東方project 〜嫌われ者は幻想郷で報われる〜   作:タルト

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なんとか・・・!なんとか・・・!年内に投稿できました!!!良かった。学校が色々と忙しくて中々投稿できてませんでした。楽しみにしてくださってた方がいるのなら申し訳ございませんでした!


神の領域

前回のあらすじ 

酒盛り

 

 諏訪子様と神奈子様と肉焼いて酒盛りしてたら訳の分からない光に包まれた。

「あん?どこだ?ここ。」

「おや?おかしいねぇ。ここは神たちの集会場だ。集会の予定なんかあったっけ?」

「いや、ないよ。でも、周りの奴らの顔を見るに、私たち以外は全員知ってるようだけどね。」

周りを見回してみると神と思しき奴らが列になり俺たちを挟むように向かい合って座っていた。奥をよくみると取り仕切ってると思われる奴が俺たちこちら側に向いていた。多分真ん中に座ってるアイツが一番偉い奴だな。

「八坂の神。八坂神奈子。土着の神。洩矢諏訪子。」

「は!」

諏訪子様と神奈子様が頭を下げる。

「貴様らはなぜここに呼ばれたと心得る?」

「存じ上げません。」

「同じく」

なーんかやべぇ雰囲気・・・

「人間。」

「あ?」

「人間風情が不遜な態度・・・まぁ良い、いきなり呼んだこちらにも落ち度がある。」

「これはこれは誠に申し訳ございません。天照大神様。いくら酒盛り中に水を差されたからと言って、日本最高神様に対する不遜な態度。とても許されることではないところをご容赦いただき感激の至りにございます。私のような下賤な人間風情を呼び出したからにはそれ相応の重要な事態だと心得ます。如何様な理由があらせられるのか是非ともご教授いただきたい所存であります。」

大袈裟に身振り手振りをつけながら頭を下げる。

「単刀直入に言おう。人間、高峰悠人。貴様、神になれ。」

「天照大神様!それは・・・」

「そちらには申しておらん。余計な口を挟むでない。」

神・・・俺が?なぜ俺を?

神・・・神・・・マザーライトの力か!?たしかに特権利は神の力の分割体。それを全て掌握すれば偽りの神になることが出来る。でも俺の模倣は一日しか維持できない・・・んなことは神様ともあろうお方。ご存知のことだろう。・・・あ、これあれだ。なんか上手いこと言って小間使いと駒作ろうとしてるだけだ。神になってしまったら序列は絶対。

諏訪子様はまだしも神奈子様ですらあんな状態になる。神奈子様や諏訪子様はとても暖かい気持ちの持ち主で、早苗のことを心底大事にしている。そんな方たちだからこそ俺もついていこうと思えるが・・・知らん奴にへーこらする程俺は堕ちてはない。ここでの俺の回答はただ一つだ。

「断る。断固拒否だ。」

すると周りにいた神たちがざわざわとしだす。「人間風情がなんとも傲慢な」や「馬鹿なことを」とか言ってる。んなもん知るか。

「人間よ。貴様が考えてることは間違いではない。だが、貴様にとっても悪い話ではない。貴様はこのまま逝くと地獄行きだ。まぁまず5000年は苦しむだろうな。貴様は数え切れない程の命を奪っている。そこでだ。貴様が神になることでその行為は正当化される。どうだ?」

「はっ!どうだかな。神というだけで発言全てが真実とは言い難いからなぁ。」

「ほう?神を疑うか。ならば貴様の友人からの言葉ならどうだ?」

「あ?」

天照大神の横に謎の光が見える。

「四季映姫ヤマザナドゥよ。そこの人間、高峰悠人の現在の沙汰を申してみよ。」

「無間地獄10000年幽閉です。」

震えた声の映姫がいう。

「どうだ?気が変わったか?」

「いや、別に。そもそも俺は不死身だし。仮に地獄に堕ちたとてそれが俺が生きた結果だ。」

「ふん。強情な奴よ。」

「そもそもなんで俺風情を手駒にしたい?」

「貴様の能力は我らでも手を焼く厄介なものだ。今は幻想郷という小さな箱で使うにとどまっているが、外で使ってみろ。混乱し、神への信頼などが揺らぎ我々の存在が危ない。」

「安心してくだせぇよ。俺はこの能力で無闇矢鱈に人を傷つけることはしない。俺だって諏訪子様や神奈子様が消えるのは本望じゃない。」

「ぬぅ・・・」

「その辺で良いではありませんか。」

天照大神が引かずに次の案を練ってるであろう所に落ち着いた雰囲気で黒髪の美しい女性が制止してくれた。

「博麗の神・・・」

博麗・・・霊夢の所の神か!

「ウチの神社のぐうたら巫女も彼に触発されて最近は少し真面目になったんだ。彼は人間として生きていく方がいいと思うな。ね、神奈子さん、諏訪子さん。」

「あ、あぁ。そうだな。ウチの早苗もだが無闇に妖怪を襲わなくなった。いい傾向だと思う。」

「そうだね。里の方でもだが人間が妖怪から幾度も里を守っていることもあり、【悠人がそうしてるから】と神々への信仰も厚くなっている。だから英雄である悠人が人間であることに意味があると思うな。」

「ぬぅ・・・良いだろう。だが、諦めたわけではないぞ。いずれは必ず手に入れる。」

「やってみろよ。でも、それで俺の友人たちを傷つけてみろ。本気で消すぞ。」

また光に包まれて守矢神社に戻ってきた。

「あーびっくりした!飲も飲も。」

「相変わらず肝の太い・・・」

まさか、俺の能力が神に目をつけられるとはな。神になんかなるはずがないけど。

 

次回に続く

 

 

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