東方project 〜嫌われ者は幻想郷で報われる〜 作:タルト
前回のあらすじ
教師向いてねぇ・・・
~金曜日の夜~
「は?ストーカー!?誰がされてんの?」
今、アリスに人形の動かし方教わった後、博麗神社に居たら文に相談されていた。
「人里防衛の時に私の横に居た白い娘いたでしょう。あの娘にストーカーがついて回ってるそうです。」
「証拠は、何もなきゃ言及できんぞ。」
「それがないので相談しに来たんですよ。何か解決法はないですか?」
「あるにはあるけど、その本人の了承が必要だから、それに名前も知んねぇし・・・」
「ちょっと待っててください。」
~数分後~
「お待たせしました!!」
後には、あの時の白いのが居た。
「よっす、会うのは3回目かな?高峰悠人、よろしく。」
「どうも、犬走椛です。よろしくお願いします。」
「んじゃまあ、取り敢えず、解決法だけど・・・その前に。」
模倣・・・特権:分割権
「『空間分割』」
これで、この空間という概念が別物になる、感知されることもなければ、音が漏れる事も無い。
「そんで、解決法だけど、3個思いついた。一つ目はストーカーの襲いやすいようにお前が無防備になり襲ったとこを俺が潰す。成功すればいいが、リスクがでかい。二つ目は嫌悪感を露わにしてやめてもらうのを待つ、確率低いしリスクでかい、それに、嫌がると相手が喜ぶだけかもしれん。でもって三つ目誰かと付き合ったフリをする、実際これが最も確立が高いリスクも低い。どれが良い?」
「それでは、三つ目でお願いします。」
まさかの回答・・・っ!!ぜってーキモがられると思ってた・・・
「じゃあ、相手役の男を探して頑張りな。」
「いえ、悠人さん、お願いします。」
「へあっ!?」
なんか変な声出た・・・
「まあ良いけど。こういうのは噂に気を付けたほうがいい。敵を欺くには見方からだ。明日俺が話す奴以外には作戦を話すな。良いな?」
「はい。」
「わかりました。」
明日から波乱の予感・・・
~土曜日~
椛は俺の彼女という事で一緒に俺の家にいる。今は朝六時博麗神社に霊夢、魔理沙、アリス、紅魔館組etc.を呼んだ。
「良し全員揃ったな・・・話をする前に・・・霊夢この前預けたアレ頂戴。」
「え、ああ、はい。」
「サンキュ。」
アレとは、呪言の玉『絶対強制解除(アブソリュートキャンセル)』命令権で作った、命令権最強。
「んじゃ、そいっ!!とな。」
何も起きない・・・
「何だったの今の?」
「ん?もし透明化できる奴が居たら面倒だから。」
「そもそもこんな朝っぱらから何の用だぜ?」
「その前に・・・『空間分割』」
能力変更・・・模倣・・・特権:交渉権
「まずは、『交渉』しよう、今から話す内容を、誰にも話さない。聞かれない。という事を約束できるか?はいかいいえで答えてくれ。」
「「「「「「「「はい」」」」」」」」
「『交渉成立』」
「それじゃあ、事の始まりから・・・」
洗いざらい全て話した。
~人里~
全部話し終わって今は、椛と人里に居る。
「あの、悠人さん・・・その・・・手、握っても良いですか?」
「お、おう///」
ヤバいハズイシヌ・・・
「そこの団子屋行こうぜ。」
「はい。」
「じゃあ、みたらし四本、あんこの奴二本と、茶団子四本、後茶二つ。」
「かしこまりました。」
「あ、あの流石に頼みすぎですよ・・・」
「そうか?食いきれんだら残していいよ、俺食うから。」
後の奴怪しいな・・・チラチラ椛の事見てる・・・あ、ちかずいてきやがった。
「ちょっと良いかな。」
「ダメだ、失せろ。」
「椛さんとはどういう関係なんだい?」
「付き合ってんだよ。」
「嘘はいけないよ。」
多分ストーカーこいつだな・・・んな事考えていると、耳元で小声で
「ストーカーの事ならこっちでも捜査している。文さんに相談しているのをたまたま聞いたんだ。恐らく、天狗の中に犯人は居る。」
こいつじゃない・・・!?いや、ブラフか・・・?いや、でもなら犯人は天狗の中に居ると言っていた・・・自分が疑われる可能性があるのに・・・いや、こういう思考に持っていく算段か?どっちだ・・・?
次回に続く。
今日の能力
特権:交渉権(許可属)
相手に対し『交渉』を宣言することで発動可能。交渉結果は絶対。『交渉成立』の宣言で、決定する。どちらかが死ねば、交渉は無効になる。『交渉破棄』を宣言すれば、無効になる。
次回もお楽しみに!!