東方project 〜嫌われ者は幻想郷で報われる〜 作:タルト
どうも、次、赤点取ったらマジで留年かもしれないタルトです。今回は少し長めに書きました。
では、本編へ!!
前回のあらすじ
レッツ
さて、状況のおさらいをしようか、今俺は生徒指導室に居る。目の前には、イジメの主犯とその取り巻き。そして早苗。
「じゃあ、このことについて教えてもらおうか。じゃあ、君たちはそれぞれほかの先生に付いて行って話してきて、東風谷さんは高峰君と一緒に話を聞こう。」
さあ、どうなるか・・・というかこのポンコツ担任がどう動くか・・・
「じゃあ、皆移動したし、話聞こうか。何でこんなことにした?」
勿論ボイスレコーダーにとってある。
「質問の意味が分かりません。僕はただ、事実を報告しただけです。それに、『何でこんなことになった?』ではなく、『何でこんなことにした?』という事は、イジメ自体には気づいていたが、問題を起こすと面倒だから、こいつがやめるまで放置しよう、とでも考えてたんですか?」
「・・・っ!!」
「何だ何だよ何ですかァオイ!!その図星だってツラァよォ・・・あぁ?」
「何だ教師に向かってその態度は!!」
「今そこじゃねぇだろ!!あんたが、教師らしからぬことをしたから、聞いてんだろォがッ!!!」
「で?証拠は?教師と生徒・・・どっちが信頼されると思う?」
「証拠ならここに。ボイスレコーダーと小型カメラ。これで十分だ。4月からの映像や音声もある。」
「寄こせっ!!退学にするぞ!!」
「されたらされたで、訴訟起こすからいいっすよ。」
「五月蠅い!寄こせ!!」
あ、取られた・・・まあ、ダミーだからいいけど。誰が馬鹿正直に本物出すかよ。
「これで証拠はなくなった、校長に生意気な生徒として、報告してやる。話は終わりだ。お前は問題の原因として東風谷と一緒に退学にしてやる。」
ここは、一芝居打つか・・・
「そっ、そんな!?早苗は関係ないですよ!!」
「いや、お前をかばったことで同罪だ!!あーあ可哀想に、こんなのに関わったばっかりに。」
ばっちり、撮ってます、今自分で言ったからな?かばうと同罪だって。お前はイジメた側をかばった・・・俺の勝ち!!
~会議室~
「・・・・という事でこう自白しました。ほかの生徒に悪影響なので退学を推薦します。」
「はははww、面白れぇこと言うな、先生ィんな事ひっと事も言ってないですよ。」
まだ、表情に余裕があるな・・・こっからだ主犯もろとも、潰してやる・・・!!
「証拠は?無いだろ。嘘を吐くな、社会のゴミが!!」
「証拠~?ありますよ~、此処に。」
ホレっと、ボイスレコーダーと小型カメラを出す。
「なっ・・・!?さっきちゃんと壊したはず・・・!?」
「ああ、あれ?あれはダミーだよ。誰が信用して無い奴に見せんだよ。あとこれ壊しても無駄だよ。これは、リアルタイムで、俺の家のpcと連動してるから、壊しても、バックアップ自動でされるから。」
「今の話は、本当ですか?高峰君今日はもう帰りなさい。明日は祝日で休みだけど、イジメの主犯たちと両親を呼んで、話し合いと処分を下すから。」
「うーす。」
~翌日~
朝9時から話し合いするらしい。今日は関係者全員の両親が呼ばれるらしい。俺の保護者替わりにさとりと師匠、早苗の保護者替わりに、映姫とはたて、映姫と師匠は前回同様、はたてとさとりは、今回はサポートしてもらう、正確には、さとりが、相手を揺さぶって、はたてが証拠写真を念写し、俺の模倣で模倣した、権利:服従権と優先する能力で真実を聞き出し、レコーダーで撮り、証拠にする、その後はおいおい考える。
「では、話し合いを始めたいのですが・・・高峰君東風谷さんご両親は?」
「この前も言った通り、両親は海外出張中ですよ。」
「同じく。」
「わ、わかった、では始めます。まず、今回の状況を、高峰君側からお願いします。」
「わかりました。では------」
あらかた話し終えた。
「では、そちら側から。」
「はい、----」
イジメた奴らがあらかた話し終えた。なんともまあ、寸分たがわぬ意見、多分口裏合わせてんな。
「では、高峰君、向こうの話に質問はありますか?」
来た!さとり頼む。
「では、私から口裏を合わせているようですが、ではそこの大きい人に聞きますが、何故暴力をしたんですか?」
成程・・・心読めっから、どこまで合わせたか覚えてないやつを狙えんのか・・・指名は山田か・・・
「えーと・・・それは・・・」
チャンスッ!!
