東方project 〜嫌われ者は幻想郷で報われる〜 作:タルト
前回のあらすじ
とぅるるるるるるる
~守矢神社~
「ちわーっす、呼ばれたので来ましたよ~」
「おお、来たか。」
「今日はどういったご用件で?」
「なに、用ってわけではない、話でもしようと思っただけだ。」
今日の能力を半冷半燃にして良かった、涼しい・・・
此処には電気が通ってないから、クーラーもない・・・
「そういえばいつ頃手合わせしてくれるんだ?」
・・・・忘れてなかったか・・・
「そ、そうですねーいつ頃にしましょうか・・・・・」
やりたくないやりたくないやりたくない・・・何が悲しくて神と戦わなくちゃいけないんだ・・・!!
「そ、そういえば諏訪子様はどうしたんですか?」
「ああ、諏訪子なら・・・」
「呼んだー?」
「ああ、どうもお久しぶりです、諏訪子様。」
「いや~あっついね~どうしてそんなに涼しそうなの?」
「ああ、能力のお陰です。ほら。」
そう言って氷を見せる。
「へぇー・・・あ!私も冷やして~」
そう言って膝の上に乗ってくる。てか軽っ!!
「ひゃ~つめた~い。」
「あやや!スクープ発見!!見出しは『守矢の神と英雄のイケナイ関係・・・』に決まり!!」
あのクソ烏・・・
「『穿天氷壁』」
「あやや!!何するんですか!?」
「こっちのセリフだボケ!お前には学習機能が付いてないのか!!」
「まあまあ落ち着きなよ。」
そんなこんなでなんやかんやあって、守矢神社を出てその辺をほっつき歩いていた。
すると・・・
「やっと見つけたわ!!さあ、私と勝負しなさい!!」
「え~と・・・汚いケンジ!!」
「比那名居天子よ!!」
「はいはいマジ天子マジ天子。」
「バカにしてんの!?」
「何でバレたの!?」
「てか誰よ!ケンジって。」
「俺の4つ上で近所に住んでるひと。凄い意地汚いよ。」
「知らないわよ!!もう怒ったわ。勝負よ!!」
って言いながら斬りかかってきた。
「あっぶない!!」
氷を展開して刃を止める。
「ドラァ!!」
平手打ちを背中に叩き込んだ。
「あぁん///」
・・・・ふぁっ!?こいつまさか・・・ドМか・・・?
「なあ・・・お前まさかとは思うけど・・・ドМじゃあ無いよな?」
「ハァ///ハァ///ち、違うわよ///」
「じゃあ何でちょっと嬉しそうなんだよ。」
「戦闘だから気持ちが高ぶってんのよ。」
「本当の事言ったらもう一発叩いてやる。」
「・・・」
「迷ってんじゃねぇよ。」
マジか・・・こいつ・・・めんどくせぇ
「さあ、続きをやるわよ。」
「フッフッフ・・・俺のとっておきの技を見せてやろう・・・」
「とっておき?」
「ああ、それも足を使う、呼吸が止まるまで続ける技だ・・・それは・・・・」
「それは・・・?」
「逃げるんだよォォォォーーーッ。」
「あぁー!!卑怯よ!!待ちなさい!!」
「模倣『空間分割』」
「あれ?消えた?」
ハァ・・・ハァ・・・めんどくせぇ・・・
・・・・そろそろ昼時か・・・何喰うかな・・・そう言えば鈴瑚屋の横の清蘭屋にでも行ってみるか・・・
次回に続く