東方project 〜嫌われ者は幻想郷で報われる〜 作:タルト
なるべく多くの方に楽しんでいただけるような作品にしたいと思っています。
前回のあらすじ
門番が寝てた。
マジかこの館、門番寝てんぞ、セキュリティ甘すぎだろ。
「なあ、こあさんこの人起こしたほうがよくないですか?」
「そうですね、それとさん付けと敬語は結構ですよ。」
「ならお言葉に甘えて。」
とりあえず、寝てる門番を起こすことにした。
「あの~、あんまり寝てると咲夜さんにまた怒られますよ。」
「ごめんなさい、寝てません!」
さすがに無理だろ、つか、咲夜さんって人怯えられすぎだろ、何したんだよ。
「ところでそちらの方は?」
「あ、ども、気付いたら此処の図書館にいました。」
「そうなんですか、それは災難でしたね。」
この女の人、相当強いな、多分、魔法は使えないけど体術で補ってると見た。
「にしても、随分とまぁすごい体で・・・」
あっ、胸がでかいとかじゃなくね、インナーマッスルつーの?相当なもんよ。
「あ、わかります?これでも門番なので」
胸張るなよ、あなたの胸についてるでっかい果実が揺れんだよ。
「今度、機会があれば、是非お手合わせ願いたいものです。」
無理だろ、三分かからずボロ雑巾に変えられるよ。
「はは~、機会があれば、お願いします。では、こあさん行きましょう。」
「そうですね、それでは掴っててください。」
こあさんの体は、ものすごく柔らかく、いい匂いでした。
~移動中~
「はい、着きました博麗神社です。」
「ありがとうございました。」
~博麗神社境内~
境内に足を踏み入れると何か、紅白の腋が出た巫女らしき人が話しかけてきた。
「あれ、あんたは確か、パチュリーのところの小悪魔じゃない。」
「どうも、お久しぶりです。」
「で、横のあんたは?」
「高峰悠人です。」
そして、気付いたらノーレッジさんの所にいたことを告げた。
「そ、私は、博麗霊夢、霊夢で良いわよ。」
「よろしくお願いします、博r「霊夢」はk「霊夢」h「れ・い・む・で・い・い・わ・よ」霊夢さん」
圧が強い・・・
やべーよこの腋女、最後のほうの笑顔もう、人殺しのそれじゃん。多分二人くらい殺ってるよ・・・
「あの、霊夢さん。」
「呼び捨てで良いわよ、あと、敬語も、多分私の方が年下だし。」
「あの、失礼を承知の上でお尋ねしますが、おいくつですか?」
「16だけど。」
「でしたら、僕は15なので、敬語もさん付けも普通ですよね?」
「えっ!嘘、30歳くらいかと思ったのに!」
やっぱりか、いつもいつも、実年齢の倍くらいに見られるの、確かに、髪は寝ぐせのままで、服はでろでろのスウェットだし、髭も剃ってないし。
「おいおい、霊夢、そういうこと言うと可哀そうだろ、泣きながらブツブツ言ってるぞ。」
何か、白黒の金髪の男勝りなしゃべり方の女がいた。
てゆーか、この幻想郷、美人美少女多すぎだろ。」
何か、霊夢さんと金髪白黒が、顔を赤くしていた。
「び、美少女、な、なに言ってんだぜ!?」
「そうよ、この天然ジゴロ!!」
「えっ!?声に出てた?」
「はい、それもはっきりと。」
ハイ詰んだー、気持ち悪いー。
「それは置いといて、話し戻すわよ、あと、悠人、タメ口で良いからね。」
「わかったよ。」
「で、あんたが此処に来た原因だけど、思いつく限り2つあるわ、1つは、この幻想郷と外の世界を隔ててる、結界が不安定になっているときに迷い込んだ可能性、けど、今のところ、結界は安定しているから、その可能性は低いわね。で、もう1つ、神隠し、というより、妖怪の賢者と呼ばれる妖怪の仕業、妖怪の賢者は、この幻想郷を作った者の一人よ。齢は千歳を超えてるわよ、多分今回のは、そいつの仕業。」
そう言うと、霊夢は後ろを向いて叫びだした。
「紫ー、居るんでしょー、出てきなさい。」
すると、何もない空間に、亀裂が入り、バカンと開いた。
次回へ続く
第2話、如何でしたでしょうか?
少しでも面白いと思っていただけたのなら幸いです。
そして、話が進むのが遅くて申し訳ございません。これからはこの作品をさらに良くできるように努力したいです。