「あれ?でもやったの吉田だけだぜ?んでお前が困んだ?さっきから自分はやってないあったことすら知らなかったといってたじゃん?」
「確かに・・・」
「でもって、知らんくせに何でまた、どもんの?」
「う・・・・」
「じゃあ、チャンスをやろう。」
「「「「え??」」」」
「今から、『真実を言え。』」
今日の能力、服従権は許可属の権利だ・・・許可属の権利は意思抵抗で破られるから、俺の優先で『意思抵抗より服従を優先』して、真実を言わせる。
「じゃあまず、藤田お前は『俺のいじめについて何をした?』」
「俺は・・・吉田を乗せて暴力をするように仕向けました・・・そして、お前の悪口を女子に聞こえるように言いました。」
「次・・・山田」
「俺は・・・吉田が暴力しやすいように、体育の時にお前と吉田が同じチームにならないように仕組みました。」
「次・・・田中」
「俺は・・・藤田と一緒に吉田を乗せてそして陰口を叩いていました。」
「最後・・・吉田」
「俺は・・・陰口を叩いて、バレない様に暴力をして、女子に悪口を流して、お前の机に落書きしました・・・」
「あ・・・!!そういやチャンスやるって言ったけど、内容教えてやる。お前らの中の1人だけ許してやる。」
さあ・・・お前らが俺をキモオタボッチと馬鹿にしたんだ、さぞ素晴らしいモノを見せてくれるんだろう・・・
結論を言おう・・・結果的に許すのは山田にした、けど醜い争いを見せてくれた。
「ふざけんな!!俺達も許してくれよ!!」
「何でこんなことになるんよ!!」
「お前が悪いんやろ!!」
「まあまあ、落ち着きなって、お前ら何もしてないって?笑わせんな、俺に肉体的・精神的に苦痛を与えたんだ。俺の100分の1くらいの苦痛は味わってもらいたいからな。」
「じゃあ、何であいつだけ許したんだよ!!」
「許すっつっても、俺の個人的な制裁は許すってだけで、学校側からのはもちろん受けてもらうよ。あーっと俺の個人の制裁ってのは裁判な。もう弁護士雇ったから。」
唖然ってツラしてんな。
「で、でももう謝ったし・・・」
「ごめんで済むんだな?じゃあ、今からてめぇの親をぶっ殺す、謝るから許してくれるよな?」
「・・・・・・」
黙った。
「証拠はどうすんだってツラしてんな。はたてアレ頂戴。」
「はい、これ。今度ちゃんとあれ貸してよ?」
「わかってるって、今週の土曜に貸しているから。」
「やった♪」
可愛いなオイ。それは置いといて・・・アレとは、念写した写真だ、俺に暴力をしてんの。
「ど・・・どうやって撮った・・・明らかに不可能だろ・・・」
「べっつにー、色々なとこに小型カメラはっ付けただけ。あ、あとこれも。」
ボイスレコーダー登場!!
「まあ、聞いてくれや。」
そういって再生ボタンを押す。
『あいつ、東風谷さんと仲いいんマジでムカつくな。』
『どうする?ちょっとお仕置きする?』
『良いね!!調子こいてる罰だ!!』
まあ、話をまとめるとこうだ・・・
俺が早苗と仲が良い。
↓
いつも一緒でムカつく
↓
そうだ!俺がイジメられれば離れるはず
↓
まずは噂流して、離れさせよう
↓
中々離れないそうだ!暴力してダサいさまを教えれば幻滅して俺についてくるはず!!
↓
結果:今このザマ
二個目と三個目発想どうなってんの?キ〇ガイかよ・・・
「さて、この後俺は用事があるから、帰ります。沙汰は校長さんからどうぞ。」
荷物持って、俺たちが出ようとすると・・・・
「ふざけるなぁ!!お前が悪いんだ!!お前より俺のほうが!!」
気持ち悪い奇行種が来た・・・そして窓際に居る俺のことを思いっ切り突き飛ばした・・・
「うおっと!!」
「ははははっ!!ザマアミロ!!調子乗るからこうなるんだ!!」
気色悪い叫び声が聞こえた。
結果的に俺は落ちたが雨どいの釘に指をひっかけて這い上がった。
「ひょいっとな。」
「な!?」
「どったの?そんな驚いて?」
「どうやった?どうやって上った!!」
「別に・・・そこの雨どいに指ひっかけて。」
「大丈夫ですか?」
「ああ、指引きちぎれるくらい痛かったけど、皮膚ちぎれただけで済んだ。はたて今の撮れた?」
「え、ええ!!ばっちり。」
「そうか。ナイス。」
「ビックリしたー!!ナイスじゃないわよ!!もし怪我したらどうするの?」
心配しながら、はたてが抱き着いてきた・・・
「んー!!んん!!んー!!(やめろ!!苦しい!!ご馳走様!!)」
「はたてさん、悠人さんが窒息しますよ。」
ありがとうさとり、でもなんで俺の事をゴミのように見てるんだい?
「今のはもちろん問題にすっから。んでは・・・」
因みに裁判にすんのは2年後卒業近くぐらい。時効は3年らしいから。因みに弁護士は嘘だ。
後日談というか、今回のオチ
4人は、2か月授業参加禁止そしてどこか外出する際学校からの許可が必要、バイトの禁止、今週の幼稚園のアレ参加禁止、極めつけにはスマホの解約。との結果になった。外出の件に関しては、俺が校長に提案した、だって学校の評判下がると被害者の俺まで火の粉かかるじゃん。
明日からは幼稚園だ!!
次回へ続く