知ってんすか?」

「ああ、その昔、私の治める国に来て下剋上を挑んだ蛇だよ。」

こいつ・・・随分と強かったんだな・・・

「っち、主が何処ぞに行くというからついてきたら・・・諏訪子か・・・」

「この千年で随分弱体化したじゃないか。ま~た食事のえり好みをしてたの?」

「えり好み?」

「こういった力を付けた、蛇などの神に近い生物は人間を食えば更に神に近づける・・・その人間の肉が稀少であればあるほど、強くなるんだ。」

へぇ~・・・鬼みたいだな・・・

「ここ千年、これといった人間がおらんでのう・・・偶然、仙人とおる主を見つけてな、博麗の巫女に負けず劣らずの稀有な肉じゃったのでな。」

「俺を食う気だったのかかよ!」

「まあ、もう名を与えられて、逆らえんようになったがのう・・・昨夜も妾を無理やり・・・」

「え?マジ?」

諏訪子様がゴミを見るような目で見てくる。そりゃそうよ、見た目年齢が8歳くらいのガキなんだもんな・・・

「風呂に入らせただけだろうが。それに俺が寝てる時に勝手に布団に入ってきたくせに何を言うとん。」

しかも蛇のままで。コワかったんだぞ!

「かっかっか!あの時の主の反応面白かったぞ『うひゅうぃぃぃぃ!!』ってのう。」

「うるせぇよ。」

蒲焼きにすんぞ。こんにゃろう・・・

「それで?何の用だったの?」

「いや、こいつ分類はどうなんだろうなって思って。もしもの時によ、不手際で祟られたらたまったもんじゃねぇかんな。」

「ん~神ではないね。神類ってところかな。でも、大分力落ちちゃってるから、全盛期の半分の力が良いところかな?」

「んで、力取り戻すために俺を食おうとしたってわけね。」

「おい、諏訪子。酒はあるか?」

「仮にも神に何て口を・・・喧嘩する?」

「良いじゃろう。消し炭に変えてやろう。」

「よし、じゃあ悠人、お前も参加しなさい。」

「えぇ~嫌だよ。」

何が悲しくて神共の戦いに参加しなきゃいけねぇんだ・・・

「じゃあ勝手に巻き込むけど良い?」

「OKわかった。おめぇらタダで済むと思うなよ!」

・・・・・・・・

・・・・・・・

・・・・・・

・・・・・

・・・・

・・・

・・

      

結果・・・俺と諏訪子様でガンガン撃ち合って消耗したところを瑠奈が攻めてきて最終的に引き分けた。

くっそぉ・・・勝てもしねぇしボロボロだし・・・サイアクだ。

 

次回へ続く

 




あけましておめでとうございます(何をいまさら)
今年もよろしくお願いします。

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