東方project 〜嫌われ者は幻想郷で報われる〜   作:タルト

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バケモン

前回のあらすじ

遠慮って知らない?

 

 

今はアリスの家で紅茶すすりながらアップルパイ食べてる。

 

「で、なんで魔理沙がいるの?」

 

「だめか?」

 

「呼んでないのよ。」

 

呼ばれたのは俺と妖夢。魔理沙は嗅ぎ付けて勝手に来た。

 

「はぁ、まあいいわ。」

 

そういって紅茶を淹れて魔理沙に渡す。

 

「で、何の集まりだ?これ。」

 

魔理沙が問いかける。それに関しては俺も知りたい。

 

「別に、集まってお喋りするだけよ。」

 

ふーんと興味なさげに反応する魔理沙。お前が聞いたんちゃうんか?

 

「話と言えば昨日、霊夢にぼろ負けしてたよな。」

 

「お前呼ばれてないところに来て一発目それか?」

 

豪胆なのか無神経なのか・・・

 

「アイツはマジでおかしい。呪い使って魂削ってるのに速度落ちねェもん。」

 

「呪い?」

 

妖夢に聞かれる。おとなしく紅茶飲んでるから存在忘れてた。

 

「そう、呪い。魂を直接削るからガードとか能力とか貫通するんだけどなぁ・・・」

 

「どんな感じなんだ?やってみてくれ。」

 

まだ24時間経ってないから有明澄晴の模倣が残ってる。呪いを込めて魔理沙にデコピンする。

 

「ゔっ!なんか内側に響いてしびれるみたいな感覚があるし、気力が削がれる感じがするぜ・・・」

 

机に項垂れる魔理沙をアリスが心配そうに見てる。

 

「魔理沙がデコピンでそうなるのを食らって動いてたんですか?」

 

妖夢が聞いてくる。

 

「というか広範囲に呪いを撒いてたから動くたびに動き鈍くなるし魔理沙の比じゃないくらいなんだけどね。」

 

そこから霊夢がおかしいって話で会話が広がっていく。

 

「この前マスタースパークを蹴りで逸らされた時本気で人間か疑ったぜ・・・」

 

「私の人形たちの攻撃を大幣で叩き落としたときは本気で引いたわ。」

 

「私はこの前、刀で斬りかかったら指で止められました。」

 

「初速が音速を超える穿血を『邪魔』の一言で弾き飛ばされた。」

 

みんな霊夢にボコされてるから会話が弾む弾む。

 

そんな時・・・

 

「ずいぶん楽しそうに話してるわね・・・?」

 

鬼のような声が聞こえた・・・

 

「ひっ・・・ひぃぃぃぃ!!」

 

なっさけない声を出して椅子から転げ落ちる俺。

 

有無を言わせぬ圧力で全員森の中に連れ出される。

 

「構えなさい。全員纏めてぼこぼこにしてあげるわ。」

 

「恋符『マスタースパーク』!!」

 

魔理沙が初手で仕掛ける。

 

「模倣:人工特権!『追加権』!呪いを追加!!」

 

魔理沙のマスパに呪いを付加する。

 

「『マスタースパーク』派生『カーススパーク』!!」

 

避けられるか・・・!!

 

魔理沙は独断専行、アリスは霊夢の動きを制限している。ならここは・・・

 

「憎悪『嫌われ者の暗躍』!」

 

妖夢の足元に穴をあけて霊夢の近くに出現させる。

 

「人鬼『未来永劫斬』!!」

 

霊夢が少し下がる。

 

少し押された瞬間に背後からアリスの人形たちが攻撃を始める。

 

「鬱陶しいわね!!」

 

大幣で妖夢もろとも人形を弾き飛ばす。

 

大きい動きを待っていた!!

 

ここだ!!!

 

「模倣:屍拳!!葬空!!」

 

内側に震動する打撃を空を叩いて上から霊夢に叩きつける。

 

「ぐっ・・・」

 

ここで初めて霊夢が膝をつく。

 

「昨日の霧と言いこの打撃と言い・・・!!」

 

そういいながら思いきりジャンプして上空にいる俺に接近してくる。

 

「くたばりなさい!!」

 

大幣を大きく突きだしてくる。

 

そうくるよなぁ!!霊夢なら!!面倒ごとは元から断つ!面倒な奴を優先するから背後にスキができる!!

 

「妄執剣『修羅の血』!」

 

俺の窓を通って背後に突っ込む妖夢。

 

霊夢の大幣を掴んで全力で抱きしめる。

 

「くっ!離しなさい!!」

 

「や~だね!!」

 

妖夢の斬撃を受けて下に勢いよく落とされる。

 

「魔操『リターンイナニメトネス』」

 

アリスの爆弾人形のリリースポイントから落下地点に霊夢を投げる。さすがの霊夢も咄嗟に反応できず爆風を受け大きく飛ぶ。

 

「魔符『スターダストレヴァリエ』」

 

魔理沙の弾幕で霊夢が回避行動に専念をし始める。やっとのことで霊夢の意識を全員に均等に割かせ、余裕を奪えた。

 

「模倣『特権:爆破権』!!」

 

回避した先に爆破を発生させる。直撃した。初めて良いの入った気がする。

 

「ぐぇ」

 

潰れたカエルみたいな声出た。なんであんだけの攻撃受けてこの速度で俺に蹴りをいれられる?15mは離れてたぞ?痛みとかないよもうびっくりした。

 

結果?いや、うん。四人がかりだったし結構いいの入ったし膝着かせることに成功したけどそこからなぜか攻撃当たらないし回避された先に味方いたりして最終的に負けたよ。

 

「霊夢さん?あの、なんで俺の上に座ってるんですかね?あの?」

 

「あんたらそろいもそろってこの私の愚痴で盛り上がるなんていい度胸じゃない。」

 

なんで俺の上に座ってるんだ?

 

「いや、愚痴ってわけじゃ・・・」

 

アリスが弁明しようとする。よし、言ってやってくれ。

 

「黙りなさい。私に反論するなんて生意気よ。」

 

こいつバケモンだ。

 

結果的に全員で霊夢に酒と飯奢ることで怒りを鎮めてもらった。まじで土着の神かよ。

 

「私そもそも呼ばれてないから・・・」

 

魔理沙が逃げようとする。

 

「呼ばれてもないのにわざわざ愚痴りに来たってことか?それはひどい。」

 

わざと悪いように解釈して逃げ道を潰す。

 

「ほぉ・・・」

 

霊夢の鋭い眼光が魔理沙を睨む。

 

「いや。ちがっ・・・!あぁぁぁ!!!!!」

 

魔理沙のケツを霊夢がシバいてる。

 

魔女が巫女にやられてるのを死にかけの男と服が乱れてる金髪と白髪が見てる。何だこの絵面。2徹のピカソが酒飲みながら描いてもこうはならんだろ・・・

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