東方project 〜嫌われ者は幻想郷で報われる〜 作:タルト
前回のあらすじ
新武器完成
さあ、新しい武器も完成したし、誰かと弾幕勝負でもするかな・・・誰にしようか、そういや何気に霊夢とやったことないな・・・良しそうと決まれば、即行動!
~博麗神社~
「おいっす、霊夢弾幕勝負しよう。」
「嫌よ、面倒くさい。」
「頼むって、勝敗に関係なく飯奢ってやるから。」
「ほら!早く準備しなさい!!」
うっわ、マジか・・・
「やるからには私も手加減しないわよ。」
「そうでなきゃあ、意味が無いだろ。」
・・・にしても聞いた話によりゃあ、霊夢の能力・・・主に宙に浮く程度の能力・・・だっけ?浮くだけなら脅威にはならん、『主に』とあるから、宙に浮く以外もできるらしい、例えば・・・この世のありとあらゆるものから浮くとか・・・・・・命令権なら勝てるけど、それじゃあ意味がない、新しい武器の性能も試しつつそれでいて勝てる能力・・・決めた!!
模倣・・・特権:模倣権
模倣権と俺の能力の違いは、模倣に制限がない、俺みたいに一日一つじゃあない、そして、特権利の模倣ができない・・・例えると、現金とクレカだな。
魔法や漫画などの技=現金で、手元からすぐに出すので『使う』事を模倣すれば効果も出せる。
特権利は『保持』している特権利の力を借りているだけなので、使う=支払うことを模倣しても、特権利自体=残高がなければ効果は出ない。
多分命令権を除けば最強の部類に入るだろう・・・
「さあ、始めよう!!ルールは簡単、気絶するか降参するか・・・そして、自身の最強の必殺技禁止な。俺も使わない。あくまで実験だから、その上で条件の中で全力でやろう・・・さあ!!とことん戦りあおうぞ!!」
「あんた、ちょいちょい喋り方変わるわよね。」
「気分で話してるからな。」
「まあ良いわ・・・10秒後に始めるわよ。」
「あいよっ!」
さて、まずは実験だ、俺の模倣ではできない、
「行くわよ!!」
霊夢が自身の周りに弾幕を形成する・・・てかマジか、綺麗さを競うらしいけどああも綺麗にできんの?!
「模倣権・・・パチュリーのロイヤルフレアを模倣!!」
でぇたぁ!!
「ちょっ!!あんた、幻想郷の奴らの模倣出来ないんじゃなかったの!?」
「俺の能力じゃあない、模倣権の力だ、飽くまで借り物の力だ。」
まあ、それを昇華して応用してしまえば、完全に俺の物にできるはず!!いいや!!する!!
次は・・・魔理沙だな・・・
「魔理沙のマスタースパークを模倣!!」
「あっぶないわね!!霊符『夢想封印』」
大量の・・・お札?この前見たときは、光弾だったような・・・バリエーションあんのか?
「キングクリムゾンを模倣!!5秒間時を吹っ飛ばすッ!!」
見えるぞ・・・動きの軌跡が・・・未来への動きの軌跡が・・・
「え・・?いつの間に私は打ち終わったの?」
「キングクリムゾンの能力の中ではこの世の時間が消し飛びそしてすべての人間は、この時間の中で動いた足跡を覚えていない・・・空の雲はちぎれ飛んだことに気づかず・・・消えた炎は消えた瞬間を炎自身さえ認識しない・・・時間の消し飛んだ世界で動きはすべて無意味となる・・・ッ!!」
「つまりどういう事?」
「んー・・・つまり・・・本読んでたとして、時間を飛ばすと本はその飛ばした時間分進むけど、読んだことを覚えてないって感じ。」
「ふーん・・・さ!!続けるわよ!!」
さて・・・本題だ・・・武器の実践だ!!レイン・ハードは現在十本・・・今度、確保権で量産するからいいとして・・・
「ふん!!」
投げるけど、霊夢には当たらない・・・後ろの木に刺さる・・・
「どりゃ!!」
「何処狙ってんの?そんなんじゃ当たらないわよ。」
「うっせ!」
良し良し・・・セット完了・・・無闇に投げてるわけじゃあない、霊夢を囲む様に、レイン・ハードを展開し、雷の檻に閉じ込める・・・!!
「
ビリっとね!!
「成程ね・・・わざと外して、閉じ込める作戦ね・・・」
「さあ!!そろそろ大詰めと行きますか!」
何を模倣するか・・・気絶させれば勝ちだから・・・そうだ!!うってつけのあるな!!
「ゴウセルの『
「私も本気で行くわよ!!」
霊夢の本気か・・・弱い妖怪を素手で屠る奴の本気受けたら、死ぬんじゃあないか・・・ハーリット無いから人差し指に一点集中・・・
「
霊夢は何も言わず俺の方に全速で突っ込んでくる、そして俺の発射とほぼ同時に腹に拳が飛んでくる・・・
い・・・痛ってぇ・・・穴空いてんじゃあねぇの!?
「・・・・・」
霊夢に
そして・・・完全に視界がブラックアウトした・・・てか・・・・・・外で寝んの・・・危なく・・・ね・・・・・・
次回へ続く
今日の能力
多数欠より
特権:模倣権(変象属)
2部において皇帝が回収して保持した、物事を模倣できる特権。皇帝は回収権によって回収した大量のナイフのうち、投げた一本のナイフの動きに模倣させて騎士を攻撃するなどしていた。また、ゲームの技などの模倣も可能で、甲斐の前に現れた時もゲームの技の模倣により甲斐の彼女を瞬殺した。
次回もお楽しみに!!