東方project 〜嫌われ者は幻想郷で報われる〜 作:タルト
前回のあらすじ
キングクリムゾン
「・・・魔理沙よ、お前はいい加減自制心を身に着けたほうがいい。」
「自制心なんてとっくに身についてるぜ!」
「・・・毎度毎度、パチュリーの魔導書盗みやがって自制心なんてあるはずもなかろうて・・・」
「いやいや、盗むなんて人聞きのわりぃこと言うんじゃないぜ、借りてるだけだぜ。」
「持ち主であるパチュリーが盗まれたって言ってるし、毎度取り返して来いって言われる俺の身にもなれよ。」
こいつ、が盗みだした本を俺が取り返して、それをまた盗んで・・・終わんねぇよ!!
「いう事聞かなきゃいいんだぜ。」
「パチュリーには魔法を教えてもらった恩がある。」
「どうでも良いけど、そんな会話魔理沙の家でやりなさいよ。」
「だって、アップルパイ焼いたって言うから。」
「私は悠人に言ったのよ。なんで、魔理沙も来るのかしら?来るなら来るで私の貸した魔導書を返してくれないかしら?」
「何の話だぜ?アレは貰ったぜ?」
「・・・悠人、協力して頂戴。今から魔理沙を捕まえて、ちょっと痛い目を見てもらいましょう。」
「了解。んじゃ、早速・・・拘束『エンドレス・フォール』!」
「どうしたんだぜ・・・おおぉぉぉぉおおっ!?」
「んじゃ、この後は・・・分割『四肢累々』!!」
四肢を別々の場所に繋げて拘束する。
「んじゃ、後はアリスの番な。俺は少し席を外すぜ。」
「ありがとう。上海の相手してあげてて。パイは勝手に食べていいから。」
「う~い。」
「おい!悠人!悪かったぜ!許してほしいんだぜ!・・・あぁーー!!」
ご愁傷様・・・魔理沙。ご愁傷さ魔理沙・・・下らね。
「上海、あの・・・こんなにリボン貰っても、俺付けねぇ・・・OK、貰うから、ありがとう!だからそんな顔すんな!」
・・・う~ん、さっきから魔理沙の声が聞こえるけど・・・
「うぅ・・・ヒドイめにあったぜ。悠人の奴・・・許さないぜ。」
「ほう?やるか?」
「良いぜ!!恋符『マスタースパーク』」
「模倣『かめはめ波』!!」
クッソ・・・!マスパの方がつえぇ!
「魔符『ミルキーウェイ』!!」
「絢爛『シャイニングスター』!!」
ミルキーウェイに光魔法を叩き付け、相殺する。
魔法で空を飛び、地面の魔理沙を見下ろす形をとる。
「星符『エスケープベロシティ』!」
魔理沙が箒にまたがり、星をまき散らしながら、垂直に飛び上がってきた。
「破滅『カタストロフィ』!」
光と闇、炎、雷を掛け合わせ、半径5mに衝撃波を放つ。光と雷で、痺れと重力を与え、炎と闇で体力を奪う。
「ッチ!アブねぇんだろ!」
「知るか!おめぇが突っ込んできたんだろうが!」
クッソ、カタストロフィは一基に魔力を放出するから、浮遊が解除される。今は魔理沙が俺を見下ろす形だ。
「星符『ドラゴンメテオ』!」
空中からマスパ並みのデカさのレーザーをかます。
「返符『嫌われ者の業』!」
窓をあけ、レーザーを吸い込み魔理沙の背後に排出口を開く。
「ソレはもう見飽きたぜ!」ヒョイ
魔理沙が避けてまた俺に向かってくる。
「混沌『カオス・ルーム』」
窓を繋げまくり、四方八方にレーザーを飛ばす。
さあ、畳みかけるぞ!!
次回へ続く