東方project 〜嫌われ者は幻想郷で報われる〜 作:タルト
前回のあらすじ
怪しい天狗
~博麗神社~
「で?どうでした?」
「ん~、これと言って問題はなかったけど、変な男の天狗に遭った。確か名前は・・・須藤一也だっけ?って奴に自分も調査中だという報告を受けた。調査を始めて1週間だそうだ。」
須藤一也の情報を全て話した。
「あやや?おかしいですね。椛が私に相談したのは3日前ですよ。」
「やっぱりな・・・あいつが犯人でほぼ間違いねぇ。明日明後日位にアクション起こしてくるだろうな。わりぃが椛しばらく俺と一緒に行動してくれ。」
「わかりました。」
「そういや、お前ら二人から見た須藤一也は、どんな印象だ?」
「えーと、真面目で誰にでも優しく、人の子にも優しくしてますよ。」
椛が言うには相当いい奴だが・・・
「んー、自己中で妄想癖が強いって噂ですよ。」
文のを聞くとほぼクズ・・・黒だな!
「OK、分かった。そいつの能力分かるか?」
「確か・・・石を操る程度の能力・・・だったはずです。」
石ねぇ・・・岩が含まれず、自由にではないところを見ると、何かしら制限がある又は、石ではなく微弱ながら念力の類の能力だな。
「サンキュー十分だ。」
~日曜日~
人里のいる・・・腕には椛が絡みついており、目の前には須藤一也・・・親の仇のように俺のことを睨んでいる。
「椛さん!!そいつから離れて!!ストーカーはそいつなんだ!!」
ヤッベェ面白れぇwww必死すぎワロタwww
「そいつは、博麗の巫女や紅魔館の主、人形遣いや地霊殿の主までをも誑かしているんだ!!」
「おいおい、お前・・・馬鹿だろ!?地霊殿の主・・・さとりは、心読めんだぞ。心読める奴をどうやって誑かすんだ?逆にご教授願いてぇよwww」
「・・・っ!!」
「しまったっ!!忘れていた!!って顔してんぞww」
「五月蠅い!!僕は!!椛さんと結ばれるんだ!!」
模倣・・・一方通行(アクセラレータ)
「これでも喰らえっ!!石符『石乱雲』」
細かい大量の石が積乱雲のように空に舞い上がっていく。ベクトルを相殺して・・・・下に落とす・・・!!里への被害は最小限に!!
「あっぶね!!お前里に居る奴ら巻き込む気か!?」
「五月蠅い!!人間如きどうでも良い!!」
「へぇーその人間如きにスペカ防がれてんじゃんwwwあっ!!あれか、人里の奴らを人質にして俺が本気で戦えないようにする作戦か!!お前が俺に勝つためにやったのか~人間如きにびびっちゃたの~ww」
煽る煽るww
「そこまで言うなら場所を変えるぞ。」
~妖怪の山~
「ックソが!!何で邪魔するんだ!!人間風情が!!」
めっちゃ石飛ばすじゃん・・・
「クソッ!クソッ!何で当たんねぇんだよ!!」
「お前、やたらめったらに石飛ばすけどよ、椛に当たったらどうすんだ?」
「今は関係ないだろっ!!」
えぇ・・・こいつマジ?
「関係大有りだよ!!お前のせいで椛が怖い思いしてんだろうが!!」
「うるさい!!うるさい!!うるさい!!黙れ!!椛さんは俺のものだ!!」
この野郎・・・!!あまつさえ物扱いか!!
「射命丸文は友達だが、椛は俺の事友達と思ってないだろうな・・・でもな、俺の友人は・・・!!文は!!こいつの事マジで心配していた。そんだけでてめぇは有罪だ!!」
「知ったことか!!椛さんは俺のものだ!!」
「くか・・・っくかきけこかかきくけききこくけきこきかかかーーーー」
「悠人さん!!落ち着いて!!」
「ああ?俺はすこぶる冷静だァ!!喰らえ・・・圧縮プラズマ砲!!」
「おっ・・・あっ・・・ああああああああ!!!!!!!!」
「一つ教えてやる・・・好きでもねぇ奴からの行き過ぎた好意なんざこの上なく気持ち悪いだけだぜ・・・」
ヤッベェ演算しすぎた・・・目が・・・霞むや・・・頭いてぇ・・・
「なあ・・・椛・・ちょっと文呼んできてくれ・・・」
そこで、俺の意識は途切れた・・・・・・・
次回へ続く
今日の能力
一方通行(アクセラレータ)・・・とある魔術の禁書目録
能力者:一方通行(アクセラレータ)
身体の周囲をわずかな保護膜のようなものが覆っており、これに触れることで発動する。
運動量・熱量・電気量etcといったもののベクトルを触れただけで感知・変換する。
普段は「反射」に設定されており、彼を対象とする攻撃を反射する。
低周波や放射線など五感で認識できないものも知覚・変換できる。
物理法則に従って有害と無害のフィルタを無意識に構築し、生活に必要なもの(必要最低限の酸素や重力など)は「受け入れるベクトル」と設定して、「それ以外の全てのベクトル」を反射するように設定されている。
本人の意思で有害な音なども再設定することで反射可能。
酸素濃度が低下すれば酸欠になるが、風の操作や足下のベクトル変換による移動が行えれば、さほど致命的ではない。身体能力は低下するが。
ただし一瞬で無酸素状態になった場合、呼吸器内の酸素を制御出来なければその瞬間失神する可能性もある。
ベクトル変換の能力は圧倒的な防御性だけに留まらず、攻撃手段としても凄まじい威力を発揮する。
小石を蹴り衝撃を一点集中させて砲弾のようにする、無反動で凄まじい威力のパンチ・キックが放てるといった小技から、精緻な計算により風を操りプラズマを生み出す、地球の自転エネルギーを奪いコンクリートを撃ち出す、戦略兵器に耐えうるレベルのシェルターに乗用車を投げつけて粉砕するといった壊滅的な損害を生み出す攻撃も可能である。
移動手段に応用することも可能で、地面を蹴って高速移動したり、背中に竜巻を生み出して飛行することもできる。本気を出せば時速数百キロでの移動が可能。
次回もお楽しみに!!